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【職人向け】イベント会社への転職で失敗しないために|オススメ転職エージェント7選

「現場で培ってきた技術があるのに、転職活動になると何をアピールすればいいか分からない。」イベント業界は未経験だからと、最初から諦めている職人・技術者は少なくありません。

しかし、イベント現場が求めているのは企画力だけではありません。設営・音響・照明・配線といった現場技術を持つ人材へのニーズは、年々高まっています。

この記事では、業界未経験の職人がイベント会社への転職で失敗しないために知っておくべきことを解説します。ぜひ参考にしてみてください。

 

イベント会社とはどんな仕事をしているのか

「イベント会社=企画の仕事」というイメージを持つ方は多いですが、実際の現場は多くの職種で支えられています。まずはイベント会社の仕事の全体像と、未経験者の転職を受け入れている背景から見ていきましょう。

 

仕事内容と職種

イベント会社とは、コンサートや展示会、企業の周年パーティー、行政主催の祭典など、あらゆるイベントの企画から運営までを請け負う会社です。「催し事を企画する人たちの会社」というイメージを持たれやすいですが、実際は多くの職種で構成されています。

主な職種を整理すると、企画・プロデュースはもちろん、制作進行(ディレクター)、営業、施工・設営、音響・照明・映像の技術スタッフ、当日運営スタッフといった分類になります。このうち施工・設営や技術スタッフは、現場経験のある職人が直接活かせるポジションです。

会社の規模によっても役割の幅は変わります。大手広告代理店のイベント部門では分業が進んでいますが、中規模のイベント制作会社では一人のスタッフが企画から施工管理まで幅広く担当するケースもあります。転職先を選ぶときは、どの職種で募集しているのかをきちんと確認しておく必要があります。

 

未経験の転職が受け入れられている背景

イベント業界では今、深刻な人手不足が続いています。コロナ禍でリアルイベントが一時的に縮小したことで人材が流出し、2023年以降の市場回復に伴って現場を担える技術者が慢性的に不足しています。

とくに設営・施工・音響・照明といった技術職は、資格よりも「現場で動ける体感」が求められます。新卒や事務系の未経験者では即戦力にならないため、他業種で現場経験を積んできた職人が重宝されやすい構造になっています。

異業種からの転職を受け入れている企業が増えているのは、単に人手が足りないからだけではありません。多様なバックグラウンドを持つスタッフが現場に入ることで、施工品質やトラブル対応力が上がるということから、意識的に採用している会社も出てきています。

*参考 イベント業界とは?市場規模や職種、課題と将来性について解説

 

イベント会社が求めるスキルとは?

転職を考える職人からよく聞くのが、「自分のスキルがイベント業界で通用するか分からない」という不安です。結論からいうと、現場で身につけてきた力は、イベント業界が求めるものと大きく重なっています。

 

イベント現場で本当に必要とされる力

イベントの現場で実際に求められるのは、主に以下の4つです。

  • 段取り力
  • 体力
  • トラブル対応力
  • コミュニケーション力

華やかな舞台の裏側では、搬入・組み立て・配線・撤収といった体を使う作業が大半を占めます。スケジュールは固定されており、開演時間に間に合わせるために逆算して動く力が問われます。

現場では予期せぬトラブルが頻繁に起きます。機材が届かない、図面と実態が違う、天候が変わる。そのたびに即座に判断して動ける人間が重宝されます。これは経験年数を積んだ職人が自然と身につけてきた力そのものです。

コミュニケーション力についても、「感じよく話せる」ことよりも「必要な情報を的確に伝えられる」「指示を正確に理解して動ける」という現場的なコミュニケーションが求められます。接客業のような愛想は必要ありません。

 

現場経験のある職人は即戦力になれる

建設・内装・電気・舞台など、現場仕事の経験がある職人は、イベントの施工・設営職において即戦力として扱われやすです。理由はシンプルで、安全意識・手順の理解・工具の扱い・他業者との連携といった基礎が、すでに染みついているからです。

未経験者をゼロから育てるには時間と手間がかかります。一方、現場経験者は教えなくても動ける部分が多く、会社にとってリスクが低い採用になります。イベント特有の機材や手順は入社後に覚えられますが、現場感覚はそう簡単には身につきません。

自分のスキルを「イベント業界では使えない」と思い込んでいる職人が多いですが、現場経験そのものが武器になります。転職活動では「何をやってきたか」よりも「現場でどう動いてきたか」を具体的に伝えることが、採用担当者の評価につながります。

 

イベント会社への転職が難しいといわれる理由

スキルがあっても転職がうまくいかないケースには、共通した原因があります。失敗パターンを知った上で対策を取ることが、選考通過への近道です。

 

よくある失敗パターン

イベント業界への転職活動でつまずく職人に共通しているのは、「自分の経験をうまく言語化できていない」という点です。現場でどれだけ優れた仕事をしてきても、職務経歴書に書けなければ選考を通過できません。

よくある失敗の一つは、「設営の仕事をしていました」という漠然とした記述です。どんな規模の現場を、何人のチームで、どんな工期で動かしてきたか。どんなトラブルがあり、どう対応したか。採用担当者が知りたいのはこの具体性です。

もう一つの失敗は、企画・プロデュース職を目指してしまうことです。業界への憧れから「イベントをつくる側に回りたい」と思う気持ちは自然ですが、企画職は業界経験や提案実績が問われます。まず技術・施工職で入社して実績をつくるほうが、キャリアとして現実的です。

 

転職活動を進める前に確認しておくべきこと

転職先を選ぶ前に確認しておきたいのは、その会社が「一次請け」か「二次請け」かという点です。一次請けの会社はクライアントから直接仕事を受けるため、スケジュールのコントロールがきき、比較的働き方が安定しています。二次請けは大手代理店やプロダクションからの発注を受ける形で、納期が短く、ハードワークになりやすい傾向があります。

残業や休日出勤の頻度も確認が必要です。イベントの多くは土日・祝日に開催されるため、現場スタッフは世間の休みに働くことが多くなります。これを事前に理解した上で入社するかどうか判断する必要があります。

また、求人票に「未経験歓迎」と書かれていても、実際は即戦力を求めているケースもあります。面接では「入社後すぐに何を担当するか」「研修期間はあるか」を具体的に確認しておくと、入社後のギャップを防げます。

 

イベント業界の年収・働き方

転職を検討するうえで、年収と働き方の実態は必ず確認しておきたい情報です。会社の規模や職種によって条件が大きく異なるため、自分の希望と照らし合わせて判断してください。

 

職種や会社規模による年収の違い

イベント業界の年収は、勤務先の規模や職種によって大きく異なります。広告代理店のイベント部門であれば平均年収は600万円前後とされていますが、これは電通・博報堂といった大手も含まれた数字です。中規模のイベント制作会社では、300〜400万円程度が現実的な目安になります。

技術・施工職の場合、入社直後は月給22〜28万円程度が多く、経験や実績に応じて昇給していく構造です。フリーランスとして案件単位で動く技術者は、スキルと人脈次第で収入が大きく変わります。会社員として安定を取るか、フリーランスで稼ぐかは、それぞれの働き方の優先順位によって変わります。

転職エージェントを使う場合、応募前に給与レンジを確認できる場合があります。非公開求人では条件交渉の余地があるケースもあるため、希望年収をあらかじめ整理しておくと交渉しやすくなります。

*参考 イベントスタッフの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

*参考 イベントプランナーの気になる?年収・給料・収入【スタディサプリ 進路】

 

働き方の特徴と向いている人

イベント業界は、「オンとオフの波が大きい」のが特徴です。イベント直前の数日間は長時間労働になる一方、閑散期には比較的余裕が生まれます。毎日一定のペースで働きたい人よりも、繁忙期に集中して動いてリセットするリズムが合う人に向いています。

また、毎回異なる案件・会場・チームで動くため、変化を楽しめる人が定着しやすいです。同じ作業の繰り返しが苦手で、新しい環境に適応するのが得意な職人には、むしろ働きやすい業界といえます。

一方、家族との時間や週末の予定を優先したい人にとっては、働き方のミスマッチが生じやすいです。転職前に自分のライフスタイルと照らし合わせて判断することが、長く続けるための前提になります。

 

【厳選】イベント会社への転職で使える転職サービス・エージェント7選

転職エージェントと案件獲得サービスでは、サポートの性質が大きく異なります。エージェントは書類添削・面接対策・条件交渉まで一貫して伴走してくれる一方、案件獲得サービスはスキルを軸に企業と直接つながれるのが強みです。それぞれの特徴を理解したうえで、自分の転職フェーズに合ったサービスを選びましょう。

 

職人BASE

職人BASEには、電気工事・音響・設営といった現場の専門技術を正当に評価するイベント企業が多数登録しています。保有資格や実務経験をそのまま強みとして活かせる求人に出会えるのが最大の特徴で、異業種からの転職でもスキルを軸にマッチングが進む仕組みになっています。

登録は無料で、掲載案件への応募だけでなく、登録情報を見た企業からスカウトが届くケースもあります。これまで現場で積み上げてきた技術を、イベント業界で正当に評価してくれる企業を探している方に向いているサービスです。

*参考 現場を知るプロが、即戦力をご紹介!イベント業界特化の人材採用支援サービス| 職人BASE

 

マスメディアン

宣伝会議グループが運営する、広告・マーケティング・クリエイティブ職種に特化した転職エージェントです。累計6万人以上の転職を支援してきた実績があります。

メインのターゲットはマーケターやクリエイター向けですが、大手広告代理店のイベント部門やイベント制作会社の案件も保有しており、企画・ディレクション寄りのポジションを探している方にも選択肢が広がります。担当者が業界の採用サイクルや企業の内情に精通しているため、「どのタイミングで応募するか」という踏み込んだアドバイスを受けられるのも強みです。

*参考 マスメディアン

 

HIGH-FIVE

エンタメ・ゲーム・Web業界に特化した転職エージェントで、アドバイザー自身が業界出身者のため、「照明・音響のスキルをどの企業でどう活かせるか」という現場目線の相談ができます。イベント・エンタメ領域のプロデューサー職やディレクター職など、非公開求人を多数保有しているのが特徴です。

一般的なエージェントにありがちな、希望とかけ離れた職種を紹介されるミスマッチが起きにくく、コンサート・ライブ・フェスなどの現場で技術を積んできた職人が次のキャリアを相談する相手として選びやすいサービスです。

*参考 HIGH-FIVE(ハイファイブ)

 

リクルートエージェント

国内最大規模の求人数を持つ総合型エージェントです。求人数は100万件以上保有しており、PR・イベント関連の求人も常時1,000件以上あります。書類添削や面接対策、内定後の条件交渉まで一貫してサポートしてもらえるため、はじめての転職でも活用しやすい環境が整っています。

平日夜や土日にもオンライン面談に対応しているので、現場仕事で平日に時間を取りにくい方にも使いやすいサービスです。サポート期間は原則3か月のため、ある程度転職の意欲が固まってから登録するのが向いています。

*参考 転職ならリクルートエージェント

 

doda

転職サイトとエージェントの両方の機能を持つサービスで、非公開求人を含めると26万件以上の求人を保有しています。自分で求人を検索して応募する使い方と、キャリアアドバイザーから非公開求人の提案を受ける使い方を、状況に応じて使い分けられるのが特徴です。

業種・職種ごとに専任のアドバイザーが担当するため、転職相談から書類添削・面接対策まで一貫してサポートを受けられます。企業からスカウトが届く機能もあり、登録情報をもとに面接確約のオファーが届くケースもあります。首都圏以外の地方求人にも対応しており、イベント関連の求人も幅広くカバーしています。

*参考 doda

 

マイナビ転職AGENT

人材大手のマイナビが運営する総合型転職エージェントです。登録者の多くが若手層を占めており、はじめての転職に対するサポートの手厚さに定評があります。IT・メーカー・広告・金融など業種ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、業界の最新動向や企業の内情を踏まえた具体的なアドバイスを受けられます。

書類添削や模擬面接、内定後の条件交渉まで一貫してサポートしてもらえるため、転職活動の進め方が分からない段階から相談しやすいサービスです。マイナビが独自に持つコネクションを活かした独占求人も保有しており、他のサービスでは見つかりにくい求人に出会えることもあります。

*参考 マイナビAgent

 

パソナキャリア

株式会社パソナが運営する転職エージェントです。ハイキャリア転職に強みを持ち、大手上場企業から外資系・スタートアップまで幅広い求人を保有しています。他の転職エージェントでは取り扱っていない独占求人も保有しており、求人の質とマッチング精度の高さを評価する利用者の声が多く見られます。

書類添削や模擬面接は専任の担当者が対応するため、選考準備を手厚く進められます。また、キャリアを積んできた方向けの社内認定コンサルタント制度を設けており、年収交渉や条件面の調整を任せたい方に向いているエージェントです。

*参考 パソナキャリア

 

まとめ|業界未経験でもイベント会社への転職で失敗しないために

イベント会社への転職は、業界未経験の職人にとっても十分に可能性のある選択肢です。設営・音響・照明などの技術職は現場経験者が即戦力になれるポジションで、「現場でどう動いてきたか」を具体的に言語化することが選考通過の鍵になります。

転職先を選ぶ際は一次請けか二次請けか、残業・休日出勤の実態、研修の有無を事前に確認しておくと入社後のミスマッチを防げます。正社員転職にこだわらず、案件獲得サービスを活用してイベント業界との接点をつくるところから始めるのも、現実的な選択肢のひとつです。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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