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未経験で建設業界に転職は難しい?転職方法やよくある失敗もご紹介!

未経験から建設業の職種に転職するのは、難しいと感じる方も少なくありません。しかし、少子化による人手不足や従業員の高齢化に悩まされている企業も多く、転職サイトや転職エージェントを利用することで、採用をおこなう企業も存在します。

この記事では、未経験から建設業界に転職するための方法や年齢制限、転職するときの失敗談についてご紹介します。建設業界の仕事に興味のある方や、すでに働いているものの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

建設業界への転職は未経験だと難しい?

 

建設業界の仕事は専門職のイメージが強く、未経験からの転職は厳しいと感じる方も少なくありません。しかし、未経験であっても、建設業界への転職は可能です。ここでは、建設業界への転職が可能である理由、転職の際の年齢制限について解説します。

 

未経験でも転職は可能

未経験であっても建設業界へ転職できる理由のひとつに、少子高齢化などによる人手不足の影響が挙げられます。建築業界は、従業員の高齢化や離職にも悩まされ、未経験の方でも転職をしやすくなっているのです。

大企業、また施工管理や設計職への転職を希望する場合は、実務経験や資格を求められることもありますが、やる気や前職での経験を重視し、採用される場合もあります。また、営業や事務、経理といった職種は専門職ではないため、企業はより採用の門戸を広げているようです。

これらを踏まえると、建設業界への転職を希望する場合は、職種にこだわらないことをオススメします。将来的に施工管理や設計などの専門職を希望する場合は、建設業界の企業に勤めていることで、チャンスを待つというのもひとつの手です。

 

転職に年齢制限はある?

企業によっては、若年層を採用したいと、募集内容に30代以下の年齢制限を設けている場合があります。建設業界の現場仕事は、体力が必要になるため、若い年齢のほうが採用されやすい傾向にあります。とくに、20代であれば経験や資格を持っていなくても、やる気さえあれば採用されることも多いようです。

しかし、人手不足などの影響が功を奏し、40歳を過ぎてからの転職が難しいというわけではありません。年齢を重ねてから転職を希望する方は、前職での経験やスキルのアピールが重要です。自分の強みや実務経験などを見つめ直してから、面接に臨むとよいでしょう。

このように、年齢や経験によって企業が求める人物像は異なります。採用面接では、自身の強みをアピールし、建設業界への転職を勝ち取りましょう。

 

建設業の平均年収

企業の規模や業種、資格の有無によって年収は異なります。建設業の平均年収は約509万円で、多くの方がおおよそ400万円から600万円の収入を得ています。建築業の収入は、全業種の平均年収433万円と比較して、高額だという結果が出ています。

また、中途採用の場合、資格の取得や実績のアピールをすることで、企業から好条件を提示されることもあります。建設業への転職活動をおこなう際は、しっかりと自己分析をすることがオススメです。

*参考  建設業界は未経験でも転職可能?役立つ資格や企業の選び方も解説

*参考  【最新版】建設業の年収はどのくらい?給料を年齢・職種別に徹底解説

*参考  業種別・年収ランキング!平均年収433万1000円。1位の業種は714万7000円

 

建設業界へ転職する方法

 

建設業界へ転職するには、次の方法があります。

  • 知人からの紹介
  • 転職サイトを利用
  • 転職エージェントを利用
  • 独立する

それぞれ確認して、自分にあった方法で転職活動をおこないましょう。

 

知人からの紹介

知人からの紹介を受けて採用試験を受ける場合、ほかの方法よりも高い確率でよい結果が得られます。また、入社前に知人が企業の雰囲気が本人にあっているかを判断しているため、転職後の長期雇用も期待できます。

外部の人間からはわからない企業の情報を確認できる点は、転職者にとって大きなメリットです。加えて、事前に知人を通して企業に希望職種が伝わることから、キャリアプランを形成がしやすいともいわれています。

一方、転職における紹介のデメリットは、自身がその企業にあっていないと感じても、断りにくく、冷静な判断が難しい点です。入社後もそれが影響して、やめづらいと感じる人もいます。

 

転職サイトを利用

リクナビやマイナビといった転職サイトにも、建設業界の求人が掲載されています。このような転職サイトは求人数が多く、検索機能もついているため、希望条件にあてはまる企業を見つけやすい点がメリットです。また、サイト内に個人情報を登録しておくことで、企業側からスカウトを受けられる場合もあり、雇用のマッチングが成功すると採用の確率が高まります。

転職サイトを使用する場合、求人検索や面接書類の作成等をすべて自分でおこなうため、誤りがないよう注意が必要です。掲載企業は、広告費の関係で偏りがあることもあります。その場合は、指定の企業を非表示にするなどの機能を活用することがオススメです。

 

転職エージェントを利用

転職エージェントは、専門家が自分の希望にあわせて求人を紹介してくれるサービスです。サービスに登録するとエージェントと面接をおこない、希望条件や転職理由などを詳細に共有します。

エージェントは、日頃から企業と転職希望者のマッチングをおこなっている専門家です。希望条件を理解したエージェントが転職希望者と合致する企業を紹介するため、効率的に転職活動を進められます。

また、転職エージェントを利用する場合、面接対策や職務経歴書の作成相談なども可能です。面接や転職活動に慣れていない方は、積極的に活用することをオススメします。

ただし、エージェントに任せきりにせず、転職者自身も企業を見極めることが大切です。転職エージェントは、転職件数に準じて報酬を受け取っています。場合によっては、報酬目当てで転職を急かされる可能性もあるため、企業の紹介を受けたら自分にあった企業か入念に確認し、転職活動を進めるとよいでしょう。

 

独立する

建設業界へ転職するときは、個人事業主として独立することもひとつの手です。独立すると利益がすべて自分のものになるため、転職するよりも高収入を狙えます。

しかし、建設業は技術職のため、未経験や資格がないと案件を獲得しにくいのが現状です。独立を考えるなら、事前にスキルやほかの職人と交流を持ち、行動することがオススメです。

独立は、高収入も狙える点が大きな魅力といえます。しかし、とくに独立したての時期は収入が安定しなかったり、営業や経理といった事務作業も自分で担わなければならない点には、注意が必要です。

 

建設業界へ転職するときの失敗談

 

建設業界へ転職する際の失敗談として、多くは次の点が挙げられます。

  • 仕事をやめてから転職活動をおこなった
  • 面接の対策ができていなかった
  • 自己分析や企業分析ができていない
  • 求人情報と実際の業務が違った

それぞれ解説しますので、転職前に確認してみてください。

 

仕事をやめてから転職活動をおこなった

転職活動をおこなう前に仕事をやめてしまうと、収入がなく不安定な状態で転職活動をおこなうことになります。そうすると、不安や焦りが生じ、希望する条件でなくても、妥協して転職先を決めてしまう場合があります。

退職金や失業保険といった制度でも生活を維持できますが、基本的には仕事をやめる前に転職先を決めることがオススメです。精神的に安定した状態で転職活動をおこなうことが、転職を成功させる重要な要素といえます。

 

面接の対策ができていなかった

建設業界の方は職人気質な方が多く、面接が苦手だったり経験が少ない方も一定数存在します。そのため、採用面接で希望理由や前職の退職理由をうまく伝えられない可能性があります。

面接時に希望条件や職種をはっきりと伝えられないと、転職後に希望に沿わない職種や部署に配属となることもあり、注意が必要です。転職活動をする際は、自分の考えや希望条件をうまく企業に伝えられるよう、面接対策を怠らないようにしましょう。

 

自己分析や企業分析ができていない

転職活動をするときに自己分析ができていないと、転職先を見誤る可能性が高くなります。転職を考えたら、まず自身の実務経験やスキルを見つめ直し、それに見合った求人に応募することがオススメです。

また、自己分析に加えて、企業分析も非常に重要です。これらを踏まえ、企業のホームページや求人票を確認し、希望条件と合致しているかを照らしあわせます。周囲にその企業で勤めている方や仕事で関わりのある方がいれば、情報収集がスムーズです。

 

求人情報と実際の業務が違った

建設業の転職でよくある失敗談として、求人情報と実際の業務内容や給与などが大きく異なっていたという話があります。中でも、希望する業務ができない、想定していた給与が得られないといったことに直面すると、転職に失敗したと感じるものです。

この場合の対策として、面接で知りたいことをより具体的に質問し、情報収集をおこなうことが大切です。面接官の返答が求人情報とあきらかに異なる場合は、労働基準監督署への相談を検討してみてください。

 

建設業界にはイベント業界の案件もオススメ

 

建設業界の仕事は建築現場だけでなく、イベント業界の案件もオススメです。新型コロナウイルスが5類に引き下げられたことで、オフラインイベントやハイブリッドイベントの開催が増え、会場内の設営などでイベント業界の案件が増えています。

また、イベント業界の仕事は、納期が決まっているため、スケジュールをたてやすい点がメリットのひとつです。イベント業界の案件は単価が高く、収入が安定するため、建築業界でも注目されています。

中でも大規模なイベントでは、別企業の建設業の方と一緒に作業することもあり、知識や技術の交換や別の案件へのつながりも期待できます。加えて、他業種の職人が参加していることも多いため、イベント業界の案件を通じてあたらしいつながりが生まれることもあります。

プラットフォームの「職人BASE」では、建設業界のスキルを活かせるイベント業界の案件を探すことが可能です。プラットフォームやマッチングサイトで、建設業としての実績やスキルをプロフィールに記載できるため、案件を獲得しやすくなります。

*参考 職人BASE

 

まとめ|自己分析をおこなって建設業界へ転職しよう

 

この記事では、未経験から建設業界に転職するための方法や年齢制限、転職するときの失敗談についてご紹介しました。多くの方が難しいと感じている建設業界への転職ですが、転職サイトや転職エージェントを利用することで実現できます。

転職活動をする際は、自分の年齢やスキルにあわせて、希望する企業にアプローチをかけることが大切です。建設業の企業を紹介を受けられる知人がいれば、それを頼ることもひとつの方法です。

また、転職後に実績や経験を積み、建設業でのキャリアを形成することで、個人事業主となり独立も可能です。独立にはリスクもありますが、努力次第で高年収を狙うこともできます。

イベント業界でも建設業の案件は、「職人BASE」に数多く掲載されています。ぜひ、好条件のものを探してみてください。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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