職人BASE

職人BASE採用成功事例|株式会社タック × 髙橋さん:“現場目線”と“企業目線”で見る採用のリアル

株式会社タックのチーフデザイナーの久保さん、職人BASE経由でデザイン室に入社した髙橋さん、そして常務取締役の粕谷さんにインタビューを行いました。

イベント業界ならではの採用課題と、職人BASEがどのように貢献できたのか。現場と経営、両方の視点から語っていただきました。

ぜひ最後まで読んでみてください。

 

ご紹介

株式会社タック デザイン室 久保さん(写真左)

1人でデザイン室を切り盛りしていましたが、業務量の増加により対応しきれない案件は外部に依頼せざるを得ない状況が続いており、即戦力となる人材を必要とされていました。

 

職人BASEを通じてタックさんに入社した 髙橋さん(写真左から2人目)

展示会デザインの経験を持ち、最近までは住宅の設計や制作管理を手がけていましたが、職人BASEでのヒアリングをきっかけに、再び展示会デザインの仕事に携わるようになりました。

 

株式会社タック 常務取締役 粕谷さん(写真左から3人目)

イベント・ディスプレイ業界が抱える課題や、職人BASEを活用することでどのような支援が得られたかについて、企業の視点からお話を伺いました。

 

職人BASE 担当 山口(写真右)

企業と求職者、双方の橋渡し役として、マッチングから入社後のサポートまで担当。

 

なぜ応募が集まらない? ― タックが直面した“展示会デザイナー採用”の難しさ

 

山口:今回の採用で、久保さんが抱えていた課題について教えてください。

 

久保:相方となる即戦力人材が欲しいと思っていましたがなかなか難しい部分もあり、それなら即戦力とまではいかないけれど少し経験のある若い方を育てていく方がいいのではないか……など考えていました。実際に求人を出してみると完全未経験だったり、求める人物像と合致する方とはあまり出会えませんでした。応募の数もいっぱい来るわけでもないので、そこが一番の悩みでしたね。

 

山口:自社HPでの募集だけでなく他の採用媒体もお使いになったと思いますが、やはり難しかったですか?

 

久保:そうですね。他の採用媒体で求人を出した際に、事務や営業職と違うからなのか、デザイナーで展示会という縛りがあるからか分からないですが、かなり苦戦していました。

 

山口:実際、我々も若手の方や類似の経験がある方も数名ご紹介させていただきましたが、展示会をメインでという部分や求められている経験を踏まえると難しさは同様に感じていました。

 

久保:グラフィックデザインとかサインとか店舗デザインをやられている方なら展示会もいけるかなーと思いましたが、ちょっと惜しい感じでしたね。

 

登録のきっかけはインスタから ― 偶然の出会いが採用成功につながるまで

 

山口:そんな中髙橋さんが職人BASEに登録してきていただいたわけですが、ご登録のきっかけを教えていただけますか?

 

髙橋:東京に出てきてとりあえず就職はしたものの、全然違うな……と思っていたところにたまたまInstagramで職人BASEを見つけて登録してみました。単発で図面書きの仕事があればいいなぁと軽い気持ちでしたが、結局登録しても当時望んでいたような仕事は募集がなくて、しばらく放置してしまってましたね(笑)
たまたま取った電話でお話している間に、まず山口さんにお会いすることになったという感じでした。

 

山口:結構他の方も髙橋さんみたいに、たまたま電話に出ていただいてそこからご縁が繋がっていくことが多いですね。
実際に髙橋さんとお話をさせていただいて、展示会仮設のご経験から時間が経っていることもあってご紹介先を悩んでいたのですが、ご本人の雰囲気とデザインの考え方が合いそうな企業はどこかと考えた時に、パッと久保さんのお顔が頭に浮かんだんですよね。そこからはかなりスピーディーに連絡を取り合って、面談のセッティングをさせていただきました。

 

山口:面談をしてみて、髙橋さんから見たタックさんの印象ってどうでしたか?

 

髙橋:すごく感じが良くて、嫌な印象は全くありませんでした。

 

山口:髙橋さんが空間デザイン以外にも、内装の制作管理経験をお持ちだったこともあり、ご紹介当初はデザイナーと制作管理の2部門どちらかでの採用をご検討いただいていましたよね。

 

久保:そうですね。ただ、ポートフォリオを見て、できる人だとは感じていたのでデザイナーとしての採用を決めました。

 

山口:デザインのこだわりが、ポートフォリオから感じられましたよね。そこがうまくマッチできたのかなと思います。

 

「できるメガネが来た!」 ― 入社後すぐに戦力化。現場にもたらした変化とは

 

山口:髙橋さんが入社される時には、すごく歓迎ムードでお出迎えされてましたよね?X(旧称Twitter)で見ましたよ!実際に髙橋さんが入社されてみていかがですか?

 

久保:できるメガネが入ってきた!という感じです(笑)入社前に想像していた通りかそれ以上で、逆に私が色々聞いています。これを動かしたいんだけど、耐えられるかなとか。建築・内装の知識もあるので、電気や荷重について教えてもらうことも多いです。同じ位置で仕事ができる人というか、肯定だけでなく指摘もしてくれてまだ入社して数か月ですけど、分け合って仕事ができてますね。

 

山口:すばらしいですね。では、逆に髙橋さんは入社されてみてギャップとかはありましたか?

 

髙橋:展示会に携わっていたこと自体がだいぶ期間が空いてましたし、やってることも全然違ってきているというか、そういうギャップはありました。でも、仕事をポンポンと振ってもらえたこともあって、掴むのは早かった気がしますね。

 

久保:最初から仕事振っちゃいました。

 

髙橋:久保さんも他の皆さんもあまり壁がなくて、マイペースな自分に対しても嫌な感じはなく、いい意味でそのままで仕事させてもらえています。ノンストレスで働けてますね。

 

山口:通勤時間も有効活用されているそうですね。

 

髙橋:はい、そうですね。通勤時間はアイデアを練る時間にしていて、ちょっと長い通勤時間が逆に丁度いい感じです。

 

求職者・企業の“ちょうどいい”を見つける ― 職人BASEの採用支援が選ばれる理由

 

山口:今回、職人BASEを通じた採用で良かった点はありますか?

 

久保:他の媒体でも求人を出していましたけど、職人BASEは間違いないなと。自分が欲しいと思った方を紹介してくださっています。これまでは、とりあえず会ってみないと分からないよねと、自分たちで時間をかけて選考をしていましたが、職人BASEはうちに合いそうな方だけを連れてきてくれてハズレがない印象です。あと、事前の説明や面談の同席、アフターフォローなど丁寧にやってくれていてありがたいですね。

 

山口:ありがとうございます。髙橋さんは、いかがですか?

 

髙橋:今ここに居られているのが全てというか、もう言うことないじゃんという感じなので、感謝しかないですね。

 

山口:いいご縁をつなげられてよかったです。髙橋さんから、転職を考えていたり職人BASEに登録しようとしている方に向けて一言いただけますか?

 

髙橋:求人票の条件を見ているだけでは何も変わらないので、まずはとりあえず会ってみて、動いてみるのが良いのではないかなと思います。

 

山口:たまたま電話に出てみてということですね(笑)ありがとうございました。

 

「数じゃない、合う人が欲しい」 ― 企業目線で語る採用支援のありがたさ

 

山口:粕谷さん、タック様としての採用課題をお聞かせください。

 

粕谷:やっぱり採用となると、長く勤めてもらうのが最大の目的になってきて、その中で“弊社に合う人”を見つけるのが難しいですね。
スキルだけでなく、会社の風土やチームとの相性も大事にしており、求人媒体だけではなかなか合う方に出会えませんでした。

 

山口:他の媒体も使われていたと思いますが、応募は結構あったんですか?

 

粕谷:そうですね。ただ、技術があっても会社に馴染めそうか雰囲気が合うかという部分で悩むことが多かったです。

 

山口:そういった中で職人BASEをご契約いただいた経緯をうかがえますか?

 

粕谷:元々御社(㈱第一広房TOKYO)との関係値がある中でサービスをご紹介いただいて、他媒体でうまくいってないけどお付き合いもあるし使ってみるかぁ・・・というのが、スタートでした(笑)

 

山口:実際に契約されてみていかがでしたか?

 

粕谷:登録者ユーザーさんは、スキル的にはうちのニーズに合う方がちゃんといるなと思いました。あとは、人柄とかがどうだろう・・というのはありましたが、すごくいいなと感じていましたね。

 

山口:ありがとうございます。他の媒体と違うと感じられるところはありますか?

 

粕谷:他媒体の方が登録者数は断然多いんですが、自分達でその方たちとお話してみないと情報が入ってこないですよね。職人BASEの場合はスタッフさんがヒアリングした情報だったりを共有してもらえるので、そこが全然違います。

 

山口:我々も今おっしゃっていただいた部分に自信を持っているので、粕谷さんからそういうお言葉をいただけて大変嬉しく思います。

 

粕谷:あとは、職人BASEに登録してから、採用にかける時間は圧倒的に削減できました。うちのことをよく知ってくれていることも大きいかもしれませんが、「タックにはこの人が良さそう」という方だけをピックアップして紹介してくれるので。これまで全部自分の目で見なきゃいけなかったその時間が削れているのは正直ありがたいです。

 

技術をつなぎ、若手を育てる ― 業界全体で取り組むべき課題とは?

山口:イベント業界全体の人材確保については、どのようにお考えでしょうか?

 

粕谷:職人の高齢化や若手の定着は大きな課題ですね。我々も工場を2つ構えていますが、内部で制作ができても現場で建て込みが出来なかったらお客様に提供できないので、現場で会う大工さんとか下地屋さんも大事にしていかないといけないなと思いますね。そういった技術の継承をどうしていくかというのは、業界全体の課題だと思います。

 

山口:そうですよね。若手育成が急務であるものの、目の前の仕事のクオリティを維持しながら若手を育てる時間を作るのが難しかったりしますよね。

 

粕谷:はい。各職種ごとで協会があったりしますが、そういうところで指導とか講習会の実施とかができたらいいのかなと思ったりしますね。

 

山口:今はまだ形にできていませんが、我々職人BASEとしても何かお手伝いできたらなというのは常に考えています。

 

採用は「人と人」の相性から。職人BASEが目指すこれからのマッチング

採用は、“人と人との相性”が大切だと、改めて感じたインタビューでした。

現場の細かなニュアンスや、企業が本当に求めていることは、求人票だけでは伝わりません。

私たち職人BASEは、そこに寄り添いながら「人」と「仕事」をつなげていくことを大切にしています。

今回のタックさんとのご縁のように、働く側も迎える側も気持ちよくスタートできる出会いを、今後もつくっていきます。

 

株式会社タック

今回インタビューにご協力いただいた株式会社タックは、イベント・展示会・商環境を中心にブース設計から施工、什器製作まで幅広く対応。千葉と京都に木工工場を持ち、ものづくりと現場対応の力で、体験価値のある空間づくりを支えています。現在は千葉工場と東京本社で新しい仲間を募集中ですので、もし興味を持たれた方はお気軽に職人BASEまでご相談ください。(2025年5月時点)

<株式会社タックHP>

 

イベント・ディスプレイ業界特化の人材サービス『職人BASE』

 

シリーズ記事はまだまだ続きます!

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この記事を編集した人

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職人BASE 編集部

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