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一人親方の仕事のもらい方|案件を増やすために重要な事とは?

一人親方として成功するためには、仕事の獲得が不可欠です。今回の記事では、ネット集客で仕事をもらう方法から、継続的に仕事を依頼される一人親方になる具体的な戦略まで、わかりやすく解説します。

ほかにも、一人親方が仕事を獲得して活躍するためのインボイス制度の知識にも触れていきます。

  • 「独立したけれど仕事のもらい方がわからない」
  • 「継続的に仕事をもらう方法を教えてほしい」

上記のように考えている一人親方にとって、必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。

 

一人親方の仕事の内容とは?

 

一人親方は、主に建設業界で働く個人事業主を指します。自らの知識と技術を活かして、さまざまな建設プロジェクトに携わるため、一人親方の仕事内容は多岐に渡ります。

建設現場での専門技術の提供は、一人親方の代表的な仕事と言っても過言ではありません。仕事の内容も多岐にわたり、塗装、電気工事などの専門分野における技術が求められます。

また、設計や見積もりの作成、施工管理なども一人親方の重要な仕事です。一つの建設プロジェクトに対して多くの仕事を行っていき、プロジェクトの成功に大きく貢献していけば、今後も仕事を継続的にもらえたり、仕事を応募する際の実績で評価されたりします。

ほかにも、新しい技術や材料の導入や自らの営業活動も行わなければなりません。建設業界は日々進化しており、新しい建材や工法の導入は必須です。一人親方は最新の情報を常にキャッチアップして実践に活かすことで、より効率的で質の高い仕事を提供できます。

営業面では、インターネットを使った集客や、既存の顧客との関係維持を良好にしたり、新規顧客の開拓をしたりすることが大切です。専門技術の提供から、新技術の研究、営業活動に至るまで、一人親方の仕事は建設プロジェクトの成功を支える基盤となっています。

 

一人親方のメリット・デメリット

 

一人親方には多くのメリットがありますが、決してよいことばかりではありません。ここでは、一人親方として働くことのメリットとデメリットをご紹介します。

 

メリット

まずは、一人親方のメリットをみていきましょう。一人親方のメリットとしては、下記の4つが挙げられます。

  • 自由に働ける

   自分の裁量により仕事を選び、スケジュールを調整できる

  • 仕事の単価が高い

   会社員よりも高い単価で仕事を請け負える

  • 固定費を削減できる

   従業員を雇わないため、人件費などの固定費を削減できる

  • 税金の負担を減らせる

   事業に関わる支出を経費で落として、負担を軽減できる

 

デメリット

一人親方にはメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットも理解した上で、一人親方として活動していくことが大切です。デメリットとしては、下記の3つが挙げられます。

  • 収入の不安定さ

   収入は建設プロジェクトに依存するため、安定性に欠ける

  • 確定申告の必要性

   自身で行う必要があり、税務の知識と管理が求められる

  • 融資やローンの審査が難しい

   収入が不安定なため、審査が通りにくい

一人親方として働くことは、自由度が高く、経済的なメリットも多いです。その一方で、収入の不安定さや確定申告の負担など、考慮すべき点も多くあります。メリットとデメリットを正しく理解することが、仕事が途切れない一人親方になる秘訣です。

 

一人親方が高単価な仕事をもらう方法

 

一人親方が高単価の仕事を獲得するためには、まず自分の専門性を高め、高めた専門性を明確にアピールすることが重要です。高単価な仕事を依頼してくる顧客は、質の高いサービスや独特のスキルを保持している一人親方を評価します。

例えば、特定の建築技術やデザインスキルを磨くことで、通常の業務よりも高度な仕事を引き受けることができるでしょう。自身の仕事の質を高め、信頼できるサービスを提供することで、品質と信頼性を重視する顧客層にアプローチできます。

また、一人親方同士で協力関係を築き、仕事の情報を共有することも大切です。同業者間で情報を共有することで、大規模な建設プロジェクトに参加できる機会が生まれます。

専門性の向上やターゲット市場の選定、同業者同士での交流が、一人親方が高単価の仕事をもらうための鍵となります。

 

一人親方が仕事を増やすためにはネット集客も活用しよう

 

一人親方が仕事をもらうには、以下のようなネットを活用することも重要です。

  • ホームページを作成して集客する方法
  • SNSを使用して集客する方法

それぞれの方法について、詳しく解説します。

 

ホームページを作成して集客する方法

自身のホームページの作成は、一人親方が仕事をもらうために有効な集客方法です。ホームページには、以下の内容を記載しましょう。

  • プロフィール

   名前や顔写真、経歴や資格、得意な分野や特徴などを紹介する

  • サービス内容

   提供するサービスの内容や料金体系、対応エリアや期間を明記する

  • 実績

   過去に行った仕事の写真や動画、工程や工夫などの施工例を掲載する

  • 顧客の声

   自分の仕事に対する顧客の感想や評価、口コミや紹介などを掲載する

  • お問い合わせフォーム

   顧客が仕事の依頼や相談をするためのフォームを設置する

ホームページの作成には、ノーコードのホームページ作成サービスを使用したり、自らプログラミングなどを学んで作成したりするなど、さまざまな方法があります。

しかし、ノーコードのホームページ作成サービスはデザインや機能に制限がある場合が多く、自分で作成する方法はHTMLやCSSなどの知識や技術が必要となり、ホームページの作成に手間と労力がかかります。

費用が高くなることがありますが、ホームページは制作会社に依頼することがオススメです。デザインや機能に自由度があり、自分の希望やニーズに合わせたオリジナルのホームページを作ることができます。

 

SNSを使用して集客する方法

SNSを活用する方法も、一人親方の集客方法として有効です。

SNSでは、ハッシュタグ(#)をつけて投稿することで、自分がどのようなジャンルの仕事に対応できるのか、対応可能な地域はどこなのか、といった内容を表せます。ハッシュタグをつけることで、自分の投稿が検索されやすくなり、興味のある顧客や仕事を探している顧客に見つけてもらえる可能性が高まります。

また、SNSではフォロワーや顧客とのやり取りを行うことも大切です。お客様やフォロワーとのやりとりをすることで、自分の仕事に対するフィードバックや質問、要望などを受けられます。ほかにも、顧客やフォロワーに自分の人柄や信頼性を伝えられます。やりとりをする際には、丁寧で迅速な対応を心がけましょう。

 

一人親方は職人BASEを活用することもオススメ

 

インターネットを使って集客する方法についてご紹介をしてきましたが、隙間時間で簡単に取引先を見つけたいという方には、職人BASEを活用することもおすすめです。

 

職人とイベント業界をつなぐマッチングアプリ「職人BASE」とは

職人BASEは、取引先を探している職人と職人を探しているイベント業界の企業をマッチングするビジネスマッチングアプリです。

隙間時間にスマートフォン一台で取引先を探せるため、一人親方の間でも登録する人が増えてきています。職人側の利用は完全無料で、案件が追加された際にLINEで通知が来ます。

今まで見つけられなかった好条件な仕事を受注できたり、今まで受注してきた仕事よりも高単価な仕事を受注できる可能性もありますので、ぜひ一度登録してみてください。

*参考 職人BASE –

 

職人BASEの登録から仕事の受注をするまでの手順

職人BASEは登録から仕事を受注するまで、以下の5つの手順を行います。

 

かんたん30秒で登録

氏名・電話番号・職種・活動エリア・自己紹介文などの登録に必要な情報を入力

 

マイページにログイン

登録が完了するとマイページにログインできます。自分のプロフィールを編集したり、仕事の依頼を確認したり、メッセージのやりとりをしたりできます。

 

案件に応募

取引先や案件を検索して、あなたの希望の条件に沿った案件を見つけることができます。案件が見つかったら早速応募してみましょう。

 

スカウトの受け取り

職人BASEでは、登録しているだけでスカウトを受け取ることもできます。プロフィールを充実させることでスカウトが来る確率が高くなるので、事前にプロフィールを埋めておくようにしましょう。

 

マッチング

応募やスカウトから取引先とマッチングしたら、実際に案件の詳細についてのやり取りをメッセージ上で行うことができます。

以上が、職人BASEに登録して仕事を受注するまでの手順です。

職人BASEは、スマートフォンだけで利用でき、アプリのダウンロードが不要です。LINE上でサービスが完結するため、管理が楽という利点もあります。

信頼できる案件や発注者との出会いが可能で、豊富な検索項目から気になる取引先を探して直接顧客と話せますので、ぜひ活用してみてください。

 

仕事が途切れない一人親方になるために必要なこと

 

仕事が途切れない一人親方になるためには、以下の行動を実践していくことが大切です。

  • 既存と新規の人脈を大切にする
  • 経験を積んで仕事の質を高める

詳しい実践方法について、解説します。

 

既存と新規の人脈を大切にする

仕事が途切れない一人親方になるためには、既存や新規で得た顧客や一人親方同士の人脈を大切にしましょう。

既存の人脈では、仕事終わりに電話やメールで挨拶や感謝の言葉を伝えると効果的です。相手に好印象を与えられ、再び仕事を依頼されるようになるかもしれません。

仕事の内容や品質についてフィードバックを求めたり、改善点や要望がないか確認したりすれば、相手から信頼されやすくなります。契約が満了になってしまった後でも、定期的に電話やメールで連絡を取ることで、相手との関係を維持できます。

新規の人脈の獲得には、マッチングサイトを活用する方法が効果的です。顧客と職人を繋げることを目的として作られたマッチングサイトは、多くの依頼主が仕事を登録しているため、自分の希望や条件に合った仕事を見つけることが可能です。マッチングサイトを利用する際には、自分のプロフィールや実績、評価などを充実させましょう。

 

経験を積んで仕事の質を高める

仕事の質を高めたり経験を積んだりすると、顧客から信頼されて高単価な仕事を依頼されることがあります。

正確かつ素早く仕事を進めることができれば、多くの案件に取り組むことができ、顧客から高く評価され、仕事が増えていきます。一人親方として経験を積むために、さまざまな仕事に挑戦しましょう。

配属された建設プロジェクトでは、他の一人親方や業界の先輩の技術や勤務態度から、自分の仕事の改善点やコツを学べます。例えば、同じ現場で働く一人親方と意見交換をしたり、建設業界のセミナーやイベントに参加して先輩の話を聞いたりして、仕事の質を向上していきましょう。

 

一人親方が仕事の幅を広げるために大切なこと

 

一人親方として生計を立てていくには、仕事の幅を広げることも意識しなければなりません。自分が苦手な分野や未経験の分野にもチャレンジしてみたり、日当が高い仕事を選んだりすることで、対応できる仕事の幅が広がり、仕事が途切れにくくなります。

例えば、木造住宅の建築が得意な一人親方は、鉄筋コンクリートの建築にも挑戦してみると、新たな技術やノウハウを身に付けられます。また、希少性があり需要が多い職業ほど単価は高いです。一つの職種だけでなく、さまざまな分野の仕事ができればマルチに対応できるので依頼も増えていきます。

 

一人親方の仕事とインボイス制度との関連性

 

インボイス制度の導入により、事業者間の取引で交わされる請求書の書式は変わりました。2023年10月以降から、新しい書式に則った適格請求書が発行された取引にのみ、課税対象事業者が消費税の仕入税額控除が受けられます。

一人親方がインボイス制度に対応していないと、顧客から仕事量を減らされたり単価を安くされたりするかもしれません。適格請求書の発行が可能な課税事業者との取引を優先されてしまい、新規の契約が取りにくくなる危険性もあります。なぜなら、一人親方と顧客との取引で発生した消費税の仕入税額控除を受けられなくなり、顧客の税額負担が増えてしまうからです。

消費税の免税事業者は適格請求書を発行することができません。消費税の免税事業者である一人親方は、税務署への登録申請を完了させて、適格請求書の発行が可能な課税対象事業者になりましょう。

また、適格請求書は一定期間、発行した一人親方側だけでなく受領した顧客側も、保存し続けなければなりません。会計ソフトを導入することにより、適格請求書の作成や保存が容易になるため、集客や業務に集中して取り組めます。

*参考 インボイス制度で一人親方や大工はどうなる?対策・検討すべきことをわかりやすく解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee

 

まとめ|一人親方はネットの活用と顧客との信頼構築が大切

 

今回の記事では、一人親方が仕事を獲得するためのネットの活用方法や顧客との信頼を築いていく方法、インボイス制度に対応することの重要性について触れていきました。

WebサイトやSNSを活用すれば、少ない労力で高単価な仕事をもらえることも可能です。業界内での人脈を大切にして、情報交換を行ったり、協力関係を築いていったりすることにより、新しい仕事の機会を見出すこともできます。

仕事を探すためにオススメのマッチングサイト「職人BASE」に関する情報も紹介しました。職人BASEは、イベント業界で自分自身のスキルと経験を活かし、新たな案件を探すのに最適なマッチングサイトです。ぜひ活用してみましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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