職人BASE

個人の職人必見!仕事を探せるマッチングサービスの活用方法

インターネットが普及している現在、システムを活用してPRしている企業に仕事の依頼が集中している傾向にあります。個人の職人や一人親方としては、企業のようにブランド力やPR資金がないため、どのように仕事を獲得していくかが非常に重要です。この記事では、個人の職人や一人親方が仕事の探し方をはじめ、仕事探しにオススメなマッチングサービスの内容を詳しく解説します。

 

個人の職人や一人親方ができる仕事の探し方

 

まずは通常、個人の職人や一人親方がどのように仕事を探しているのかを解説します。主な仕事の探し方は以下の4点です。

  • 直接営業をする
  • 知人や過去の取引先から紹介してもらう
  • ハローワークに相談する
  • マッチングサービスを利用する

 

直接営業をする

元請業者に対して直接依頼がないかを問い合わせ案件を獲得する直接営業は、昔から行われている方法です。直接営業といっても現在では飛び込みで企業に訪問などはあまりなく、メールやSNSを活用した営業も増え、より効率的に連絡を行い、案件を獲得する方法が主流になりつつあります。

しかし、どの業者が人手を必要としているのか事前に把握するのは難しく、アプローチ数を増やさなければ成果に結びつきにくい点が課題です。また、案件ごとに条件を確認し調整する必要があるため、時間や労力がかかります。時間に余裕がある方や営業に自信がある方には適した方法でしょう。

 

知人や過去の取引先から紹介してもらう

多くの個人の職人や一人親方の案件獲得方法として挙げられるのが、知人や過去の取引先から紹介を受ける方法です。とくにスキルや人柄によって信頼性が高くなるほど、安定して仕事を受けられるでしょう。

この方法のメリットは、継続したリピートが期待できることと、紹介者がいることで元請業者の情報を事前に把握でき、安心して依頼に集中できる点です。これにより、はじめてやり取りをするよりも仕事の質も高くなるでしょう。

紹介による案件では余計な経費や時間をかけずに契約が進む場合が多いといえます。そのためには、普段から丁寧な仕事を心がけ、人間関係を良好に保つ努力が大切です。

 

ハローワークに相談する

ハローワークを利用する方法も、一人親方や職人が仕事をみつける際の選択肢の一つです。ハローワークは国が運営する職業安定所で、無料で求人情報を閲覧できます。中には一人親方向けの、経験者募集案件も掲載されています。

ただし、ハローワークを利用する場合条件があまりよくない案件も含まれているため、求人内容を慎重に確認することが大切です。また、他の探し方と比べると安定所に赴くなど時間をとられるため、あまり効率的ではなく、強くオススメする方法ではありません。

 

マッチングサービスを利用する

インターネット上では、仕事を依頼したい企業と、仕事を請け負いたい職人をマッチングさせるサービスが多数あります。そのマッチングサービスを利用する方法が、効率的に仕事をみつける方法として注目されています。

経歴やスキルを登録することで、自分の条件に合う依頼主の案件を簡単に探せることが特徴で、サイト内には労働内容や条件が詳しく記載されており、気になる案件に応募することでマッチングが進む仕組みです。また、一度登録すると経歴に合った仕事がメールなどの通知で届くため、忙しい職人にとっても仕事をしながら次の案件を探せることが非常に便利です。

*参考 一人親方の仕事探しに使えるマッチングサイトおすすめ5選を徹底比較

 

職人や一人親方にオススメ!マッチングサービスとは?

スマホの所有率が90%を超える現在、インターネットを使用してすきま時間で仕事を探せる「マッチングサービス」が人気となっています。まだ使用したことがない方は、仕事を探せるマッチングサービスがどのようなものなのか気になるでしょう。そこで、マッチングサービスの概要や一般的な利用方法、マッチングサービスの選び方を詳しく解説します。

 

マッチングサービスの概要

マッチングサービスとは、仕事を請け負いたい職人と仕事を依頼したい企業や個人をつなぐオンラインプラットフォームのことです。人手不足で人材が集まらない企業の新たな外注手段や、人脈の限界を補う手段として注目されています。

依頼主は案件に必要なスキルをもつ職人を、インターネット経由で簡単に探せることがメリットです。職人は、自分のプロフィールを登録するだけで条件に合う案件を効率よく紹介してもらえたり、企業側からオファーがきたりするので、仕事をしている間にも案件を獲得できることがメリットでしょう。登録も簡単なため、Webにあまり知識がない職人や一人親方でも利用しやすく、仕事探しに最適なツールといえます。

 

マッチングサービスの利用方法

マッチングサービスの利用方法は非常に簡単です。スマホの操作やWebサービスの使用が苦手な方でも、挫折することなく利用できるでしょう。

まず、サービスの公式サイトやアプリでアカウントを作成します。登録には名前や連絡先、職種、スキル、資格などの情報を入力します。この情報が依頼主にとって重要な判断材料となるため、正確かつ具体的に記載することがポイントです。

次に、公開されている案件を検索し、自分に適した仕事に応募します。応募後は、依頼主との条件交渉や面談が行われ、合意に至れば契約が成立します。このように利用方法はシンプルで効率的に仕事をみつけられるため、仕事探しに長々と時間を使えない方でも利用しやすいでしょう。

 

マッチングサービスの選び方

マッチングサービスを選ぶ際には、以下の2点を重視して選ぶことでストレスやトラブルなくマッチングサービスを利用できます。

  • 利用料金
    サービスには無料から月額料金がかかるものまで幅広く、料金によって利用できるサービス内容も変わります。自身が求めるサービスと予算を照らし合わせ、希望に合ったものを選ぶことが大切です。
  • 審査の有無
    マッチングサービスの中には企業や個人それぞれ本人確認などの審査があるものも存在します。そのようなサービスを選ぶことで、利用者同士の信頼性が高まり、安心して取引を進められるメリットがあります。

使用できるサービスと利用料金がどれくらいかかるか、仕事をする相手が信用できるのかどうかは、案件を受ける上で非常に大切です。目的や状況に応じて最適なサービスを選びましょう。

 

職人がマッチングサービスを利用するメリット・デメリット

職人がマッチングサービスを利用する場合メリットは大きいですが、少なからずデメリットもあります。マッチングサービスを利用するメリットとデメリットをそれぞれご紹介しますので、みていきましょう。

 

職人がマッチングサービスを利用するメリット

まずは職人や一人親方がマッチングサービスを利用するメリットをみていきましょう。主なメリットは以下の2点です。

  • 優良案件が多い
  • スマホで簡単に探せる

 

優良案件が多い

マッチングサービスでは幅広い種類の案件が集まるため、公にはでていない優良案件が多い点が大きなメリットです。従来の知人紹介や直接営業では得られない豊富な選択肢があり、自分に合った条件の仕事を効率的にみつけられます。また、登録業者や案件は一定の審査を経ている場合が多く、信頼性も高いことが特徴です。

 

スマホで簡単に探せる

マッチングサービスの大きなメリットは、スマホを使って簡単に仕事を探せる点だといえるでしょう。現場で働きながら忙しい日々を送る職人や一人親方にとって、すきま時間で案件を獲得できる手軽さは非常に魅力的です。

たとえば、通勤中や休憩時間などでもちょっとした数分間で、効率的に案件を確認できるサービスが整えられています。また、アプリでは通知設定もできるため、自分で探さずとも連絡が届くようにできる点も魅力でしょう。このように、スマホ一つで時間のない中でも簡単に仕事探しを進められる点は、大きなメリットといえます。

 

職人がマッチングサービスを利用するデメリット

次は反対に、マッチングサービスを利用するデメリットをみていきましょう。非常にメリットが大きく感じるマッチングサービスですが、いくつかのデメリットも存在します。主なデメリットは、以下の2点です。

  • 競合が多い
  • 評価が低いと受注しにくい

 

競合が多い

マッチングサービスは多くの職人が登録しており、同じ案件に同時に応募するため、紹介や直接営業と比べると競争が激しくなりやすい点がデメリットです。とくに条件がいい人気の案件では応募者が集中し、選ばれるのは経験や実績、資格がある職人に限られることが多いです。

そのため、一人親方としての経験が浅い場合、案件獲得に苦労する可能性があります。応募する際は自分のスキルをわかりやすくアピールし、評価を挙げる工夫が求められます。

 

評価が低いと受注しにくい

マッチングサービスには評価制度を取り入れているところも多いです。そのため、評価が低いと受注しにくくなることが、マッチングサービス利用のデメリットといえるでしょう。

評価制度とは、依頼主や受注者がともに仕事をした相手の評価やレビューをする制度です。仕事を失敗したくないため、双方ともに評価を基準に契約を判断することが多いといえます。

そのため、評価がない場合や低評価の場合、案件を受注するのが通常より難しくなるでしょう。とくに新規登録直後や初期の段階では、案件獲得に苦戦することもあります。まずは小規模な案件でも積極的に受け、信頼を積み重ねることが大切です。

 

個人の職人にオススメのマッチングサイト3選

ここまでマッチングサービスの特徴や利用するメリットとデメリットなどをみてきました。実際にマッチングサービスが気になる方にとって、数多くあるマッチングサービスを展開するサイトの中から、どれを利用すべきか悩むでしょう。そこで、オススメのマッチングサイトを3点ご紹介しますので、それぞれの特徴をみていきましょう。

 

助太刀

助太刀は、20万社以上の企業や職人が登録する大手マッチングサイトです。スマートフォンアプリも公開されており、アプリも含めて活用することで、外出していたり仕事をしていたりしても、簡単に仕事を探せます。

さらに、メッセージの一斉送信機能やPDFファイルの送受信機能があり、案件受注後も効率的なコミュニケーションが可能です。案件探しから情報のやり取りまで一括管理できる便利なサービスのため、多くの職人から重宝されています。

*参考 助太刀

 

ツクリンク

ツクリンクは、約7万社が登録する日本有数の職人マッチングサイトです。元請業者や職人へ直接メッセージを送る機能も備わっており、案件受注後も迅速な連絡ができることが特徴です。

施工実績や基本情報を掲載することもできるため、細かく記載することで、ホームページとしても活用できます。また、事業者に加入保険証明書の提出を求める仕組みがあるため安全性が高く、信頼できる取引を実現できる点も特徴です。インターネット操作が苦手な方にも使いやすい設計のため、多くの職人に支持されています。

*参考 ツクリンク

 

CraftBank

 

CraftBankは、全国で2万人以上の業者が登録し、1万件以上の案件が集まる大規模なマッチングサイトです。職人同士や企業間の交流を促進する「職人酒場」が開催されていることが特徴で、全国各地でネットワークを広げるシステムを展開しています。

また、経営セミナーや資料配布イベントを通じて、建設業に役立つ情報を得られる点も利用するメリットです。登録は無料で、導入事例やインタビュー記事も閲覧可能なため、案件探しだけでなく、知識や人脈の拡大にも活用できます。

*参考 CraftBank

 

職人がマッチングサイトを利用するなら「職人BASE」

 

個人の職人や一人親方が利用するべきマッチングサイトとしてとくにオススメなのが、「職人BASE」です。「職人BASE」は、展示会・イベント業界で活躍する職人を募集したい企業と、自身のスキルを活かして働きたい職人をつなぐことに特化したマッチングプラットフォームです。活躍している職人の業種としては、大工や施工管理、設計などの建築関係や、空間デザイナーやグラフィックデザイナーなどのデザイン関係、フォトグラファーなどカメラマンや音響オペレーターなどの技術関係など、さまざまな業種が募集されています。

展示会やイベントに関するさまざまな案件が公開されており、個人の職人や一人親方は、その案件の中から自身に合ったものに応募し、案件を獲得できます。また、直接スカウトできる機能が用意されているため、自身の経験やスキルをプロフィールに登録することで企業側からスカウトが届くことがあり、自身で動く時間がなくても案件を獲得できることが非常に便利です。

また、「職人BASE」では案件を終えた後にそのまま社員雇用のチャンスもあるため、企業に勤め中の職人にも利用するメリットが大きいでしょう。専任のエージェントによる転職のサポートもあるため、転職活動がはじめての方も安心して利用できます。

職人BASEを活用し、自分のスキルを活かせる最適な案件をみつけ、展示会・イベント業界で活躍しましょう。

*参考 職人BASE

 

まとめ|マッチングサービスで職人向けの仕事を獲得

 

この記事では、個人の職人や一人親方が仕事の探し方をはじめ、仕事探しにオススメなマッチングサービスの概要や、オススメのマッチングサイトをご紹介しました。直接営業や口コミのみでしか仕事を得られなかった頃とは違い、身近なスマホひとつで案件を獲得できる時代となりました。

マッチングサービスをうまく利用することで、仕事が途切れず長く業界で活躍できるでしょう。この記事を参考に、自身に合ったマッチングサービスをみつけ、まずは登録からはじめてみてはいかがでしょうか。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

職人BASEブログは、職人とイベント業界をつなぐ「職人BASE」が運営する、職人さんの案件獲得や企業様の人事採用に関するコンテンツをお届けするメディアです。

\ 記事をシェアする /