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カメラマンの年収は高い?低い?稼げる人の特徴や年収を上げる方法

カメラマンは、写真や動画を通じて人に感動を与える魅力的な職業です。そんな魅力ある職業に憧れ、仕事にしようと考える方も多いといわれています。

しかし、職業としてカメラマンを目指す場合、やはり気になるのは年収です。この記事では、カメラマンの仕事内容から種類、そして平均年収の実情について、詳しく解説します。

高い収入を得ているカメラマンの特徴や年収を上げる方法まで、具体的に説明していますので、最後まで読んでカメラマンとしての一歩を踏み出すヒントにしてください。

 

カメラマンの仕事は?

 

カメラマンは、写真や動画を通じて人々に感動や共感を与え、その価値に対して収入を得る専門職です。その作業領域は広く、企業のプロモーションや各メディア、テレビ番組、出版物のほか、私的なイベントの撮影など多岐にわたります。カメラマンはそれぞれの分野で独自の技術や知識を活かし、各業界のニーズに合わせた撮影を行います。

もちろん、単にいい機材で写真や動画を撮ることが仕事ではなく、被写体の魅力を引き出し、みた人がストーリーを思い浮かべるような撮影をする創造的な仕事です。技術的なスキルはもちろんのこと、想像力や表現力も同時に要求される、芸術性と技術性を兼ね備えた魅力ある職業といえます。

*参考 カメラマンの仕事

 

カメラマンとフォトグラファーの違い

 

日本では、プロの写真撮影を行う人を「カメラマン」とも「フォトグラファー」とも呼びますが、このふたつの用語には厳密な区別はありません。国際的に、「カメラマン」は動画撮影を専門とする撮影技師を指すことが多く、「フォトグラファー」は静止画の専門家を意味します。

一方、日本における「カメラマン」はテレビや映画の撮影を含むカメラ関連の仕事を担当し、「フォトグラファー」は多くの場合、写真撮影に特化した職業と認識されます。また、商業撮影では「カメラマン」、芸術撮影では「フォトグラファー」と呼ばれる傾向にあるようです。

*参考 カメラマンとフォトグラファーの違い

 

カメラマンの種類

 

カメラマンは、撮影する被写体によって職業の種類が変わります。ここでは、カメラマンの主な職種を5つピックアップし、詳しく解説します。

 

テレビカメラマン

テレビカメラマンは、主にスタジオ番組や生中継で映像の撮影を行います。スタジオ作業では複数のカメラを使い分け、ディレクターの指示に基づき番組の全体を撮影します。

また、現場取材では、ニュースや特集のために現場の状況を正確にとらえる役割があり、一瞬の映像を逃さないために、高い集中力が必要とされます。テレビカメラマンは、高度な技術力と迅速な判断力、柔軟な対応能力が求められる職種です。

 

スポーツカメラマン

スポーツカメラマンは、試合やスポーツイベントを撮影します。その瞬間の感動や選手の表情をとらえ、視聴者を楽しませる重要な役割を担う職種です。

この分野では、動きの速いシーンを逃さず撮影するための高い技術と、スポーツのルールや動きの理解が必要です。また、最適な位置取りやシャッターチャンスを見極める能力も重要視されています。

 

報道カメラマン

報道カメラマンは、社会的・政治的な出来事や事件現場を撮影し、ニュースとして伝える役割を持ちます。時には厳しい条件下や危険な状況の中でも、迅速にかつ正確に情報を映像として残すことが求められ、責任ある職種といえます。

 

広告カメラマン

広告カメラマンは、商品やブランドのイメージを高めるための写真撮影を行う職種です。たとえば、飲食店の広告として使用する素材を撮る場合、どの角度から撮ればよりおいしそうにみえるかなどを計算し、撮影をします。

また、ファッションの場合は洋服だけでなく、モデルも合わせて魅力的に撮る能力が求められます。クリエイティブな視点でビジュアルを撮影し、広告戦略に沿った結果を出すことが期待されるのが、広告カメラマンです。

 

ブライダルカメラマン

ブライダルカメラマンは、主に結婚式の記念撮影を担当します。新郎新婦の幸せな瞬間をとらえるために失敗は許されない、責任ある仕事です。

要望に沿った撮影をするため、ブライダルカメラマンは顧客との打ち合わせを入念に行い、本番の撮影に臨みます。結婚式の瞬間の美しさを表現し、人生最高の瞬間をとらえるための技術とセンスが求められる職業です。

*参考 カメラマンの仕事[撮影パートナー

 

カメラマンの平均年収は高いの?

 

高いスキルと知識、想像力が必要な職業として多くの人が憧れるカメラマンですが、その収入事情は、誰もが気になるところです。ここでは、カメラマンの収入事情や将来性について、詳しくご説明します。

 

カメラマンの平均年収は少し低い傾向

カメラマンの平均年収は、全体と比べると少々低い傾向にあります。正社員カメラマンの平均年収は約300万円程度とされています。これは、日本の平均年収と比べても100万円以上低い結果となっていますが、年齢層による影響も大きく関わっています。

たとえば、20代の若手カメラマンの場合、年収が200万円台と低い傾向にありますが、40代以降となると、年収500万円以上の方も少なくありません。カメラマンは、経験を積むと多くの方がフリーランスになるため、40代以降の正社員の年収データが少ないことが影響しているとみられます。

そのため、一概に平均年収だけをみて、カメラマンの収入が低いと決めつけるのは早計です。カメラマンは、フリーランスになることで、正社員よりも収入を得るチャンスがある職業とも考えられます。

 

フリーランスとして活躍したら1,000万円の収入も可能

フリーランスカメラマンの平均年収は、約430万円前後とされていますが、活動の仕方や取引の範囲によって大きく変動します。実際には個人の営業力や作品の質、クライアントとの関係性や人脈にも大きく左右され、中には年収1,000万円を超える高収入を得る方も存在します。

その背景には、高品質な作品の提供はもちろんのこと、広範囲の人脈とリピーターの構築が挙げられます。フリーランスで高収入を得るには、カメラマンとしての技術と、自分を売り込むビジネススキルの両方が必要です。

*参考 フォトグラファー・カメラマンの平均年収はいくら?年収1,000万円も夢じゃない!

 

カメラマンとして稼ぐ人の特徴

 

カメラマンは、誰もが稼げる職業というわけではありませんが、高収入を得ているカメラマンには、いくつか特徴があります。ここでは、その特徴4点を解説しますので、稼げるカメラマンを目指す方は、参考にしてみてください。

 

人脈がある

カメラマンとして成功するためには、広い人脈を築くことが重要です。多くの場合、仕事の獲得は直接的な撮影技術だけでなく、仕事につながる人物と知り合い、自分のスキルを売り込んでくれる関係を築けているかに関わります。

豊富な人脈を持つカメラマンは、さまざまなプロジェクトで名前が上がりやすくなります。また、撮影に必要なモデルやスタイリスト、ロケーションの手配がスムーズに行える人脈を持つことも、依頼が集まるカメラマンにとって大切です。

仕事の獲得には広い人脈だけでなく、多様な撮影依頼に対応できるスキルが求められます。しかし、カメラマンにとって人脈は、キャリアと収入の向上に直結する重要な要素なのです。

 

コミュニケーション能力がある

コミュニケーション能力が高いことも、カメラマンとして成功するために重要な要素です。クライアントと密にコミュニケーションをとることで、ニーズを正確に理解でき、クライアントが満足できる成果を達成できます。

優れたコミュニケーションスキルを持つカメラマンは、クライアントの信頼を得やすく、人脈を広げる能力に長けています。そのため、リピート依頼や、口コミによる新規顧客の獲得にも強く、この点からも、コミュニケーション能力は成功するカメラマンにとって重要な資質といえます。

 

カメラ以外のスキルも豊富

カメラマンとしての成功には、撮影技術以外のスキルも影響します。たとえば、画像編集やグラフィックデザインのスキルレベルが高いと、撮影と一緒にバナーやチラシのデザインなど、仕事の幅を大きく広げられます。

さらに、デジタルマーケティングやソーシャルメディアの知識が豊富な場合、自身の作品の宣伝や、クライアントの広告依頼の獲得にもつながります。このように、他者より優れたスキルを持ち合わせることで、カメラマン市場での差別化や収入増加が期待できます。

 

ターゲットを選定している

成功するカメラマンは、ターゲット市場を明確にしている方が多い点も特徴的です。さまざまなジャンルに手を出すのではなく、特定のジャンルに絞り、専門性の高さをアピールすることで、ニーズに合った仕事を獲得しやすくなります。

また、市場をしっかり選定することで、限られたジャンルの専門知識や技術、マーケティング戦略を深く学べるため、より効率的に専門性の高い人材を目指せる点もメリットのひとつです。ターゲットを絞ることは、カメラマンとしてのキャリアと収入を安定して向上させるための重要な戦略といえます。

 

カメラマンのスキルはイベント業界で活躍できる

 

あらゆるジャンルで活躍しているカメラマンですが、コロナ禍から徐々に賑わいを取り戻している展示会やイベント業界で、とくに需要が高まっています。ここでは、展示会やイベント業界における仕事内容や、案件を獲得するための具体的な方法をご紹介します。

 

展示会やイベント業界での仕事内容

カメラマンが展示会やイベントで行う仕事は、多岐にわたります。イベントの盛り上がりや重要なシーンを視聴者に届け、出展している企業や製品をよりよく伝える役割を担います。イベントでは、とくにカメラマンのスキルが求められる重要なシーンが多く、とても責任のある仕事といえます。

 

仕事を獲得したいなら「職人BASE」を利用しよう

展示会やイベント業界でカメラマンとしてのスキルを活かす方法として、無料で登録できる「職人BASE」をご紹介します。「職人BASE」は、無料で登録が可能で、イベント業界の企業と職人をつなぐプラットフォームです。

「職人BASE」では、職人が発注企業と直接話し合い、仕事を受注できます。多くのカメラマンが「職人BASE」を利用し、イベント業界で活躍しています。カメラマンとして成功するためにも、「職人BASE」の活用が、案件獲得に有効です。

*参考 職人BASE

 

まとめ|カメラマンのスキルを磨き年収を上げよう

 

カメラマンは、みる人の感情をゆさぶるような撮影技術と創造性を求められ、それらを身につけることで収入も高くなります。高収入を望むなら、カメラマンとしての経験やスキルを磨き、多くの人から求められる人材を目指すとよいでしょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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