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職人の案件探しはマッチングサイトがオススメ!利用方法やメリットを解説

個人の職人や一人親方の案件を探す方法はさまざまです。企業に直接営業をかけることもあれば、紹介や口コミによる受注なども挙げられます。その中で今、職人と企業をつなぐ「マッチングサイト」が注目されていることはご存知でしょうか。

この記事では、マッチングサイトの概要や利用するメリット・デメリット、オススメのマッチングサイトまで詳しく解説します。

 

個人の職人にオススメ!マッチングサイトとは

 

マッチングサイトは、スキルや経験をもつ職人と案件を依頼したい企業をつなぐサイトです。

職人や企業が利用するマッチングサイトとは具体的にどのようなものなのか、利用することでどのようなメリット・デメリットがあるのかなどを詳しく解説しますので、みていきましょう。

 

マッチングサイトの概要

職人用のマッチングサイトとは、個人の職人が効率よく案件を探したり、職人不足で困っている企業が求めているスキルをもった職人をみつけたりできる、両者にメリットがある便利なツールです。

利用するには基本情報や資格などの登録が必要ですが、操作自体は難しくないため、短時間で手続きを完了できます。

マッチングサイトでは、企業が登録した案件の具体的な内容や条件、報酬に関しての情報が掲載されており、職人は自分の希望に合った案件に応募するだけでマッチングが完了します。労働条件が明確に提示されているため、自分に合った案件を選びやすい点が魅力です。

応募後の契約は元請け側の判断に委ねられるものの、手軽に良質な案件をみつけられます。効率的に案件を探したい職人には、ぜひ利用してみましょう。

 

マッチングサイトを利用するメリット

個人の職人や一人親方がマッチングサイトを利用することには多くのメリットがあります。主なメリットとして以下の3つを挙げました。それぞれ詳しくみていきましょう。

  • 条件のいい案件が多い
  • スキマ時間に案件を探せる
  • 個人の職人を求める案件が多数ある

 

条件のいい案件が多い

マッチングサイトには、全国からさまざまな工事案件が集まっており、その中には直接請け負うよりも条件のいい優良案件が、多数含まれています。

知人や取引先の紹介だけでは単価や案件内容が偏ってしまいますが、マッチングサイトではさまざまな案件情報が掲載されているため、選択肢が広がります。

また、案件内容や報酬、条件が明確に記載されているので、自分に合った案件を探しやすい点も魅力です。ただし、すべての案件が優良とは限らないため、案件の詳細をよく確認し、慎重に選ぶことが重要です。

 

スキマ時間に案件を探せる

マッチングサイトは、インターネットやアプリを使用して案件を探せるためスマホひとつで完結します。そのため、仕事の合間や小休止の隙間時間を利用し、簡単に案件を探せるのが大きなメリットです。

現場で忙しい日々を送る職人にとって、移動中や休憩中に効率よく仕事を探せるのは非常に便利です。操作もシンプルで、スマホアプリをダウンロードすればすぐに利用できるものも多いため、慣れるまでに時間もかからないでしょう。

直接営業や知人から紹介してもらうなど、自ら時間をつくって行動する必要がないため、仕事探しの手間を大幅に削減できます。

 

個人の職人を求める案件が多数ある

マッチングサイトでは、人材不足の企業が個人の職人を求めて案件を掲載しているため、個人の職人や一人親方が活躍できる案件が豊富に掲載されています。

とくに小規模な現場や専門的な技術が求められる案件が多く、個人のスキルや経歴が評価され、マッチングする傾向にあります。企業側は即戦力として働ける職人を求めているため、個人事業主にとっても条件のいい案件に出会う機会が増えるでしょう。

さらに、地元密着型や短期集中型など多様な案件が揃っているため、自分の働き方に合った仕事をみつけやすいのも特徴です。

 

マッチングサイトを利用するデメリット

マッチングサイトを利用するメリットを紹介してきましたが、反対に利用していく中で感じるデメリットも存在します。主なデメリットを2点ご紹介しますので、詳しくみていきましょう。

  • 競合が多い
  • 評価を下げると案件をとれない

 

競合が多い

マッチングサイトは多くの職人が登録しているため、とくに条件のいい人気案件については、受注競争が激しくなるでしょう。依頼主は応募者の中から資格や実績を重視して選ぶため、経験の浅い一人親方や実績の少ない職人は受注が難しい場合があります。

また、応募者が多い案件ほど、依頼主の目に留まるためにはプロフィールやスキルのアピールが重要になります。このような競争を避けるためには、まずは小さな案件から実績を積み重ね、評価を高める努力が必要です。

 

評価を下げると案件をとれない

マッチングサイトには独自の評価制度があり、依頼主はその評価を参考にして契約を決めます。評価が低い場合や未評価の場合、信頼度が不足していると判断され、案件を獲得しにくくなるでしょう。

一度評価を下げてしまうと、その後の仕事探しが困難になることもあります。そのため、閑散期だけでなく繁忙期にも積極的に仕事を受ける、利益の少ない小さな案件でも、質の高い仕事をするなどをして、いい評価を積み重ねることが重要です。

*参考 一人親方の仕事探しに使えるマッチングサイトおすすめ5選を徹底比較

 

マッチングサイトの選び方

マッチングサイトの概要や利用するメリット・デメリットをみてきましたので、次は多くのサイトからどのような点に着目して選ぶべきか、そのポイントをみていきましょう。そのポイントとは、以下の3点です。

  • 利用料金で選ぶ
  • サポート体制で選ぶ
  • 信頼できるシステムで選ぶ

 

利用料金で選ぶ

マッチングサイトを選ぶ上で重要なポイントのひとつとして、利用料金が挙げられます。

無料で利用できるものもあれば、月額料金が必要なものもあり、有料の場合は無料と比べてサポート内容や機能が充実していることが多いため、費用対効果を考慮しましょう。自身の予算と必要なサービス内容を照らし合わせて選ぶことが大切です。

 

サポート体制で選ぶ

サポート体制が充実しているマッチングサイトを選ぶことは、スムーズな利用や案件獲得につながるため、選ぶポイントとしていれておきましょう。

専門のエージェントがついているサイトでは、案件選びや契約のサポートを受けられるため、初心者でも安心して利用できます。また、トラブルが発生した際も対応が早く、案件に集中できる環境が整えられる点も魅力です。

 

信頼できるシステムで選ぶ

個人情報などの本人確認を行うシステムのマッチングサイトは、信頼性が高いためどのサイトを利用するかを選ぶポイントとしてオススメです。

個人情報の登録や審査が行われるサービスでは、利用者の信頼性が高まり、安心して取引が進められます。また、実績や評価が確認できる仕組みがあれば、職人・企業の信頼性をお互いに把握でき、トラブルを未然に防げます。

取引の安全性を重視するシステムのサイトは、マッチングサイトを安心して利用するために注視するポイントです。

 

マッチングサイトの利用方法

マッチングサイトの利用は簡単で覚えやすいものが多く、Webやアプリに少々不慣れな方でもはじめやすいのが特徴です。細かな利用方法はサイトによって違いますが、一般的な利用の流れは以下になります。

  1. アカウント作成とプロフィール入力
    まず、公式サイトやアプリからアカウントを作成し、名前や連絡先、スキル、資格などを正確に入力しましょう。これらの情報は依頼主が判断する際に重要です。
  2. 自分に合った案件を検索
    その後、公開されている案件を検索し、自分に合う案件を探しましょう。検索にはエリアや職種、報酬設定などを入力できます。
  3. 応募と面談気に入った案件があったら、なくなる前に応募をしましょう。応募が受理されると、依頼主と条件の交渉や面談が行われ、合意に至れば契約が成立します。

 

職人が案件探しを効率よく成功させるためのポイント

 

マッチングサイトで案件探しを効率よく成功させるためのポイントをご紹介します。はじめて利用する場合や、継続して案件がほしい場合、主に以下の2点に取り組むといいでしょう。

  • 建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録する
  • はじめての依頼には努力を惜しまない

 

建設キャリアアップシステムに登録する

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の実績や資格を登録して公正に評価するシステムです。

一人親方にとって自分の能力を可視化できる証明のひとつのため、適切な条件での案件を受けやすくなるでしょう。また、マッチングサイトでの評価にもプラスとなるため、高条件の求人を獲得しやすくなります。

本人確認や所属事業者との関連付けなど、登録するために行わないといけないことはいくつかありますが、案件探しを効率よく進めるためにも、登録を検討してみましょう。

*参考 CCUSについて

 

はじめての依頼には努力を惜しまない

はじめてマッチングサイトを利用する職人ほど、労力がかかるものや最初に受ける依頼には努力を惜しまない姿勢が大切です。

とくに繁忙期は依頼主が職人を確保しにくい時期でもあり、積極的に手を挙げることで信頼を得られるチャンスです。丁寧な作業や迅速な対応を心がけ、高評価を目指しましょう。

この高評価の積み重ねにより、次回以降の依頼獲得にもつながり、収入アップや安定した仕事の確保が期待できます。

*参考 一人親方の仕事探しに使えるマッチングサイトおすすめ5選を徹底比較

 

職人の案件探しにオススメのマッチングサイト3選

 

マッチングサイトについて詳しく解説してきました。マッチングサイトの概要を知ったところで、次に気になるのは「数ある中のどのマッチングサイトを利用するべきか」でしょう。

ここで、職人に利用して欲しいオススメのマッチングサイトを3点、詳しくご紹介します。

  • KIZUNA
  • 請負市場
  • CraftBank

 

KIZUNA

 

「KIZUNA(キズナ)」は、建設業界に特化したマッチングサイトで、仕事の依頼や受注だけでなく、業界内のつながりづくりもサポートしています。

KIZUNAでは、利用者の実績や経験を活かしながら、ITを駆使した効率的なマッチングを実現しています。オンラインだけでなくオフラインでのサポートも充実しており、安心して取引を進められるのが特徴です。

ユーザーに寄り添ったサービスで、新たな「絆」を生み出す場として、多くの職人に支持されています。

*参考 KIZUNA

 

請負市場

 

「請負市場」は、建設業界の職人と企業を結ぶマッチングサービスで、登録企業は3万社以上を誇る大手マッチングサイトです。

土木工事、塗装、設備工事など幅広いカテゴリーが揃い、自分のスキルや希望に合った案件をみつけやすい点が特徴です。また、評価制度を採用しており、実績を積むことで企業からの信頼を得やすく、リピート依頼につながる可能性も高まります。

すぐに受注できる急ぎの案件なども公開されているため、効率的に仕事を探したい職人にオススメのサービスです。

*参考 請負市場

 

CraftBank

 

「CraftBank」は、全国で2万人以上の業者が登録し、1万件以上の案件が集まる大規模なマッチングサイトです。職人や企業同士のネットワークを広げる「職人酒場」や、経営セミナーが定期的に開催され、情報収集や人脈拡大にも役立ちます。

登録は無料で、導入事例やインタビュー記事が閲覧できるため、初心者でも安心して利用できる点が魅力です。幅広いニーズに対応する便利なサービスとしてオススメです。

*参考 CraftBank

 

イベント業界の案件探しにオススメ!「職人BASE」

 

大工や電気工事士など、個人の職人は建築業界で活躍していると思われがちですが、実は展示会・イベント業界でも活躍していることはご存知でしょうか。

展示会・イベント業界では、事業を成功させるため、建築業界で活躍するそのスキルが欠かせないものとなっています。

もしも展示会やイベント業界に興味がある、仕事の幅を建築以外にも広げてみたいと考えている場合、「職人BASE」の利用がオススメです。

「職人BASE」は、展示会・イベント業界で働きたい職人と、人材を探す展示会・イベント業界の企業をつなぐマッチングサイトです。建築関係やデザイン、技術職など幅広い案件が揃っており、個人の職人でも自身に適した仕事を簡単にみつけられます。

プロフィールを充実させることで企業から直接スカウトを受けるチャンスもあり、効率よく案件を獲得できます。また、専任のエージェントのサポートもあるため、はじめて利用する方も安心できるでしょう。

案件を獲得できるだけではなく、依頼を終えた企業から雇用のオファーもあるため、転職を考えている方にもオススメです。

スキルを活かして展示会・イベント業界で新たな挑戦をしたい職人にとって、非常にオススメなマッチングサイトです。

*参考 職人BASE

 

まとめ|案件探しは職人向けマッチングサイトを活用しよう

 

この記事では、マッチングサイトの概要や利用するメリット・デメリット、オススメのマッチングサイトまでを詳しく解説しました。

さまざまな案件の探し方がある中で、案件受注系のマッチングサイトは非常に効率的に案件を探せるため、活用することで新たに仕事の幅を広げられるでしょう。

この記事が、建築業界や展示会・イベント業界の案件を受注し、個人の職人として成功できるキッカケとなりましたら幸いです。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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