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グラフィックデザイナーを採用するなら必要スキルをチェックしよう

グラフィックデザイナーを採用したいけれど、どのようなスキルが必要なのか、と考えていませんか。グラフィックデザイナーの採用では、一般的に

  • デッサン能力
  • デザインソフト操作スキル
  • デザインに役立つ資格

の3つを確認すべきだと言われています。とくにデッサン能力、デザインソフトの操作スキルは必須スキルです。

必要なスキルを抑えて、会社にマッチした人材を獲得しましょう。

 

グラフィックデザイナーの中途採用は厳しい

 

グラフィックデザイナーの中途採用が厳しい理由は3つあります。

  • 企業と職人のスキルがミスマッチ
  • 会社のターゲットと職人のスキルが異なる
  • やり手デザイナーは転職市場に現れない

必要なスキルを持つデザイナーの少なさに加えて、企業とのミスマッチも原因です。また、活躍しているデザイナーは現職で好待遇であることが多く、転職市場になかなか現れません。

ここでは、グラフィックデザイナーの中途採用が厳しい理由を詳しく解説します。原因を理解し、適切な採用活動を行いましょう。

 

企業と職人のスキルがミスマッチ

企業と職人のスキルが合わず、中途採用が難しくなっています。多くの人材を集めても、企業が求めるスキルを持っていなければ採用につながりません。たとえば、企業が3Dデザインを求めているにもかかわらず、応募者が2Dデザインの経験しかない場合があります。

このような失敗を避けるために、必要なスキルを具体的に提示しましょう。応募数は減少しますが、採用につながらない人材は不要です。

 

会社のターゲットと職人のスキルが異なる

会社がターゲットとする市場に適したスキルを持つ職人は、多くいません。能力があってもジャンルが異なれば未経験者と同じです。即戦力を期待する中途採用にはつながりません。

高級路線での市場開拓を考えている場合、カジュアルなデザインが得意なデザイナーを採用しても活躍できないでしょう。

このように、職人にスキルがあっても企業イメージとそぐわない場合、採用にはいたりません。

 

やり手デザイナーは転職市場に現れない

やり手デザイナーは需要が高く、なかなか転職市場に出てきません。能力が高いデザイナーはすでに高待遇を受けており、新しい職場を探す必要はないからです。

企業がこうしたやり手デザイナーを採用するには、戦略を練ってリクルーティングする必要があります。転職市場以外からも採用できるように、さまざまな方法を検討しましょう。

 

グラフィックデザイナー採用時に確認すべきスキルとは

 

ここでは、グラフィックデザイナーの採用時に確認すべきスキルについて解説します。確認するスキルは、大きくデザインソフト操作などの必須スキルと、資格などの関連スキルの2つに分けられます。

スキルを理解し、企業とマッチしたグラフィックデザイナーを採用しましょう。

 

必須スキルをおさえよう

グラフィックデザイナーには、デッサン能力とデザインソフトを使いこなすスキルが必要です。デッサンでイメージを伝えたものを、デザインソフトを使って完成させます。

グラフィックデザイナーの必須スキルをおさえて、採用でのミスマッチを防ぎましょう。

 

デザインソフトを使いこなせること

グラフィックデザイナーとして活躍するためには、下記のデザインソフトを使いこなす能力が必要です。

  • Illustrator(イラストレーター)
  • Photoshop(フォトショップ)
  • InDesign(インデザイン)

Illustratorはイラストを描くときに使用し、Photoshopは画像を加工するときに使用します。InDesignはページ数が多い印刷物作成に使います。パンフレットの作成などでは、3つのソフトを活用する場面が多々あるでしょう。

グラフィックデザイナーには、Illustrator、Photoshop、InDesignの3ソフトを使いこなせるスキルが必須です。

 

デッサン能力

デッサンは、頭の中に思い浮かんだイメージをビジュアル化して他者に伝える能力です。どれだけ良いデザインであっても、周囲の人に伝わらないと意味がありません。

デッサン能力は、チーム内やクライアントへイメージを伝えるときにも有用です。チームで仕事をするグラフィックデザイナーには必須スキルといえるでしょう。

 

関連する資格も確認する

下記のグラフィックデザイナー関連資格を確認することで、求職者のスキルが確認可能です。

  • 必須スキルの能力試験
  • 色彩検定
  • カラーコーディネーター検定試験
  • CGクリエイター検定

デザイン能力は色の資格でチェックでき、実務能力の有無は必須スキルの能力検定でチェックできます。それぞれの資格を理解し、求める人材と相性の良い資格を確認しましょう。

 

必須スキルの能力試験

デザインソフトに関する資格があれば、操作スキルが確認可能です。たとえば、Illustrator、Photoshopでは下記の試験が実施されています。

  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • Photoshopクリエイター能力認定試験

どちらも「スタンダード」と「エキスパート」が存在し、能力を客観的に確認できます。能力試験を通して、求職者のスキルをチェックしましょう。

*参考 Illustratorクリエイター能力認定試験

*参考 Photoshopクリエイター能力認定試験

 

色彩検定

色彩検定は、色の配色に関する文部科学省後援の検定です。主にファッション・アパレル業界や、広告・出版業界で有効です。

色彩検定を通して、色の配色に関する技術を学びます。資格取得を通して、複数の色の組み合わせや、トーンの変化で与える印象など、ニーズに応じた配色知識が身に付きます。

配色技術を身に着けたグラフィックデザイナーを採用したいなら、色彩検定の有無をチェックしましょう。

*参考 色彩検定

 

カラーコーディネーター検定試験

カラーコーディネーター検定試験は、東京商工会議所によって実施される検定試験です。商品開発や建築など工業分野でのニーズが高い資格です。

カラーコーディネーターは、色に関する知識はもちろん、その知識の活かし方も問われます。たとえば、広告による売上への影響なども学びます。

デザイン性だけでなく、その先にある結果も踏まえたデザインができる人材なら、カラーコーディネーター保有者を採用しましょう。

*参考 カラーコーディネーター検定試験

 

CGクリエイター検定

CGクリエイター検定は、公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が認定する民間資格です。難易度はベーシックとエキスパートに分かれており、どちらもCGに関する知識を試します。

CG作成は、現代の映像作品には必須スキルです。また、3DモデリングにもCGが用いられており、立体性のあるデザイン作成もできます。

映像や3Dデザインを考えているなら、CGクリエイター検定保有者の採用をしましょう。

*参考 CGクリエイター検定

 

グラフィックデザイナーを中途採用するならこちら

 

ここでは、グラフィックデザイナーの中途採用向けのサービスを紹介します。幅広く募集するためには、大手の「リクナビ」と「マイナビ」がオススメです。

それぞれに「リクナビNEXT」「マイナビ転職」という転職サービスがあります。優秀なグラフィックデザイナーの中途採用のために、知名度の高いサービスを活用しましょう。

 

リクナビ

 

リクナビは人材業界最大手リクルートが運営する求人サービスです。転職者向けにはリクナビNEXTがあり、中途採用活動はこちらで行いましょう。

リクナビNEXTは求人数の多さが強みです。多くの会社から比較して転職先を選びたいグラフィックデザイナーも多くいます。

他社より魅力的な条件を提示できるなら、リクナビNEXTで中途採用活動を行いましょう。

*参考 リクナビNEXT

 

マイナビ

 

マイナビは同社が運営する転職サイトです。マイナビにはマイナビ転職があります。中途採用であればこちらに求人を掲載しましょう。

マイナビ転職は20から30代に人気です。将来に期待できる若手グラフィックデザイナーの応募が期待できます。

育成を考慮した若手グラフィックデザイナーの採用活動をするなら、マイナビ転職を活用しましょう。

*参考 マイナビ転職

 

グラフィックデザイナー求人条件

 

グラフィックデザイナーの求人では、以下のような条件を記載しましょう。

  • 未経験者や新卒は対象化を提示する
  • デザインの仕事内容を明示する
  • 在宅勤務の有無などの労働環境も詳しく記載する

これらを記載することで、欲しい人材の応募が集まります。また、採用後のミスマッチ帽子も可能です。

 

未経験や新卒も対象であるかを提示する

求人を出す際は未経験者・新卒者も対象であるかを明示しましょう。このようにすることで、求職者が応募可能か判断しやすくなります。

即戦力を求めている場合は、「実務経験3年以上」などと記載することで、未経験者・新卒者の募集が避けられます。反対に、将来を見据えて育成するなら「未経験者・新卒者歓迎」と記載しましょう。

このように、自社の状況にマッチした採用のために「業務経験が必要かどうか」を記載してみてください。

 

デザインの仕事内容を明示する

デザインの仕事内容を具体的に書く必要があります。求職者がやりたい仕事か、経験を活かせる仕事か、などを判断するために必須です。

たとえば、

  • 広告デザイン
  • 出版物デザイン
  • コーポレートデザイン

など、採用後に担当してもらう仕事内容を記載します。ホームページ上に会社で納品したデザインも掲載しましょう。

担当するデザインのイメージができるように、仕事内容の明示も必要です。マッチすれば、採用後のモチベーションアップにもつながります。

 

在宅勤務の有無などの労働環境も詳しく記載する

労働環境は詳しく記載しましょう。フレックスの可否やオフィスの雰囲気など、労働環境を重視する人は多く、特に在宅勤務制度の有無は重要です。

通勤や人間関係から解放される在宅勤務は人気です。魅力的な条件の一つでもあり、在宅勤務がない会社を対象外とする求職者もいます。また、在宅勤務は働く場所を選ばないため、遠方から経験やスキルがある人材を採用できます。

優秀な人材を幅広く募集したいなら、在宅勤務制度を取り入れてアピールしましょう。

 

イベント業界の企業なら職人BASEで職人にお願いしよう

 

人材採用が難しければ、スポット的に職人を募集する方法もあります。イベント業界であれば職人BASEがオススメです。

職人BASEは、企業がイベントを通して職人を募集するサービスです。イベントごとに募集をおこない、優秀なグラフィックデザイナーに仕事を依頼できます。転職市場にはいない、副業・フリーランスの優秀なグラフィックデザイナーの手を借りられます。

イベント業界でグラフィックデザイナーを探しているなら、職人BASEでスポット募集をしてみてください。

*参考 職人BASE

 

まとめ|必要スキルを抑えて有望な経験者を採用しよう

 

今回はグラフィックデザイナーの採用について解説しました。採用にあたり、必要なスキルをおさえて、貴重な人材を獲得しましょう。

必要なスキルは、イメージを伝えるデッサン能力と、それを形にするデザインソフトを使う能力です。デザインソフトは、能力検定の資格有無で、ある程度のスキルも把握できます。

欲しい能力が定まっているなら、下記の資格を確認しましょう。

  • 色彩検定
  • カラーコーディネーター
  • CGクリエイター検定

資格は客観的に能力を確認する方法の一つです。資格を理解することで、採用時のミスマッチが防止できます。

これらの必要スキルを抑えて有望なグラフィックデザイナーを採用しましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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