内装工事やイベント施工・演出・企画など、展示会における職人の仕事はさまざまです。展示会での仕事を探している職人は、具体的な仕事内容や主催している企業について把握しておきましょう。この記事では、展示会における職人の仕事について詳しく解説します。
目次
展示会における職人の仕事内容とは
展示会における職人の仕事として、次のような職種が挙げられます。
- イベント施工
- イベント技術・演出
- イベント企画・運営
- デザイン
- 内装工事
それぞれ具体的な仕事内容・職種について解説しますので、展示会での仕事を探している方はチェックしておきましょう。
イベント施工
展示会の仕事には、イベントを施工する職種があります。
展示会で必要なイベント施工の職種は、主に次の通りです。
- 大工
- 大道具
- とび
- DTPオペレーター
- 加工
- 貼り手
- 経師・表具
- 電気工事
- 給排水工事
- テント設営
- パネル設営
- トラス設営
- 施工管理
- 施工スタッフ(備品配布など)
- 運搬
展示会ブースの設営・施工を行うために、大工や大道具・とびなどの職人が求められます。また、DTPオペレーターや加工職人など、イベント施工をサポートする仕事も必要です。
特別な技術を持った職人の他にも、備品配布や運搬・搬入出作業を担当する施工スタッフの仕事もあります。
イベント技術・演出
展示会の仕事として、イベント技術・演出を担当する職種があります。イベント技術・演出の職種は、次の通りです。
- 音響オペレーター
- 照明オペレーター
- 映像オペレーター
- フォトグラファー
- 編集作業
- 舞台監督
- 進行ディレクター
- 通訳
展示会を成功させるには、音響や照明・映像によってイベントを盛り上げる必要があります。さらに舞台進行を行うディレクターや監督も、展示会で必要な職種です。
イベント企画・運営
展示会における職種には、イベント企画・運営の仕事があります。イベント企画・運営の職種は、次の通りです。
- プランナー
- ディレクター
- アシストディレクター
- 運営スタッフ
イベントを企画し運営する職人がいなければ、展示会を適切に運営できません。展示会を成功させるためには、プランナーやディレクターによるイベント企画・運営が必要不可欠です。
デザイン
展示会で求められる職種には、イベントの成功・企画だけでなく空間をデザインする仕事も必要です。デザインの仕事としては、次のような職種が挙げられます。
- クリエイティブデザイナー
- グラフィックデザイナー
- 空間デザイナー
- 実施設計
- 3Dデザイナー
- デコレーター
デザインの職種は、イベント全体の雰囲気を左右する役割なため重要な仕事です。
内装工事
展示会の会場を施工・仕上げるためには、内装工事の職人が必要です。内装工事の仕事として、次のような職種があります。
- 内装大工
- 塗装工事
- クロス工事
- 床仕上工事・床工事(OA含む)
- 化粧フィルム・シート工事
- 防音工事
- 軽鉄工事
- 軽量ボード工事(LGS・PB)
- 電気工事(内装)
- 給排水・給湯設備工事
- 内装解体工事
- 内装清掃
内装大工・塗装工事を担当する職人や、防音工事・電気工事・給排水工事を行う職員も必要です。内装工事を担当する職人の仕事によって、展示会のイベント会場が仕上げられます。
展示会の種類
展示会で働きたい職人は、どのような展示会が開催されているのか種類を把握しておくべきです。主な展示会の種類として、次のようなものがあります。
- 合同展示会
- セール展示即売会・動員催事
- プライベートショー
- パブリックショー
展示会の種類は、開催するイベントやターゲット層によって異なります。それぞれの違いを把握して、展示会で働く際の参考にしましょう。
合同展示会
合同展示会とは、東京ビッグサイトなど主要都市の大型展示会場で開催されるイベントです。複数の企業が合同で出展し、共通のテーマでイベントを盛り上げます。
企業が新製品や新技術を披露する場であり、業界のトレンドを知りたい方が来場します。大きな合同展示会では、数千人の来場者が訪れるケースもあり、大規模な設営・運営が必要です。
セール展示即売会・動員催事
セール展示即売会・動員催事は、商品の売買を目的としたイベントです。ファッションブランドなどをセール価格で販売するケースも多く、BtoCビジネスで多く利用されます。
セール展示即売会は、直接商品を確認して売買を検討できるイベントで、新規顧客の獲得に向いています。
プライベートショー
プライベートショーは、ひとつの企業もしくはグループが自社の技術やサービスをアピールするために開催するイベントです。
新商品や新技術を紹介したりセミナーやステージショーで観客を楽しませたり、さまざまな方法で自社の魅力やメッセージを来場者に伝えます。
プライベートショーは招待制で開催されることが多く、新規顧客の獲得より既存顧客の関係強化が目的です。
パブリックショー
パブリックショーは、テーマを選定して出展企業が商品やサービスを販売・紹介するイベントです。一般消費者も多く来場する展示会で、入場料が主な収入源になります。
パブリックショーの代表的な例は、「コミックマーケット」や「東京ゲームショー」などです。イベントを通じてファンを獲得することで、自社製品・サービスの認知度拡大を図ります。
展示会での仕事をする上で意識するべきポイント
展示会はさまざまな職種の職人や、複数の出展企業が協力して成功させるイベントです。展示会やイベント関係の仕事をする際には、展示会の目的・来場者に合ったイベントづくりを行うためには、仕事に取り掛かる上で意識するべきポイントがあります。展示会での仕事を行う際には次のコツを押さえておきましょう。
- 展示会の情報収集を行う
- 企業の魅力やPRポイントを把握しておく
- ブースや設備のイメージを固める
- 設営予算や企業情報を把握しておく
それぞれのコツを解説します。
展示会の情報収集を行う
展示会づくりを成功させるために、展示会の情報収集を行いましょう。どのような目的・テーマで展示会を開催するのか、イベントの趣旨や出展企業の意向を把握しておくことで、イメージ通りの会場づくりを実現できます。
ブース位置や小間数、来場するターゲット層の趣味嗜好を考慮して、展示会づくりを行いましょう。
企業の魅力やPRポイントを把握しておく
展示会づくりのコツとして、企業の魅力やPRポイントを把握しておくことが重要です。
企業のイメージカラーや特色、アピールしたい製品やメッセージなどを考慮して、ブースづくりを行う必要があります。
さらにイベントの演出・デザインを担当する職種の場合は、企業の魅力やPRポイントを把握した上で、適切な空間を演出することが大切です。
ブースや設備のイメージを固める
展示会づくりの際には、ブースや設備のイメージを固めましょう。イベントの目的や出展企業の意向に合わせたブースをつくるためには、必要な設備や広さを把握しておく必要があります。
出展ブースの数やデザイン、イベント当日の来場者数やスタッフ数を考えて、展示会をつくりあげていくことが大切です。
設営予算や企業情報を把握しておく
展示会で仕事をする上で、設営予算や企業情報を把握しておくことが重要です。予算や出展する企業の職種・規模によって、展示館の雰囲気は大きく変動します。
職人として携わるプロジェクトを成功させるために、設営予算や企業情報を把握しておきましょう。
オススメの展示会主催企業
展示会で仕事をするなら、オススメの展示会主催企業を把握しておくべきです。展示会主催企業を把握しておくことで、イベントがある際に仕事を受注しやすくなります。
数多く存在する展示会主催企業の中で、オススメの企業は次の通りです。
- 株式会社フジヤ
- 名古屋ショーケース株式会社
- 株式会社ゼンシン
- 株式会社ビー・シー・シー
- 株式会社フロンティアインターナショナル
- 株式会社ビッグビート
- ブリッジクルー株式会社
- 株式会社tray
- 株式会社アディクション
- 株式会社あうんクリエイティブ
- 株式会社レブ・クリエイト
- 株式会社アイデアプラス
- 株式会社BEICE
- 株式会社エルピークリエイツ
- 株式会社タテヤマ
- 株式会社フェイス
- 株式会社カブキヤ
- 株式会社Xexel
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まとめ|展示会の仕事をするためにイベント企業とつながろう
展示会の仕事を受注するためには、まずイベント企業とつながることが大切です。
展示会を開催するためには、施工スタッフだけでなくイベントを企画・演出する職人や、デザイン・内装工事を行う職人まで多種多様の人材が必要です。自分のスキル・経験を生かして展示会で仕事をするには、イベントの目的やテーマを把握して、出展企業の意向やPRポイントを把握しておく必要があります。
この記事で紹介したオススメの展示会主催企業を参考に、展示会開催に向けて職人を集めている企業を探しましょう。
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<参考記事>
求人@インテリアデザイン イベントや展示会で注目されるブースをつくる! ブース企画・デザインの仕事内容と魅力は?
20NECONSISTH 展示会運営の主な業務内容と主催時のポイントを解説