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アフターコロナで変化するイベント業界!変化に対応できる職人が必要?

新型コロナウイルスの世界的な流行によって、多くの産業が変革を求められましたが、とくに影響を受けたのがイベント業界です。感染拡大のリスクを懸念して、多くのイベントがオフラインからオンラインの開催に見直されました。

現在のアフターコロナ時代では、参加者のニーズに応えるため、あたらしく「ハイブリッドイベント」も誕生しています。

この記事では、

  • コロナ禍によるイベント業界への影響
  • アフターコロナによるイベント業界の変化
  • オンラインとオフラインのイベントのメリット

についてご紹介します。

ハイブリッドイベントについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コロナ禍によるイベント業界への影響

 

世界的に新型コロナウイルスが蔓延して、イベント業界は中止や縮小を余儀なくされました。対面でのイベント開催は難しく、従来の形式ではオフラインイベントができなくなった時期でもあります。

縮小してイベントを開催しても、感染対策のパーテーションや検温と消毒などあたらしい体制を構築する必要がありました。対策のためにコストは増加しても、イベント来場者はなかなか集まらずイベント運営には大きな影響がでました。

オフラインでの開催が難しく、オンラインに切り替えて開催するイベントもこの時期に増えてきました。オンラインイベントの流行は、オフラインよりも気軽に参加できたり交通費がかからなかったりといった点の新たな発見にもつながっています。

 

アフターコロナによるイベント業界の変化

 

2023年5月には新型コロナウイルスが「5類」に移行して、アフターコロナの時代を迎えました。行動制限やイベントの人数制限もなくなって、イベント業界にはあらためてイベントのあり方を考える転機となっています。

*参考 5類に移行「アフターコロナ」高まる期待 経済押し上げ4.2兆円

 

オフラインイベントの増加

現在ではオフラインイベントの開催数は、コロナ禍前の2019年以前に迫る勢いで増加しています。とくに音楽イベントやスポーツイベントなどの、臨場感を楽しめるサービスやエンターテイメントは需要が高まってきています。

 

オンラインイベントもなくならない

行動制限やイベントの人数制限がなくなっても、コロナ禍により高まったオンラインイベントの需要はまだまだなくなりません。交通費や移動時間がかからないため、遠方でなかなか参加できなかったイベントにも参加しやすくなっています。

アフターコロナによってオフラインイベントの需要は増加していますが、オンラインイベントもなくなる可能性は低いと言えます。イベントの種類や規模によって、2つの形式が共存していくものとして注目を集めています。

 

オフライン・オンラインイベントのメリット

 

オフラインイベントと、オンラインイベントのメリットについて解説します。それぞれ確認しておきましょう。

 

オフラインイベントのメリット

オフラインイベントのメリットは、

  • 臨場感を楽しめる
  • コミュニケーションが取りやすい
  • トラブルに気付きやすい

といった点です。

画面越しの映像ではなく、実際の演出やパフォーマンスに触れられるため、オフラインイベントならではの臨場感を楽しみにしている方も多いです。観たり聞いたりするだけでなく五感すべてを使うので、サービスや商品のインパクトも大きくなります。

出演者にとっても、観客と直接コミュニケーションを取れる点もメリットです。相手の表情や反応を見ながらサービスを提供できるため、ニーズを汲み取った提案がしやすくなります。

また、イベント開催にトラブルはどうしても発生してしまいますが、オフラインイベントではすぐに気づけるためカバーしやすいです。事前にトラブルを予想して、対策しておくとイベントをスムーズに進められます。

 

オンラインイベントのメリット

オンラインイベントのメリットは、

  • 交通費や移動時間がかからない
  • コストを抑えられる
  • 天候に関係なく開催できる

といった点です。

オンラインイベントはインターネット環境さえあれば参加できるため、交通費や移動時間がかかりません。少しの空き時間でも参加できるので、参加者を集めやすいといったメリットもあります。

イベント主催者にとってもイベント会場が不要で、オフラインよりもスタッフの人数を減らせるオンラインイベントは、コストが抑えられます。コストが抑えられたら大きな利益を残せたり、参加者に還元したりといったことが可能です。

天候などの理由で、イベントの開催が制限されない点もメリットです。せっかく手間やコストをかけてイベント開催の準備を進めても、自然災害や感染症の流行などでイベントが中止になると主催者は大きな損失を受けてしまいます。

 

新しいタイプのハイブリッドイベントとは

 

アフターコロナの時代になって、オフラインとオンラインを組み合わせたハイブリッドイベントが増加しました。ハイブリッドイベントとは、実際に会場でイベントを開催して、その様子をオンラインでの配信もおこないます。

会場に行っての参加もオンライン上での参加もできるため、どちらのメリットも活かしたイベント開催ができます。IT技術が発達した現代では、オンラインでもWeb会議やアンケートができる点も、ハイブリッドイベントが流行した一因です。

ただし、ハイブリッドイベントを成功させるためには、オフラインとオンラインの参加者どちらも満足させることが大切になります。会場のLIVE中継をおこなう演出やカメラワークを工夫したり、会場にオンライン参加者を映したりといった工夫が必要です。

準備コストの増加やトラブル時の対応など、イベント運営が増えることもある点には注意しましょう。

 

ハイブリッドイベントのメリット

 

ハイブリッドイベントのメリットは、

  1. 距離を超えた交流が可能
  2. イベントに柔軟性がでる
  3. ITツールの活用ができる

などが挙げられます。それぞれ確認しておきましょう。

 

距離を超えた交流が可能

ハイブリッドイベントは、オンラインイベントのメリットである距離を超えた交流が可能です。遠方や予定が合わない参加者はインターネットを通じて参加できるため、イベントに参加することで交流の機会を広げることができます。

イベント会場での交流はもちろん、リモート同士やオフラインでの参加者とリモート参加者での交流も増えています。

また、イベント主催者や講演者もリモートで参加できるため、スケジュールが合わなかった方でも遠方から参加できる点はメリットになります。ハイブリッドイベントでの開催にすることで、オフラインとオンラインの参加者をどちらも取り込むことが可能です。

 

イベントに柔軟性がでる

ハイブリッドイベントは参加方法やイベント開催時間に柔軟性を持たせられるため、イベントに付加価値がでやすいです。オンラインでの配信方法をLIVE配信とアーカイブ配信の両方でおこなえば、スケジュールの合わなかった方も参加できます。

イベント出演者もオンラインで参加してもらえば交通費や出演料の節約になって、出演者数を増加させたり出演時間を伸ばしたりといったことも可能です。

運営費用を抑えられることによって、さらにイベントのコンテンツを充実させることで参加者の満足度も上がります。オンラインとオフラインのメリットをそれぞれ活かして、多くの選択肢を参加者に用意するとイベントが成功しやすくなります。

オフラインでのイベント参加には人数制限もなくせるので、イベントに参加できないことも減らせます。ハイブリッドイベントでは混雑を避けるため、会場内でLIVE配信を見ることも珍しくありません。

 

ITツールの活用ができる

ITツールを活用できる点も、ハイブリッドイベントのメリットになります。先ほど紹介したアーカイブ配信をおこなえば、イベントに参加できなかった方も内容を知ることが可能です。

オフラインで参加した方も、後からアーカイブの映像でイベントを見返せるため、商品やサービスを覚えてもらいやすいメリットがあります。

SNSやWebサイトを利用した宣伝やアンケートも効果的で、集客や次回以降のイベントによかった点や反省点を活かすことも可能です。

オフラインでのイベント参加もオンライン上で管理することで、会場のキャパ内でのイベント開催や待ち時間の短縮などが簡単におこなえます。参加者の満足度を下げないためにも、上手に利用しましょう。

ITツールの発達によって、イベント講演者への発言や質問もオンラインからおこないやすくなっています。オフラインでも参加人数の調整によって、コミュニケーションが取りやすくなるので、双方向のやりとりで理解度や満足度を上げることも可能です。

 

ハイブリッドイベントの今後

 

ハイブリッドイベントは今後さらに流行していき、さらにイベントの自由度が上がっていくと考えられます。

開催するイベントの内容によって、オフラインとオンラインの割合を調整していくと参加者の満足度も上昇します。エンターテイメントのイベントはオフラインを多くする、ビジネスのイベントはオンラインを多くするといった調整が必要です。

ハイブリッドイベントが流行することで、通信環境の整備やプラットフォームの管理、セキュリティの安全性などの問題もでてきます。イベント主催者はあたらしいITツールを活用するなど、経験を積んでスムーズな運営ができるようにしましょう。

オンライン上から参加できるようになったからこそ、オフラインのイベントの価値が再認識されている一面もあります。主催者と参加者が一体となってイベントを楽しめるように、演出や会場のクオリティにこだわることも大切です。

 

まとめ|変化に柔軟に対応して案件を獲得しよう

 

この記事ではコロナ禍によるイベント業界への影響やアフターコロナによるイベント業界の変化、オンラインとオフラインのイベントのメリットについてご紹介しました。

オフラインとオンラインそれぞれのメリットを活かした、ハイブリッドイベントについても解説しています。今後はハイブリッドでのイベント開催が主流になっていくと予想されるため、開催方法やメリットを確認しておくことがオススメです。

開催するイベントの内容によって、オフラインとオンラインの割合を調整したりコストを抑えたりするとイベントが成功しやすくなります。時代の変化に柔軟に対応して、多くの方が満足できるイベントを開催しましょう。

ハイブリッドイベントの流行によって、職人BASEではあたらしい案件も多く募集されています。興味がある方は無料で登録できるので、イベント業界の案件を探してみませんか。

*参考 職人BASE

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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