イベント業界で働くことは非常に夢のある仕事です。イベントスタッフに転職したいと考えている人も少なくないでしょう。イベントスタッフとして仕事をするのに必要な資格はあるのでしょうか。転職するために資格が必要なら早めに準備したいと思うかもしれません。
この記事では、特定の資格が求められるのか、またイベントスタッフにはどのような魅力ややりがいがあるのかをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
イベントスタッフに転職するには資格が必要か
イベントスタッフで中心的な役割を果たしている人をイベントプランナーといいます。いわば、イベントを企画する人です。
未経験からイベントスタッフに転職する場合、何か資格があった方がいいのか気になるところでしょう。イベントの企画会社で働くために必要な資格があるのかどうかまず考えてみましょう。
資格はなくても転職可能
イベントプランナーとして働くのに資格は必要ありません。一定の免許や資格を持たないと業務に携われないということはないからです。そのためイベントスタッフの仕事は未経験でも始めやすい仕事といえ、転職先としても人気があります。
またイベントスタッフは多くの仕事の分野があるため、すでに培っているスキルが活かせる場合も少なくありません。接客や販売などのスキルも役に立ちます。
イベントスタッフに転職し、イベントスタッフとして働くための必須の資格はありませんが、持っていると有利な資格はいくつかあります。次にそのことについて考えてみましょう。
転職に有利な資格とは
イベントスタッフとして働くのに必須の資格はありませんが、取得すると役立つ資格はいくつかあります。履歴書に記載することもでき、転職に有利です。
もちろんイベントスタッフとして働き始めてから取得することもできる資格なので、キャリアアップとしてもオススメです。その多くは実践的なものが多く、実際のイベントで使うことが可能です。
転職に有利な資格は以下の通りです。
- イベント検定
- PRプランナー
- イベント業務管理士
一つひとつ考えてみましょう。
イベント検定
イベント検定は、さまざまなイベントの企画や実施、運営などのプロセスを適切に行うための基礎だけでなく、応用に至る知識を持っているかどうかを判定する試験です。この検定に合格すると、イベントに関連した基本的な知識やノウハウを持っていることを客観的に証明できます。
＊参考 イベント検定
PRプランナー
PRプランナーは、PR活動の企画や営業に関して実践的な能力と基本的な知識を持っていることを証明する資格です。試験に合格すると、民間団体から認定を受けられます。広報やPRの仕事は、目に見える数字で結果を示すのが難しいものです。
PRプランナーの資格を取得しているということは、広報やPRに関する必要な知識とスキルを一定水準以上で持っている証明となるので、仕事を任せてもらえる上での信頼度が高まります。
＊参考 PRプランナー
イベント業務管理士
イベント業務管理士は、イベントの企画から実施に至るまでのプロセスを管理できることを証明する資格です。イベント業務管理士の試験は2級と1級で分かれていますが、いずれも実際の業務経験が必要です。
イベントスタッフとして働き始めてから、さらなるキャリアアップとして転職する人に向いています。2級を受けるにはイベント業務で起きる実務経験が3年以上なくてはなりません。1級を受ける時には、2級の試験に合格していて、さらに5年以上の実務経験が必要です。イベントスタッフに転職してから、管理職を目指すために取得するいい目標となるでしょう。
＊参考 イベント業務管理士
イベントスタッフに向いている人とは
次にイベントスタッフに向いている人について考えていきましょう。イベントスタッフにはイベントをスムーズに運営するための事前の入念な計画や役割分担が欠かせません。
来場する人に非日常的な感動を提供する素敵なお仕事です。その中にはさまざまな仕事が含まれているので、何にでも対応できるスキルが求められます。詳しく見ていきましょう。
対応力がある
まず、求められるのは対応力です。イベントには予想外のトラブルがつきものです。設備上のトラブルがあったり、お客様への対応が求められたりすることもあるでしょう。
個々のトラブルに対して柔軟に対応する能力が求められます。イベント会場によって仕事が異なることも多いため、常に対応力が求められるといえます。
来場者からの問い合わせに答えなければならないことも多いため、マニュアル通りにいかないことも多いでしょう。予想外のことが起こった時にも、冷静に判断して対応できる人が向いています。
企画力がある
イベントを企画するに際して、お客様が楽しめるように企画力が大切になってきます。予算や限られた敷地内で、最大限にイベントを盛り上げるには工夫が必要です。クライアントの要望に応えるにも、企画力が必要です。
華やかなイベントでも準備は地道な仕事です。感動的、楽しいと思われる価値ある体験を提供できるよう綿密な準備が必要になってきます。
コミュニケーション能力がある
イベントスタッフは、人と接するのが好きな人に向いています。人と接するのが苦にならない人は、コミュニケーション能力が高いことが多いです。イベントスタッフの仕事は、黙々と一人で作業する仕事よりも、スタッフ同士がコミュニケーションを取りながら連携して働くことがメインとなります。
イベントの規模にもよりますが、多くの人がスタッフとして働くので、初対面の人とでもうまくやっていくコミュニケーション能力が必要です。設営や機材の搬入など協力して働かなくてはならない分野も多いので、誰とでも仲良く話せることは重要となるでしょう。
仕事を教えたり、仕事を任せたりするにもコミュニケーション能力は欠かせません。接客をすることもあるので、わかりやすく話すことなどのスキルも重要です。
体力がある
機材の搬出搬入などの設営作業にはとりわけ体力が必要です。朝一番から仕事が始まることも少なくないからです。移動などもある中で、長時間働かなくてはならないのでかなりの体力勝負になるでしょう。
真冬や真夏、悪天候などでも開催されるイベントもあります。体力に自信がある人は、イベントスタッフの素質があるといえます。
イベントスタッフの魅力とは
イベントスタッフに転職したいと思っている多くの人は、その仕事に魅力を感じています。特別な非日常を作り上げることのできるイベントスタッフは、どのような魅力のある仕事なのでしょうか。いくつか具体例をあげて考えてみましょう。
多くのスキルが身につく
イベントスタッフの仕事は多岐にわたっています。その分多くのスキルが身につきます。
販売にも携わるため、接客の経験を積むこともできます。グッズ販売では在庫管理したり、箱詰めしたりなどの作業もするでしょう。受付業務や警備員の仕事などもあります。
他にも、多くの人をまとめる組織力も必要となってきます。大きなイベントに携わるたびに、自分のスキルが上がっていくのを感じるのは、イベントスタッフとしての魅力でしょう。
いろいろな経験ができる
憧れのイベントに携わることや、芸能人に関われるという特別な経験をすることもできるかもしれません。仕事自体を楽しみにできるというのは非常に魅力的です。
自分の好きなアーティストのイベントに携われると、本当に幸せな気持ちになります。イベントはどのように準備され運営されているか、舞台の裏側を見られるのは貴重な経験です。
イベントの開催地はそれぞれ異なるので日本全国を飛び回ることもあるでしょう。仕事で行くことになるので、それほど観光する時間はないかもしれませんが、旅行好きにはたまらない魅力です。
給料がいい
イベントの規模にもよりますが、イベントに携わる仕事は他の接客業に比べると給料がいいといえます。イベントの多くは土日に集中することも関係しています。
好きな仕事に携われて、なおかつ給料がいいことは最高です。イベントの企画から携わっていれば、やりがいや達成感も味わうことができます。
＊参考 求人ボックス給料ナビ
イベントスタッフの大変さとは
魅力の多いイベントスタッフの仕事ですが、イベントスタッフならではの大変さもあります。ここでは3つご紹介します。
開催地によって仕事場所が変わる
イベントは規模や内容によって、開催場所が変化します。コンサートのような仕事では全国を回ることも少なくありません。そうなると安定した場所で仕事をするのは難しいでしょう。
その分、移動が大変だったり、長期間自宅に戻れなかったりすることも考えられます。そうなると、家族の協力が不可欠となり、負担も少なくありません。比較的自由な立場にある人の方がイベントスタッフには向いているかもしれません。
拘束時間が長い
イベント内容によっては勤務時間が早朝や深夜になることも少なくありません。イベント自体が9時から開始でも搬入などの仕事が6時頃から始まるケースもあります。
片付け作業はイベント終了後に行うため、コンサートのように終了時間が遅い場合は撤収作業が深夜になるでしょう。このように拘束時間が長くなってしまうという大変さがあります。
体力的にハード
体力的にハードだと感じる仕事もあります。屋外のイベントの場合、季節や体調によってはかなりの体力を使います。
服装などは決まっていて、体温調節が難しい場合も多いようです。長時間立ちっぱなしや、走り回らなければならない場合もあるでしょう。
力仕事も多いので体力的にかなりハードです。拘束時間は長い場合も多いので体力の配分ペースも工夫しなくてはなりません。
イベントスタッフの仕事は職人BASEでも見つかる
イベントスタッフの仕事は、職人BASEに登録することによっても見つけることができます。職人BASEで紹介しているされている求人はイベントに関連した仕事です。イベントスタッフを目指している人にはぴったりでしょう。
設営や誘導、撤収などイベントにはたくさんの仕事があります。経験を積んだり、経験を生かしたりする機会がたくさんあることでしょう。職人BASEに登録することで、新たな仕事の分野を見つけることができるかもしれません。ぜひ、利用してみてください。
＊参考 職人BASE
まとめ｜イベントスタッフへの転職は魅力が多い
イベントスタッフの仕事は、多くのやりがいと魅力が溢れています。資格なしの未経験でも転職できるので、転職先として非常に人気があります。
イベントの種類はたくさんあるので、どのイベントに携わりたいかで転職先も変わってきます。ですが、イベントスタッフの仕事に転職するために、有利となる資格の取得も考えてみましょう。イベントスタッフの仕事への転職によってさらなるスキルを身につけられるでしょう。
