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施工管理の転職で失敗しない!求人探しや転職を成功させるポイントを解説

施工管理として働いている方の中には、「もっと条件の良い会社に転職したい」「今の経験を活かしてキャリアアップしたい」と考える人も多いでしょう。実際、施工管理は人手不足が続いており、経験者は特に需要が高まっています。

この記事では、転職を成功させるためのポイントや有利な資格、さらにオススメの転職サイトまで詳しく紹介します。

 

施工管理の転職はしやすい?市場動向や背景を解説

建設業界では、老朽化したインフラの改修工事や、街の再開発プロジェクトの拡大などに伴って、施工管理技士の求人数は2024年時点で、2016年と比べて約5倍にまで増加しています。とくに、経験者や資格保有者を求める企業が増えており、有効求人倍率は5倍台と転職市場では「売り手市場」です。

こうした背景を鑑みると、施工管理職への転職は条件が整えば比較的しやすいことがわかります。施工管理としてキャリアアップ転職を考えている人にとっては、よい転職のチャンスだといえるでしょう。

*参考 建設業界に迫る「2024年問題」「施工管理」求人、2016年比で5.04倍に増加

 

転職でのキャリアアップには経験のアピールがかかせない

転職でキャリアアップしたい場合、経験を全面的にアピールすることが欠かせません。では具体的にどのような点をアピールすればいいのか。以下の3点を詳しく解説します。

  • 施工現場での実務経験
  • 「職長」や「現場代理人」などのリーダー経験
  • 面接での経験の伝え方も工夫

 

施工現場での実務経験

施工管理の転職でキャリアアップを狙うなら、実務経験の「有無」が大きな評価ポイントとなります。たとえば、複数の現場で工程・安全・品質・原価を管理した経験は、面接時に「即戦力として動ける」と判断されます。

実際、現場での実務経験がスキルや判断力の裏付けとなるため、応募条件に「実務経験○年以上」が設けられているケースも多いです。そのため、自身の実務経験を全面にアピールすることで、入社時から手当や役職がつくケースも少なくありません。

 

「職長」や「現場代理人」などのリーダー経験

キャリアアップのキッカケとして、「職長」や「現場代理人」として現場をまとめたリーダー経験は大きな強みになります。たとえば、自分のチームを率いて作業員の指示出しや安全巡回、協力会社との調整を任された経験は、応募書類や面接で即戦力と見なされやすいでしょう。

実際、現場代理人は「工事全体を管理する責任者」とされ、安全・工程・品質などを統括する立場とされており、この役割を経験していると評価が高まります。そのため、現場で職長や現場代理人を経験した方は、それを具体的に話せるようにしておきましょう。

 

面接での経験の伝え方も工夫

面接ではこれまでの経験を「具体的にどう活かせるか」を伝えることが重要です。たとえば、「5億円規模のビル工事で40人の作業員を管理し無事故で完了しました」といった実績を挙げると、即戦力としての印象が強まります。

さらに、その経験を応募先の会社の「安全管理体制強化」「大規模案件への挑戦」と結びつけて話すと、貢献意欲が明確に伝わるでしょう。面接でどのように伝えれば評価をあげてもらえるか、しっかり考えておくことが大切です。

 

施工管理の転職に有利な資格

転職を成功させるひとつの方法として、資格を所有していることも大切です。ここで、施工管理のキャリアアップ転職に有利な資格を3点紹介します。

 

建築施工管理技士

「建築施工管理技士」は、建設現場の責任者として法的に配置が義務づけられている国家資格です。2級を取得すれば一般建設業の「主任技術者」として携わることができ、1級を取得すれば「監理技術者」として大規模工事の指揮を執る道が開けるでしょう。資格を保有することで転職先での評価が高まり、月収アップや役職付きのチャンスを得やすくなります。

*参考 建築施工管理技士

 

土木施工管理技士

「土木施工管理技士」は、土木工事の現場において施工計画の作成や工程・品質・安全・コストの管理を担う国家資格です。2級では主任技術者として中規模工事を担当でき、1級を取得すると監理技術者として大規模工事にも携われます。資格をもつことで、転職時の評価が高まるため、キャリアアップを狙うなら取得しておく、もしくは取得する意思を示すことがおすすめです。

*参考 土木施工管理技士(1級・2級)

 

電気工事施工管理技士

「電気工事施工管理技士」は、電気設備工事の施工計画作成、工程・品質・安全・原価管理などを担える国家資格です。1級を取得すれば、総額4,500万円以上の大規模工事で「監理技術者」として現場を統括でき、2級でも中小規模現場で「主任技術者」として活躍できます。平均年収も建設業平均を上回るため、取得しておいて損のない資格でしょう。

*参考 電気工事施工管理技士(1級・2級)

 

転職しやすくするための4つのポイント

ここで、転職をよりしやすくするための4つのポイントを紹介します。以下が4つのポイントです。

  • 転職のタイミングを見極める
  • 施工管理特化の転職エージェントを活用する
  • 働き方・労働条件を事前に確認する
  • 面接対策・書類準備を徹底する

 

転職のタイミングを見極める

転職のタイミングを見極めることは、希望条件を満たす企業に出会いやすくするためにも重要です。

たとえば「自分の経験を高く評価してくれる企業が求人を出している」や「技術者の引き抜きが始まった」など、自身の経験の蓄積や求人動向の変化が見えてきたら行動をスタートすると有利になります。こうした機会を逃さず活用すれば、応募時に競争が激化する前に有利な選択ができるでしょう。

 

施工管理特化の転職エージェントを活用する

施工管理の転職を成功させるなら、施工管理系に特化したエージェントを活用しましょう。特化しているエージェントでは、施工管理専任のアドバイザーが在籍しているサービスが多く、経歴やスキル、資格の内容によってより最適な求人を紹介してくれます。

また、登録している企業はエージェントに人材が集まるノウハウを学んでいるため、通常の求人と比べてもより条件がいい可能性も高いといえるでしょう。

 

働き方・労働条件を事前に確認する

転職時には、募集要項だけでなく「年間休日日数」「月の残業時間」「有給消化率」など具体的な労働条件を確認することが重要です。

たとえば、年間休日日数が105日以上ある企業や、残業が月40時間以下という企業は条件が整っているといえます。実際、こういった企業では「ホワイトな施工管理現場」として高く評価されています。

 

面接対策・書類準備を徹底する

面接対策と書類準備を徹底しておくことで、より早期の転職成功につながります。たとえば、施工管理技士の面接では「自己紹介」「職務経歴」「志望動機」などが頻出質問として挙げられており、各質問の意図を理解することが大切です。

履歴書・職務経歴書には、自身が担当した工事名称、工事規模、役割、実績を具体的な数字とともに記載すると、応募先企業への理解と即戦力性が伝わりやすくなるでしょう。

 

施工管理の転職を効率よく成功させるサイト3選

ここで、施工管理への転職を効率よく成功させるサイトを3選紹介します。施工管理に特化した求人サイトや、転職だけでなく個人案件を獲得できるサイトなどをピックアップしました。

 

【おすすめ】職人BASE

「職人BASE」は、現場経験をもつ施工管理者が「転職による収入アップ」や「副業案件」を狙えるマッチングサイトです。建築・イベント・内装など幅広い分野の施工案件を掲載しており、正社員転職だけでなく、業務委託や短期プロジェクトの紹介にも対応しています。

自分の得意分野や資格を登録しておけば、企業側からスカウトが届くこともあり、忙しい中でも効率よく案件を獲得できます。スマホから無料登録でき、希望条件に合った高単価の仕事を見つけたい中堅層にオススメです。

*参考 職人BASE

 

施工管理転職ナビ

「施工管理転職ナビ」は、建築・土木・設備・電気まで施工管理技士の求人に特化した専門サイトです。登録すると「スカウトメール」機能が使え、企業側から直接オファーを受けられる可能性があります。

求人掲載数は常時800件以上で、経験者や有資格者向けの好条件案件も多く揃っている点が魅力です。

*参考 施工管理転職ナビ

 

施工管理求人.com

「施工管理求人.com」は、建築・土木・電気など施工管理職に特化した転職サイトで、全国約1,400件以上の正社員求人を扱っています。求人の月給別公開情報では「月給35万円以上」が約990件と、年収アップを狙える案件も多く掲載されています。また、無料会員登録後に専任のキャリアアドバイザーが履歴書添削や面接対策を提供している点も魅力です。

*参考 施工管理求人.com

 

まとめ|資格・経験を活かして施工管理の転職を成功させよう

この記事では、転職を成功させるためのポイントや有利な資格、オススメの転職サイトまで詳しく紹介しました。施工管理は資格や経験により、大きなキャリアアップ、または個人案件獲得まで狙える職業です。今回紹介したポイントや転職サイトを参考に、より自身の希望に合った転職を実現しましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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