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大工への転職は未経験でも可能?年齢制限は?大工のなり方も詳しく解説

大工という職業は、昔から人々の生活を支える重要な役割を担ってきました。そのような歴史ある職業に憧れ、

「未経験でも大工になれるのか?」
「大工になるためにはどうしたらいいのか?」
と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、未経験でも大工になれるのか、大工になるためにはどうしたらいいのかという内容を中心に解説します。

また、大工の平均年収や将来性、転職で有利になる資格など、未経験で大工を目指している人たちにとっての後押しとなる内容も詳しく解説します。

 

大工の転職は未経験でもできる?

 

実際に大工の転職は未経験でもできるのでしょうか。年齢制限や女性でもなれるのかどうかも含めて詳しく解説します。

 

大工に転職は未経験でも可能

結論から言うと、未経験から大工への転職は十分可能です。建築業界では職人の高齢化が進んでおり、未経験者でも丁寧に育てるカリキュラムを用意し、歓迎する企業も多くなりました。

また、少人数の工務店や一人親方の場合も、のちの後継者を残すために未経験からでも雇う風潮がみられます。未経験から大工への転職を考える際に重要なのは、収入面と体力面の2つです。

大工へ転職し、見習い期間中は収入が現職よりも下がる可能性が大きいため、それをカバーできる貯蓄や生活習慣の見直しなどが必要となります。

また、基本の仕事内容は肉体労働のため、体力的な負担も考慮する必要があります。

しかし、これらの点をクリアできれば大工として転職することは十分可能です。大工の需要は今後も高まると予想されており、未経験からでも挑戦する価値は大いにあると言えます。

 

大工の転職に年齢制限はある?

大工への転職に、年齢制限は基本的にありません。建設業界では現在、職人の高齢化と人手不足が進行しており、30代や40代からでも転職を歓迎する傾向にあります。実務経験がなくても、技術向上のための努力や学ぶ意欲がある方ならば、年齢を問わずチャレンジできます。

ただし、大工の仕事は体力を要するため、体力面の自己管理は必要です。元々肉体労働の方は別として、一日中体を酷使する仕事になるため、重労働に耐えられず辞めてしまうことがひとつの課題でもあります。

しかし、それらを乗り越え大工としてのスキルを身につけることにより、将来的には手に職をつけ、収入アップも見込めます。大工としてのキャリアを築くためには、年齢よりも熱意と体力、学ぶ意欲が重要です。

 

大工は女性でもなれるのか?

建物の建築で活躍する大工は、男性しかなれない職業という固定観念は、世間に少なからずあります。しかし、大工は女性でもなれる職業です。実際に女性大工が活躍している例は多く、性別に関わらず大工の仕事に情熱を持つ人なら、誰でも大工への転職のチャンスがあります。

ただし、女性大工の割合は男性に比べるとまだ少ないのが現状です。それに臆さず、女性ならではの視点や細やかな作業が得意な点を活かし、建設業界でのニーズを満たすことができれば、女性大工としての成功を掴むことができるでしょう。

SNSやYouTubeなどで女性大工の日常を見ることもできるため、興味のある方はそれらを見た上で、大工の転職を考えるのもいいでしょう。

*参考 女性が大工になるのは可能?仕事の内容や事例を徹底調査

 

大工の平均年収は?

 

大工の収入は技術や経験、勤務地などによって大きく変わりますが、一般的に給料は1月あたり約30万円前後、平均年収は約350万円から400万円ほどとなっています。

大工の年収は、日本の職業全体の平均年収と比べるとやや低めですが、経験やスキルによって大きく変わります。経験年数が増え、自分でこなせる現場が増えるにつれて収入も上昇する傾向にあります。

男女で給料に差があることも指摘されていますが、女性の大工も増えており、今後は給料の差が縮まる可能性も考えられます。また、独立して案件の獲得が安定すると、収入はさらに増加するでしょう。

結論として、大工の年収は経験や技術、そして自分自身の価値を売り込む努力によって大きく変わると言えます。

*参考 大工の給料の相場は?未経験から大工になる方法と注意点も解説

 

大工の将来性

 

大工の将来性は、今後も求められ続ける非常に明るい職業だと言えます。

その理由として、新築だけでなくリフォーム市場の拡大や、建設業界全体の人手不足が進行している現状で、大工としての需要や価値がどんどん高まっていることが挙げられます。

過去には3K(危険、きつい、汚い)のイメージが強かった大工の仕事も、安全管理の徹底やデジタル化の進展などにより、その環境は大きく改善されています。手厚い待遇の上で、若手から一人前に育てる育成プログラムを組んでいる企業もあり、未経験から大工になりたい人にとっては良い環境と言えるでしょう。

*参考 【大工の将来性】人手不足?儲かる?需要とこれからについて解説!

 

大工になるための方法

 

大工になるためにはいくつかの方法があります。その主な方法である3点に焦点をあて、詳しく解説します。

 

職業訓練校や育成プログラムの活用

大工になるための方法として、職業訓練校や大工育成プログラムを活用することが挙げられます。大工育成プログラムは、未経験者でも社員として働きながら、大工の技術を身につけることができるためのプログラムです。

大工育成プログラムを通じて、未経験からでも段階的に大工としてのスキルを習得し、将来的にはプロの大工として活躍する道を開くことができます。

職業訓練校や育成プログラムは、そもそも都道府県によって住んでいる地域に存在するのかどうかが変わるので、しっかり調べることが大切です。

職業訓練校や育成プログラムの利用は、大工としての基礎知識と技術をしっかりと学びたい方にとって、非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

*参考 大工育成プログラム – 一般社団法人 東京大工塾

*参考 大工職業訓練校

 

工務店に就職

大工としてのキャリアを築く一つの有効な方法として、工務店に就職することも挙げられます。

工務店では、実際の建築現場での経験を通じて、大工としての技術や知識を身につけることができます。とくに、未経験から転職して大工を目指す場合、工務店は技術習得をしながら給料も一定額確保できるため、理想的な環境と言えます。

工務店に就職することで、机上の勉強ばかりではなく、現場で活躍する先輩大工から直接指導を受けることができるため、実践的なスキルを効率良く学ぶことができる点は大きなポイントです。

また、工務店への就職はさまざまな業界の職人や建材業者と人脈形成をする機会も増えるため、今後の大工としてのキャリアを大きく広げるチャンスにもなります。

未経験から大工としての道を歩み始めるにあたり、工務店に就職することはとても有効なステップと言えるでしょう。

*参考 大工の給料の相場は?未経験から大工になる方法と注意点も解説

 

大工職人に弟子入り

大工職人に弟子入りすることは、大工としての技術や知識を実践的に学ぶとても良い方法です。

経験豊富で常に依頼が途絶えないほど周りから信頼を得ている職人から、直接日々の作業を通じて木材の選び方や正確な測定方法、切断や組み立ての技術など、大工として必要不可欠なスキルを一つひとつ丁寧に教れることが大きな理由です。

さらに、実際の建築現場ではさまざまな業者がひとつの物件を完成させるために出入りしています。そのため、チームとしての問題解決能力やコミュニケーションスキルも身につけられます。

このように、大工職人への弟子入りは大工としての基礎をしっかりと築き、今後成功するための確実なスタートだと言えます。ただし、未経験の方には少しハードルが高いため、まずは上述した2つの方法を検討してみましょう。

 

大工への転職が有利になる資格はある?

 

大工に転職する際、有利になる資格はあるのでしょうか。大工に転職するために資格は必要かどうか、また大工として価値を高める資格に関して、詳しく解説します。

 

大工への転職に資格は必要ない

結論として、大工への転職に特別な資格は必要ありません。大工は実際の作業を通じて技術や知識を習得する実践的な仕事であり、多くの場合学歴や特定の資格よりも、実際に現場で有効に活躍するためのスキルが重視されます。

たとえば専門学校や大学に行くわけではなく、中学を卒業してすぐに親方のもとで弟子入りを始める人もいれば、工務店に就職して徐々に技術を磨く人もいます。このように、大工になるためには、実際に手を動かして学ぶことが最も重要なのです。

しかし、大工としてのスキルや知識を証明する、転職市場で有利になる資格は存在します。資格自体が転職を確実に成功させる要因になるわけではありませんが、自分の技術や経験を客観的に証明する手段として有効です。

 

転職に有利になる資格

前述したように、資格自体が転職を確実に成功させる要因になるわけではありませんが、自分の技術や経験を客観的に証明する手段としては、有効なものだと言えます。

たとえば、

  • 木造建築物の組立て等作業主任者
  • 建築大工技能士
  • 建築士

などの資格は、大工として取得していると転職が有利になる資格です。

大工としての専門知識や技術を証明し、安全管理や高度な技術が求められる現場での作業能力を示すものだからです。

しかし、これらの資格のほとんどが経験年数や関連学科の卒業など、受験するための条件があるため、元々建築系で働いていたり、専門学校や大学の卒業者であることが必要です。

これらの資格を持っていることで、大工としての専門性をアピールできるだけでなく、より高度な技術や知識が求められる仕事に就くチャンスが増え、給与面での優位性や職場での地位向上にもつながります。

*参考 大工になるにはどんな方法がある?挑戦したい資格と経験者の本音とは

 

建築業界だけでなくイベント業界でも大工は活躍できる

 

大工が活躍する業界は基本的に建築関係だと思われがちですが、展示会やイベント業界でも大工のスキルが求められていることはご存知でしょうか。

展示会やイベントのブース、展示スペースの構築は、大工経験がある職人が担当しています。デザイナーが設計した内容を大工が再現し、来客が目を惹くブースを作成します。

展示会やイベント業界では、デザイナーやイベント担当者が思い描いた通りのブースを作成できる、繊細なスキルをもっている大工が常に求められています。

もしも展示会やイベント業界の案件に興味をもち、依頼を獲得したい場合は、無料で登録できる「職人BASE」へ登録してみましょう。職人BASEは、イベント業界の企業と職人をつなぐプラットフォームで、職人が自分に合った案件を見つけ、発注企業と直接話し合い、受注できます。

「職人BASE」をうまく活用し、案件獲得を目指しましょう。

*参考 職人BASE

 

まとめ|大工への転職は未経験でも可!まずは行動しよう

 

大工への転職は未経験でも可能で、その高度なスキルを引き継いでくれる人材は常に求められています。未経験だと転職に躊躇するかもしれませんが、とにかく勇気をもって第一歩を踏み出し、大工の世界に飛び込むことが重要です。

そして大工のスキルを身につけ、建築だけに限らずさまざまな大工のスキルを活用できる業界で活躍しましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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