クリエイティブ職は新しいものを創造する仕事です。活躍できる業界や業務内容は多岐にわたり、幅広い分野で活躍できます。
クリエイティブ系のデザイナーにはいくつかの種類がありますが、今回は代表的な
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- ゲームデザイナー
の3つをメインにご紹介します。クリエイティブ職のデザイナーの年収や、年収を上げる方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
クリエイティブ系のデザイナーの年収ランキング
まずはクリエイティブ系のデザイナーの年収をランキングで考えてみましょう。それぞれの職種の年収について解説します。
1位：グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーの平均年収は449万円です。グラフィックデザイナーの主な仕事は、印刷物であるポスターや看板などをデザインすることです。印象的なデザインに仕上げたり、メッセージ性を持つデザインを考えたりする必要があります。
そのためには、
- 色彩やレイアウト
- デザイン
- 現在のトレンド
についての知識が必要です。
グラフィックデザイナーは、主に広告代理店や出版社から依頼を受けて仕事をします。フリーランスになれば、企業から直接依頼を受けて仕事をすることもありますが、どちらにしてもクライアントのニーズを理解し、ターゲットに合うデザインを考案しなければなりません。
ペーパーレス化が進んでいることを考えると、CGなどを扱えれば年収アップやスキルアップにつながります。
2位：Webデザイナー
Webデザイナーの平均年収は444万円です。Webデザイナーはオンライン上で人々が目にするものをデザインします。見た目や操作性、利便性などが重視されます。経験が必要な職種で、年代が上がるに連れて年収も上がっていく傾向にあります。
3位：ゲームデザイナー
ゲームデザイナーの平均年収は426万円です。ゲームデザイナーの仕事は、キャラクターや背景などのデザインです。年収以上にゲームに携われる喜びが勝る仕事かもしれません。
ゲームデザイナーの仕事の範囲は案件ごとに異なります。デザインを担当する案件もあれば、ゲームの内容に携わる案件も少なくありません。
ゲームの基本設計に関わるデザイナーは、企画書や指示書の作成から制作後のバグのチェックまで関わります。デザイナーとしての仕事だけでなく、幅広い範囲を任されることが多いでしょう。
＊参考「求人ボックス給料ナビ」
デザイナーの年収を上げる方法は？
クリエイティブ系のデザイナーの年収は、日本の平均年収と比べて高くありません。少しでも年収を上げたいと考える人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。どのようにすれば年収を上げられるのか考えてみましょう。
高い給料の出る企業に就職する
すぐにでも年収をアップしたいと考えている方は、より良い条件の企業に就職することがオススメです。デザイナーの仕事は評価の基準が曖昧になりやすく、給料アップの判断が難しいことがあります。自分のスキルやキャリアプランと比較して、条件に合う企業を探すことが重要です。
これから成長していく企業へ転職できれば、収入アップも期待できます。デザインに対する考え方や事業内容をチェックすることも重要です。
キャリアアップする
デザイナーとしてキャリアを積んだ後は、チーフデザイナーやクリエイティブディレクターなどの役職を目指すことも可能です。製作だけでなくマネジメントもできるようになれば年収アップが期待できるでしょう。
ディレクターは案件全体を取りまとめ、クライアントの要望に最大限応えられるように調整します。クリエイティブディレクターは幅広い業務に精通している必要があるため、制作業務の経験も積まなければなりません。そのスキルは非常に価値があり、年収アップを実現することができます。
チーフデザイナーは、デザイナー集団をまとめるリーダー的な存在です。デザイナーの特性や個性を理解しつつ、依頼内容と相性のいいデザイナーを選んだりすることもあります。中間管理職的なポジションです。
マネジメントスキルを身につけることも年収アップの鍵です。経営者側の視点を持ち、会社に貢献できる人材は、大きなプロジェクトも任されやすくなります。
自分のスキルを磨く
デザイナーの年収はスキルに大きく左右されるため、スキルアップを目指すことは重要です。高いスキルを持っていれば、より良い条件の転職先を選べるでしょう。クリエイティブ関連の資格を取得することも、自分のスキルを磨くことに役立ちます。
また、プログラミングやマーケティングなど、デザイン以外のスキルを持っているデザイナーは重宝されます。デザインとは別の分野で学ぶ意識が高い人は、収入が増えやすいといえるでしょう。
フリーランスになる
フリーランスとして独立することによって年収を増やすことも可能です。フリーランスになれば自分一人で案件を獲得できます。
デザイン以外にも、営業活動をしたり、人脈作りをしたりする必要があり、年収が下がることがあるかもしれません。しかし、フリーデザイナーのニーズは高く、自分の能力に合う仕事で収入を得るためには挑戦する価値があるでしょう。
フリーランスとして活動するためにはスキルが重要になります。スキルが上がらなければ、いつまでも年収は低いままです。高単価な仕事に応募したり、単価交渉をしたりするなど、年収を増やすために行動してみてください。
フリーランスになるための準備として、クラウドソーシングなどで仕事を請け負うことから始める人もいます。自分のスキルを磨くことでキャリアアップのチャンスを掴むことができます。
別業界の案件にも挑戦してみる
別業界の案件に挑戦してみることも年収をあげるきっかけになります。その中でも、イベント業界では、クリエイティブデザイナーの需要が高まってきています。
イベント業界での案件を探すには、職人BASEがオススメです。職人BASEはイベント関連の仕事を多く請け負っており、イベントに関連したデザインを手掛けられます。職人BASEに登録することで、新たな経験を積め、収入を増やすチャンスが生まれます。
職人BASEを使って、イベント業界での案件を探して、応募してみましょう。
＊参考 職人BASE
クリエイティブ職に向いている人は？
クリエイティブ職に向いている人はどのような人なのか考えてみましょう。新たに何かを作り出す仕事とはいえ、センスの有無のみでは向いているかどうかはわかりません。
ものづくりが好き
クリエイティブ職に向いている人はものづくりを好む傾向があります。絵を書いたり文章を書いたりすることが好きな人は、クリエイティブ職に向いていると言えます。技術やセンスだけでなく、ものづくりを好むことがクリエイティブ職のやりがいや喜びにつながるでしょう。
色彩や数学的センスがある
色彩や数学的なセンスがある人はクリエイティブ職に向いているといえるでしょう。色彩の感覚や通学的な感性は、デザイナーの仕事で大いに発揮されます。色のバランスを考え、造形に合う色や雰囲気に合う色を選べることが理由です。
なお、数学的センスもデザインの作成に役立ちます。数学的センスがあれば、文章と余白のバランスを考えながらデザインできるでしょう。
独創性がある
自分の世界観や独創性を持っている人は、クリエイティブ職に適性がある人が多いです。理由としては、他人が思いつかない独創的なアイデアを生む可能性があるからです。
クリエイティブ職は流行の影響を受けやすい仕事といえます。最新の情報を受け入れ、独自のデザインを行う力も求められるでしょう。
こだわりを評価してもらえると、デザイナーとしての価値が高まります。質の高いデザインに仕上げたり、特定のジャンルで高いレベルを目指したりするためには、独創的な発想が重要です。
クリエイティブ職に求められる特性は？
クリエイティブ職に求められる特性は以下のとおりです。
- 表現力
- 辛抱強さ
- コミュニケーションスキル
- デザインの基礎知識
詳しく解説します。
表現力
クリエイティブ職には、自分のアイデアや考えを表現する力が必要です。自分の作りたいものを作るだけでなく、クライアントの要求に応えなければなりません。
そのため、クリエイティブ職には相手が持っている抽象的なイメージを具体化する表現力が求められます。クライアントの希望を形にできる人は、クリエイティブ職に求められる特性を持っていると言えます。
辛抱強さ
クリエイティブ職には地道な作業を繰り返すことも少なくないため、辛抱強さが必要です。同じ作業を繰り返すことも多く、時には初めからやり直す必要もあるため、忍耐力や努力が求められる仕事でもあります。
センスや発想力があったとしても、途中で投げ出したり、作業に飽きてしまったりしては、良い作品を作り上げることはできません。試行錯誤を繰り返しながら、より良いものを作るための辛抱強さが重要です。
コミュニケーションスキル
クリエイティブ職が関係する仕事には、複数のスタッフが関わるプロジェクト形式のものが多くあります。そのため、コミュニケーションスキルが重要です。
チーム全体を指揮するプロデューサーやディレクターなどの立場になると、より高いコミュニケーションスキルが必要になります。チーム内の意思の疎通をはかったり、クライアントの意図をくみ取ったりするためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。
デザインの基礎知識
デザインの基礎知識を身につけることは重要なことです。クリエイティブ系は才能やセンスに左右される部分もありますが、基本的な知識であれば勉強で身につけられるものも多くあります。
仮にデザインスキルに自信がなくても、勉強すれば基本的なスキルを身につけられます。デザインの基礎知識を身につけることで、自分らしさや応用力を発揮することができるでしょう。
まとめ｜クリエイティブ系のデザイナーは高年収も可能！
この記事では、クリエイティブ系のデザイナーの年収について解説しました。マルチな活躍ができるデザイナーは重宝されます。クリエイティブ系のデザイナーは、仕事の領域を広げてスキルを磨けば高年収が期待できます。
年収を上げたい方は、基礎知識の復習やスキルアップ、デザイン以外のスキル獲得に励んでみてください。職人BASEに登録すれば、イベント業界の案件を探すこともできます。ぜひイベント業界の案件にも挑戦してみましょう。
