インターネット化が進む昨今ですが、オフラインの場として今なお注目され続けているのが、展示会・イベント業界です。人々の交流の場だけでなく、最新の技術が披露される場であったりと、これからも欠かせない業界となっています。
この記事では、イベント業界への転職を考えている方向けに、イベント業界が求めていて、イベント施工の現場に向いている業種を詳しくご紹介します。イベント業界への転職の足がかりにしてください。
目次
イベント施工会社の仕事内容
イベント施工会社は主に、展示会やイベントの会場設計・施工、ブース設営などを担当します。具体的には、装飾の制作、電気設備や映像機器の設置を行い、企画やデザイナーが設計・意匠したとおりに会場全体の雰囲気を作り上げます。
また、依頼内容によってはスケジュール管理や現場全体の指揮も行い、円滑なイベント運営を支える役割を担うこともあるでしょう。これらを通じて主催者の意図を形にし、来場者にとって快適で魅力的な空間を提供するのが、イベント施工会社の意義です。
*参考 イベント設営の仕事内容は?
イベントや展示会を施工する会社の種類
イベントや展示会を企画運営したり施工したりする会社は、実は多数あります。ではどのような会社が展示会やイベントの企画や施工をしているのでしょうか。主な4種をピックアップしましたので、それぞれ詳しく解説します。
- 広告代理店
- 展示会専門会社
- デザイン会社
- 企画・プランニング会社
広告代理店
広告代理店は、イベントや展示会の企画からプロモーション、集客戦略までをトータルでサポートする企業です。
クライアントの要望をもとにターゲット層を分析し、効果的なイベント企画と広告展開までを提案します。企画や広告だけでなく、デザイン会社や施工専門の会社と連携し、会場の装飾やブース設営まで手配するケースもあります。
とくに大規模なイベントでは広告代理店が主導し、スポンサーとの調整やメディア対応も行い、仕事の幅が広い業種です。企画力や交渉力を活かして仕事をしたい方に適した業種でしょう。
展示会専門会社
展示会専門会社は、展示会のブース設営や装飾を専門に行う企業です。開催企業やブランドの魅力を引き出すデザインを考案し、来場者に訴求力のあるブースを構築します。
施工のみを請け負う会社もあれば、プランニングから設計、設営まで一貫して対応する企業も存在します。大抵が自社で什器や装飾パーツを所有している場合が多く、コストを抑えつつ柔軟な対応ができるため、展示会の開催には欠かせない企業といえるでしょう。
展示会や見本市での空間づくりに興味がある方に向いている職種といえます。
デザイン会社
デザイン会社は展示会やイベントのブース設計・装飾に特化しており、視覚的にインパクトのある訴求を行える企業です。ブランドイメージを反映した空間演出を考え、照明や色彩、素材の選定を通じて魅力的なデザインを作り上げます。
施工は外部の施工会社と連携することが多く、設計から進行管理までを担当するケースがほとんどです。しかし会社ごとに得意分野が異なるため、デザイン会社に就職を考える際は自分のスキルや希望する業務内容に合っているかを確認することが大切です。
企画・プランニング会社
企画・プランニング会社は、イベントや展示会の全体設計を担い、コンセプト立案から運営計画までを一貫して手掛けます。クライアントの目的に応じて戦略やイベント内容を構築し、集客効果を最大化するためのアイデアを提供するのが特徴です。
施工は外部の専門会社と連携するケースが多く、デザイン会社や広告代理店とも協力してプロジェクトを進めます。とくに出展経験の少ない企業にとって、効率的な運営をサポートする頼れる存在といえるでしょう。
イベント施工会社に未経験OKの求人はあるのか
展示会・イベント業界に精通したイベント施工会社ですが、専門的な業務だからこそ、未経験でも転職できるのかは気になるところでしょう。ここで、業界の実情を詳しく解説します。
イベント業界未経験でもOKの求人はある
結論を先にいうと、イベント施工会社では未経験者でもエントリーできる求人は多数あります。その理由として、以下の3点が挙げられます。
- 業界全体の人手不足
イベント業界では全体として人手不足が続いているため、未経験者を受け入れ育てる環境を整えることに力を入れています。
- 資格が必要ない現場も多い
特別な資格がなくてもできる仕事が多く、現場での実務を通じて技術を学べる仕組みを整えているのも要因です。
- OJTや社内研修制度の充実化
充実した研修制度を導入している企業もあり、未経験者でも着実に成長できます。体力に自信があり、やる気があれば挑戦しやすいといえるでしょう。
資格取得していたら優遇される
イベント施工会社では未経験者でも採用されるケースが多いですが、関連する資格を取得しているとより採用や雇用条件で優遇されます。たとえば「電気工事士」や「舞台機構調整技能士」などの資格があれば、照明や電源設備の設営にも携われるため、より専門的な業務に関われるでしょう。
他にも活躍できる資格は多くあります。転職する会社によって優遇される資格は変わるため、エントリーする際は事前に調べておきましょう。
イベント施工会社へはどのような業種の人が転職している?
イベント施工会社ではさまざまな業種の人材が活躍しています。そこで、実際にどのような業種が活躍しているのかを詳しく解説します。転職の際の参考にしてください。
電気工事士
イベント業界では、照明や音響設備、映像機器などの電源工事が必要となるため、電気工事の知識と技術をもつ人材が求められています。とくに「第二種電気工事士」以上の資格をもっていると、会場の電源設置や仮設配線などの業務を担当できるため、即戦力として評価されやすいでしょう。
また、舞台設備やLEDパネルの設営など、特殊な電気工事にも関われるため、スキルを活かして活躍できる分野です。電気工事士を取得している場合、転職に非常に有利になるでしょう。
企画制作ディレクター
企画制作ディレクターは、イベントの企画から制作、運営までを統括し、スムーズな進行を担う役割をもつ業種です。これまで広告や映像、出版業界で企画や進行管理をしていた経験があれば、即戦力として活躍できるでしょう。
クライアントの要望を具体的な形にするスキルや、関係者と連携をとる調整力が求められ、イベント業界ならではのスピード感や臨機応変な対応力を身につけることで、キャリアの幅が広がるでしょう。企画制作ディレクターとしてのスキルをもつ方は、イベント業界には欠かせない人材です。
グラフィックデザイナー
展示会やイベントでは、ブースの装飾やサイン、ポスターなどのデザインが重要な役割を果たします。そのため、グラフィックデザイナーはイベント施工会社での仕事に適した職種の一つといえるでしょう。
グラフィックデザインのスキルを活かせば、企業のブランドイメージを視覚的に表現し、来場者の関心を引く演出ができます。とくにIllustratorやPhotoshopを使ったデータ制作の経験があると、即戦力として活躍しやすいでしょう。
大工
イベント施工会社では、展示会やライブ会場のステージ設営、ブースの組み立てなど、木材や金属を使った施工業務が多いため、建築の知識や工具の扱いに慣れている大工は即戦力になれるでしょう。とくにイベントは短期間での施工が求められるため、限られた時間で精度の高い作業ができる能力があると、比例して評価も上がります。
建築現場とは違い、デザイン性や演出を重視した施工が多いため、新しい分野に挑戦したい方に適した転職先といえます。積み重ねた技術を活かし、多くの人を喜ばせられるイベント業界でキャリアアップを狙える職業です。
イベント施工会社への転職にオススメのサービス
実際にイベント施工会社への転職を考えた際に利用してほしい、オススメのサービスをご紹介します。サービスは「転職サイト」と「転職エージェント」でわけてご紹介します。それぞれの違いも合わせて解説しますので、みていきましょう。
転職サイトの場合
転職サイトとは、企業が求人を掲載し、それを求職者が応募することでマッチングを提供するプラットフォームです。数多くある転職サイトですが、その中から利用してほしいオススメのサービスを2点ご紹介します。
Indeed
「Indeed(インディード)」は、世界No.1の求人検索エンジンであり、Web上のさまざまな求人情報を一括で検索できるサービスです。職種や勤務地などのキーワードを入力するだけで、関連する求人情報を簡単に見つけられるため、多くのユーザーに利用されています。
また、登録した履歴書を公開設定しておくことで、企業側からのスカウトも届きます。忙しい合間の時間で転職活動ができるため、ぜひ利用したいサービスだといえるでしょう。
*参考 Indeed
doda
「doda(デューダ)」は、経験者採用や即戦力人材の採用に強みをもつ求人サイトです。会員登録者数は約872万人(2024年4月末時点)と日本最大級で、20代から30代半ばの若手・中堅層が多く利用しています。
幅広い業種・職種に対応しており、営業、金融、メディカル、エンジニア、グローバル分野に特化した専門サイトも併設されています。イベント施工会社の求人も多く掲載されており、条件に適した求人情報が見つかるでしょう。
*参考 doda
転職エージェントの場合
転職エージェントとは、求職者の経歴や転職希望条件に合わせて転職をサポートする専門のアドバイザーがつくサービスです。キャリア重視や専門職特化など多数あるエージェントの中から、オススメのサービスをご紹介します。
MASSMEDIAN
「MASSMEDIAN(マスメディアン)」は、マーケティングやクリエイティブ職種、イベント業界などに特化した転職エージェントです。広告・Web・イベント分野の採用支援実績が豊富で、業界に精通したキャリアコンサルタントが在籍しています。
イベント施工会社への転職にも強く、専門的なサポートを提供しています。また、女性の多様な働き方を支援する「しゅふクリ・ママクリ」などのサービスも展開しているため、男女問わず利用しやすいサイトだといえるでしょう。
*参考 MASSMEDIAN
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界最大級の求人数を誇る総合転職エージェントです。イベント施工会社への転職を目指す方にも多彩な求人情報を提供でき、エージェントを利用して転職を考えている多くの方に利用されています。
非公開求人も多数取り扱っており、登録者限定で紹介を受けられる点が魅力です。さらに、専門のキャリアアドバイザーが履歴書の添削や面接対策など、転職活動全般をサポートします。これらのサービスを活用することで、希望に沿った転職を実現しやすくなるでしょう。
*参考 リクルートエージェント
イベント施工会社に転職したいなら「職人BASE」
さまざまな転職サイトや転職エージェントをご紹介しました。どのサービスもそれぞれの強みをもちますが、イベント業界への転職成功の可能性をよりあげたい場合は、イベント業界に強みをもつ「職人BASE」の利用をオススメします。「職人BASE」は、イベント業界で活躍できるスキルをもつ職人を求める企業とイベント業界で活躍したい職人をつなぐマッチングサービスです。
スマホアプリを通じて、希望する条件に合った求人や案件を手軽に検索でき、応募や企業との連絡もスムーズに進められます。さらにプロフィールを登録しておけば、企業側から直接スカウトが届く可能性もあります。また、専任のエージェントによるサポートが受けられる点も魅力のひとつです。
正社員としての雇用に結びつく案件も多いため、長期的なキャリアを考えている方にもオススメです。登録は無料なので、まずは気軽に利用してみましょう。
*参考 職人BASE
まとめ|イベント施工会社に転職して仕事の幅を広げよう
この記事では、イベント業界が求めているイベント施工の現場に向いている業種を詳しくご紹介しました。イベントの開催には多くの職人の技術が必要で、資格やスキルをもっている職人は人手不足が続いていることもあり、引く手数多な状況です。この記事を参考にイベント業界へ転職し、仕事の幅を広げてキャリアアップを目指しましょう。