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イベント運営に役立つ資格や経験とは|職種や仕事内容も合わせて解説

アフターコロナになり、一時期自粛が続いていたイベント業界の需要が再熱しています。企業のPRイベントやコンサートなどイベントの種類はさまざまですが、どのイベントでも重要な役割を担うのがイベント運営です。

この記事では、イベント運営を目指す、またはイベント運営としてさらにキャリアアップしたい方向けに、イベント運営に関わる職種や主な仕事内容をはじめ、役立つ資格や経験、年収のあげ方などを詳しく解説します。

 

イベント運営の仕事の流れ

 

はじめに、イベント運営が行う仕事の流れをご紹介します。主な仕事内容は以下の6つです。

  • 会場の設営
  • リハーサル
  • イベントの進行管理
  • 音響や照明など技術業務
  • 参加者の受付や誘導
  • 会場の撤去

 

会場の設営

スムーズなイベント運営にするためにも、イベントの会場設営は最初に行う大切な工程です。主な設営内容は以下になります。

  • 搬入された機材や備品の設置
  • 設計通りにステージやブースを設営
  • 机や椅子など必要備品のセッティング
  • 音響や電気などの確保
  • スムーズな移動ができるための動線確保
  • 必要に応じてスタッフや派遣の追加手配

以上のような多くの作業を、短時間で行う必要があります。設営の段階で不備があると本番に影響を及ぼすため、チェックリストを活用しながら作業を進めます。

 

リハーサル

進行の流れや各担当の役割を最終確認するために、イベント本番前の念入りなリハーサルは非常に重要です。リハーサルの内容としては、タイムスケジュールに沿ってプログラムを通し、音響や照明の調整を行います。  また、出演者やスタッフの動きをチェックし、問題があれば修正を加えます。

とくに大規模なイベントでは、会場内の動線や緊急時の対応も確認しておくことが重要です。リハーサルを念入りに行うことで、本番のトラブルを未然に防ぎ、円滑な運営につなげられるでしょう。

 

イベントの進行管理

イベント当日は、スムーズに運営できるよう進行管理を行います。事前に作成したタイムスケジュールをもとに、各プログラムが予定通り進行しているかのチェックを逐一確認し、出演者やスタッフの動きの把握、予定より遅れが出た場合は柔軟に調整することが求められます。

とくに司会者との連携を密にし、進行の遅れやトラブルが発生した際には、適切な判断で対応することが重要です。進行管理を徹底することで、来場者がストレスなくイベントを楽しめる環境を整えられます。

 

音響や照明など技術業務

イベントの雰囲気や演出の質をあげるためにも、音響や照明の技術業務は重要な役割を担います。音響では、スピーカーの配置やマイクの調整を行い、会場全体にクリアな音を届けられるよう管理します。照明では、ステージやスクリーンを場面に合わせて適切に照らし、プログラムごとの演出を引き立てる工夫が求められるでしょう。

専門的な機材を使用するため、プロの技術者が担当するケースが多く、リハーサル時に入念なチェックを行います。適切な音響と照明の調整が、来場者の満足度を高め、イベントの成功につながります。

 

参加者の受付や誘導

イベント運営の円滑な進行のためにも、参加者の受付や誘導も欠かせない運営業務のひとつです。受付では参加者の名簿確認やチケットのチェック、配布物の手渡しを行います。その際、イベントの基本情報を尋ねられることも多いため、スムーズに回答できるよう準備が必要です。

誘導業務では会場内の動線を把握し、場所を尋ねられた参加者を迷わず目的の場所へ案内できるよう、会場地図を把握しておかなければなりません。とくに大型イベントでは、混雑を防ぐための動線管理や適切なスタッフ配置が求められるでしょう。

 

会場の撤去

イベント終了後は、スムーズに会場を原状回復するために撤去作業を行います。ステージや照明、音響機材の撤去、机や椅子の片付け、装飾の撤去など、多くの作業が短時間で求められるため、事前に作業分担を決めておくことが重要です。

会場の利用時間を超えないよう撤去の進行管理を徹底しながら、安全に配慮して作業を進めます。とくに大型機材の運搬や解体作業は、事故のリスクを防ぐため専門スタッフの指示に従い進めることが必要です。清掃を含めた撤去作業が完了したら、会場側と最終確認を行い、問題がないことを確認して撤収します。

*参考 イベント企画・運営の仕事内容と任せる会社の選び方

 

イベント運営に関わる職種

 

イベント全体を担うやりがいのあるイベント運営業務ですが、これから目指す方にとっては実際にどのような職種に就けばいいのかは気になるところでしょう。ここで、イベント運営に関わる主な職種として以下の3点を詳しくご紹介します。

 

イベントプランナー

イベントプランナーは、イベントの企画から運営までを総合的に管理する職種です。クライアントの要望をもとに、ターゲットや目的を設定し、内容や演出を考えます。

具体的には、会場選定、出演者やスタッフの手配、タイムスケジュールの作成、予算の調整など、多岐にわたって業務を担当します。また、スポンサーや関係者との交渉も行い、イベントの成功に向けて準備を進めることが求められるやりがいのある職種です。

 

イベントディレクター

イベントディレクターは、イベントの運営を現場で指揮し、スムーズな進行を支える役割を担います。事前の準備段階では、リハーサルの実施やスタッフの役割分担を決め、本番当日に向けた最終調整を行います。イベント当日は、スケジュール通りに進行するよう監督し、出演者の導線や機材の準備状況を確認しながら、現場全体を管理するリーダー的な役割です。

また、予期せぬトラブルが発生した際には迅速な判断と対応が求められます。円滑なイベント運営のため、調整力や決断力が求められる職種です。

 

イベントプロデューサー

イベントプロデューサーは、イベント全体の成功に責任をもつ重要なポジションの職種です。具体的には、予算の策定や資金調達を行い、クライアントの要望に沿った運営ができるよう調整すること、また必要な人員や資材を確保し、協力会社との交渉や契約も担当します。

全体を俯瞰して計画を進める力が求められ、戦略的な視点をもつことが不可欠です。責任が強いイベントプロデューサーですが、その分やりがいがあり、一緒に働く多くの仲間から頼られる、なくてはならない職種です。

*参考 イベント運営会社が担う役割とは。職種と求められるスキルをもとに解説

 

イベント運営に役立つ資格や経験

 

基本的にイベント運営を行うために資格は必要なく、未経験からでも目指せる職種ではあります。しかし、取得していることで役立つ資格や経験は存在します。ここで、イベント運営に役立つ資格と経験をそれぞれ詳しく解説しますので、みていきましょう。

 

イベント運営で役立つ資格

まずはイベント運営で役立つ資格をみていきましょう。取得していることで信頼性の向上やキャリアアップにも関わりますので、要チェックです。

 

イベント検定

イベント検定は、イベント業界に関する基礎知識を証明できる資格です。イベント検定を取得することで、イベント企画や運営に必要な知識を体系的に学べ、実務に活かせるでしょう。

企業や自治体のイベント運営に携わる人はもちろん、未経験から業界に挑戦したい人にも役立つ資格で、取得後は履歴書や名刺に記載でき、専門知識をもつ証明として活用できます。キャリアアップを目指す際にも有利に働くでしょう。

*参考 イベント検定

 

イベント業務管理士

イベント業務管理士は、イベント運営の専門知識と実務スキルを証明する資格です。「一般社団法人日本イベント産業振興協会」が認定しており、イベント業務の質を高めることを目的としています。

資格には1級と2級があり、1級はディレクター職向けで高度な知識が求められ、2級はアシスタント・ディレクター職向けで、イベントの基礎知識を学びたい人に適しています。取得することで、企画や運営の実力を証明でき、キャリアアップや転職の際に有利になるでしょう。

*参考 イベント業務管理士

 

イベント運営で役立つ経験

次に、イベント運営で役立つ経験をみていきましょう。他業種で培ったものであってもイベント運営で活躍できる経験は多数あります。主な3点を詳しくご紹介します。

 

企画経験

イベント運営では、イベントの目的を明確にし、ターゲットに合わせたプログラムを考える力が求められます。そのため、過去の企画経験は重要なスキルの一つです。

過去に学校行事や企業の販促イベントを企画した経験があれば、スムーズな進行計画の立案や集客戦略の立て方が理解しやすくなるでしょう。また、予算管理やスケジュール調整の経験があると、実務の場でも活かしやすくなります。イベント運営を目指すうえで、小規模な企画でも経験がある場合、就職にもキャリアアップにも有利に働くでしょう。

 

プレゼン経験

プレゼン経験は、イベント運営において欠かせないスキルの一つです。企画を成功させるためには、クライアントやスポンサーに対して魅力的な提案を行い、理解と賛同を得る必要があるためです。

具体的には、イベントの目的やターゲット層、期待される効果を論理的に伝える力が求められます。また、資料作成のスキルや説得力のある話し方が身についていれば、採用率の向上にもつながるでしょう。

 

現場管理経験

イベント運営を円滑に進めるうえで、スタッフの動きを把握し、指示を出す能力が求められます。そのため、現場管理経験がある方は非常に重宝されるでしょう。

たとえば、機材トラブルやスケジュールの遅延が発生した際に、迅速な対応が必要になります。その際に適切な対応ができる現場管理者のスキルは重要です。

また、来場者の安全確保や動線管理も重要な業務の一つです。建設現場や製造業などでの現場監督の経験がある場合、指示出しやトラブル対応のスキルを活かしやすいといえるでしょう。

 

イベント運営に向いている人の特徴

 

イベント運営で活躍する人材には、共通の特徴が存在します。それらを理解し意識して習得しておくことで、今後のキャリアアップにも活かせるでしょう。その主な特徴を3つご紹介します。

 

折衝力がある

ものごとをうまくまとめ、うまく折り合いをつけられる折衝力がある人は、イベント運営において非常に重宝されます。イベントは多くの企業や関係者と連携しながら進めるため、異なる立場の意見を調整し、全員が納得できる形にまとめる力が求められるためです。

たとえば、クライアントの要望と予算が合わない場合、実現可能な代替案を提示し、納得を得ることが必要です。また、会場運営側や出演者、機材手配会社とのスケジュール調整なども発生するため、その度に高い折衝スキルが求められます。円滑な交渉を進めることで、スムーズなイベント運営が実現できるでしょう。

 

進捗管理能力がある

進捗管理能力がある人は、イベント運営において欠かせない存在だといえます。イベントは多くの業務が同時進行するため、各作業の進捗を把握し、スケジュール通りに進める力が求められるためです。

たとえば、会場設営が遅れればリハーサルにも影響が出るため、事前に各工程の期限を明確にし、スムーズに進行するよう管理することが重要です。また、トラブルが発生した場合も迅速に対応し、全体の流れを調整できる能力があれば、イベントを成功に導けるでしょう。高い進捗管理能力があることで、イベント全体の質をあげることに貢献します。

 

プラスの提案能力がある

プラスの提案能力がある人は、イベント運営において重宝されます。クライアントの要望をただ実現するのではなく、より効果的なアイディアを加えることで、イベントの価値を高められるためです。

たとえばクライアントからさらなる集客を求められた場合に、ただ広告を流すのではなく、目的とターゲット層を鑑みたうえでSNSキャンペーンの提案をしたり、インフルエンサー広告を利用したりなどのプラスの提案が求められます。また、会場の演出面でも照明や音響を流行に合わせて工夫することで、より印象に残るイベントに仕上げられるでしょう。こうした積極的な提案力があれば、クライアントからの信頼も得やすくなります。

 

イベント運営でキャリアアップをするなら「職人BASE」

 

今後イベント運営としてキャリアアップを目指す、またはより高い収入を得たいと考えた場合、効率的に案件を獲得したり、転職の機会を得る環境を整えることが大切です。そのための手段として、「職人BASE」の活用をオススメします。

「職人BASE」はイベント業界に特化したサービスで、スキルをもつ人材とそのスキルを求める企業を結びつけるマッチングプラットフォームです。主な特徴は以下になります。

  • スキルに応じた仕事を獲得しやすい 

    登録後、プロフィールにスキルや経験を入力すれば、自分に合った案件を探せるだけでなく、企業から直接スカウトを受けることもできます。さらに、専任エージェントがサポートを行うため、経験が浅い人でも安心して利用できるでしょう。

  • 多様な選択肢がうまれる 

    案件を増やしたい人だけでなく、転職したい人にもオススメです。案件を通じて企業側から正社員としてのオファーがくる場合もあります。

登録は無料で行えます。イベント運営のスキルを活かしてキャリアアップや年収アップを狙うなら、積極的に活用しましょう。

*参考 職人BASE

 

まとめ|イベント運営関連の資格でキャリアアップしよう

この記事では、イベント運営に関わる職種や主な仕事内容をはじめ、役立つ資格や経験、年収のあげ方などを詳しく解説しました。イベント運営自体は資格の必要はありませんが、自分の価値の向上やキャリアアップのためにも、資格取得しておいて損はないでしょう。この記事を参考に、イベント運営でさらなる活躍を目指しましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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