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照明オペレーターの年収って実際どうなの?リアルな収入事情とこれからの働き方を解説

照明オペレーターは、仕込みから本番、トラブル対応、撤去までを含めて、ひとつの現場を支える仕事です。演出の一部として空間をつくりながら、裏側では安全管理や進行を担います。経験を重ねるほど任される領域は広がり、現場での立ち位置も少しずつ変わっていきます。

そうした積み重ねの中で、業界に長く関わるほど「年収」というテーマは避けて通れなくなります。案件数や稼働は増えているのに、収入の手応えは大きく変わらないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、照明オペレーターの年収と、その背景にある業界構造、そこから考えられる働き方について掘り下げていきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

照明オペレーターの平均年収

照明オペレーターの年収は、300万円台から600万円前後までと幅が大きく、働く環境次第で大きく変わる仕事です。経験年数が同じでも、どんな現場に関わっているか、どんな立場で仕事をしているかによって、収入はかなり違ってきます。

というのも、照明の仕事はジャンルごとの色がとても濃いためです。劇場なのか、ライブなのか、イベントや企業案件なのか。分野が変われば、求められる役割も単価の考え方も変わり、結果として年収に差が出るのは決して珍しい話ではありません。

実際、ハローワークの求人統計では、舞台照明スタッフの月額賃金はおよそ26.1万円という数字が出ています。この金額だけを見ると年収300万円前後となりますが、現場ではそこに残業代や現場手当、リーダーとしての報酬などが積み重なり、気づけば年収ベースで500万円前後に届くケースも見られます。

*参考 照明スタッフの年収は高い?適性や必要資格も合わせて紹介

*参考 舞台照明スタッフ - 職業詳細 | 職業情報提供サイト(job tag)

 

会社員の場合

会社員の照明オペレーターは、月給制が中心で収入が安定しやすいのが特徴です。年収の目安は300万円前後からスタートし、経験を積んで400万円台、チーフや現場責任者クラスで500万円前後が視野に入るケースもあります。

生活基盤は作りやすい一方で、昇給幅は会社の制度に左右されやすく、仕事のレベルが上がっても年収の伸びを実感しにくいと感じる人も少なくありません。

 

業務委託・フリーランスの場合

業務委託やフリーランスの照明オペレーターは、良くも悪くも「結果がそのまま収入に出る」働き方です。会社員のような安定感はありませんが、そのぶん振れ幅は大きく、人によって年収の景色はまったく違います。実際、なかなか現場が安定せず200万円台で止まってしまう人もいれば、現場選びや立ち回り次第で600万円を超えてくる人もいます。

基本は日給や案件ごとの単価制で、仕込み・本番・オペレーション・チーフなど、役割ごとに金額が変わるのが一般的です。現場に出れば収入になる一方、仕事が切れれば一気に止まってしまいます。

 

照明オペレーターで転職を考えるきっかけ

照明オペレーターとして現場経験を重ねるほど、「このままでいいのか」と立ち止まる瞬間は増えていきます。転職を考え始めるきっかけには、いくつか共通した悩みがあります。ここでは代表的な4つをご紹介します。

 

できることは増えているのに単価は変わらない

「ムービングも組める、卓も触れる、仕込みの段取りも任される」
「後輩に指示を出しながら現場を回すことも増えてきた」
「それなのに、数年前と日当や月給がほとんど変わっていない」

こうした感覚を持っている人は、決して少なくありません。現場で求められるレベルは確実に上がっているのに、報酬だけが足踏みしていると感じてしまう。そんな状態が続くほど、「この場所で働き続ける意味はあるのだろうか」と考え始めるきっかけになっていきます。

 

評価基準が見えない不安

どこまでできるようになれば昇給するのか、何を評価されればポジションが上がるのかという基準がはっきりしないまま、年数だけが過ぎていくケースも多いのがこの業界です。

現場では感謝されているのに、給料や立場には反映されず、評価されているのかどうかすら分からない。この状態が続くと、自分の市場価値が見えなくなり、「もっとちゃんと見てくれる環境はないのか」と転職を意識し始める方も多くいます。

 

将来の働き方が描きにくい

20代の頃は勢いで走れていた現場も、年齢を重ねるにつれて見え方が変わってきます。

「今の働き方を10年後も続けられるのか」
「役職が上がるイメージもなければ、収入の伸びも読めない」
「目の前の現場は回っているのに、少し先の自分が想像できない」

この「将来像のぼやけ」が、環境を変えたいと思う大きな理由になることも多いです。

 

会社からの給料以外に収入の柱がない

会社の仕事が止まれば、収入もそのまま止まってしまいます。そんな状況に、ふと不安を覚えたことがある人もいるのではないでしょうか。現場でどれだけ信頼を積み重ねていても、仕事の窓口が会社だけであれば、個人としてのつながりはなかなか増えていきません。

そのまま指名案件もない状態で年数だけが過ぎていくと、「もしここを離れたら、自分には何が残るのだろう」と考えてしまうこともあります。収入源が一つに限られている働き方は、転職や独立を意識し始める大きなきっかけになっていきます。

*参考 職人BASE|照明オペレーターが転職を考えたら| 仕事内容・年収・キャリアの現実を整理する

 

収入を伸ばしている人がやっていること

 

同じように現場経験を積んでいても、年収が伸びていく人と、なかなか変わらない人がいます。その差は、技術力だけで決まっているわけではありません。実際には「どこで」「誰と」「どんな形で」働いているかが、収入の伸び方を大きく左右しています。

ここでは、収入を伸ばしている照明オペレーターに共通しやすい行動を4つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

 

現場の「種類」を変えている

収入を伸ばしている人の多くは、同じジャンルの現場に留まり続けていません。劇場中心だった人がイベント案件にも関わるようになったり、ライブ中心だった人が企業案件や展示会に入るようになったりと、現場の幅を意識的に広げているのが特徴です。

現場の種類が変われば、求められる動き方や予算感も変わります。その変化を面白がりながら順応していくことで、自分のスキルが通用するフィールドは確実に広がり、結果として「稼ぎ方」の選択肢がいくつも増えていくのです。

 

単価が動く場所に行く

どれだけ技術があっても、単価が固定されている現場だけにいれば、年収は頭打ちになりやすくなります。収入を伸ばしている人は、あらかじめ単価に幅がある現場、予算規模が大きい案件、人材が不足している分野などを意識して選んでいます。

すぐに高単価になるわけではなくても、「上がる余地がある場所」に身を置くことで、経験がそのまま金額に反映されやすくなっていきます。

 

会社の外に仕事の窓口を持っている

組織に身を置いていても、着実に稼ぎを伸ばしている人ほど、実は「社外のネットワーク」を誰よりも重視しています。制作会社やフリーランスのクリエイターなど、会社という看板を通さない個別の繋がりを地道に増やしています。 

そうした独自のパイプから直接指名や相談が舞い込むようになれば、働き方の自由度は一気に高まります。仕事の入り口を多角化しておくことこそが、収入の安定と飛躍を支える最強のセーフティーネットになるわけです。

 

評価と報酬が直結する環境に身を置く

収入が伸びている人は、「頑張っても給料が変わらない場所」から距離を取っています。代わりに、できることが増えれば役割が変わり、役割が変われば単価も動く環境を選んでいます。

評価がポジションや報酬に反映される場所では、成長が数字として返ってきます。その実感があるからこそ、技術を磨く意欲も続きやすくなり、結果的に収入も伸びやすくなっていきます。

 

実はイベント業界と照明経験者は相性がいい

収入や働き方を見直す中で、照明オペレーターの次のフィールドとしてよく挙がるのがイベント業界です。一見すると別業界に見えますが、実は照明の現場経験とイベント案件は重なる部分が多く、これまで積み上げてきた技術や感覚を活かしやすい分野でもあります。

 

案件ごとに単価が決まる

イベント業界の大きな特徴は、仕事が案件単位で動くことです。月給ではなく、「この案件はいくら」という形で金額が設定されるため、担当領域や責任範囲が広がるほど単価も上がりやすくなります。

照明オペレーターとして仕込みから本番まで任されてきた経験があれば、単なる作業スタッフではなく、現場を任せられる人材として見られやすくなります。その結果、仕事の内容と報酬が結びつきやすい環境で働けるようになります。

 

経験が評価されやすい

イベント現場では、学歴や社歴よりも「何ができるか」「現場を任せられるか」が重視される傾向があります。照明の現場で培ってきた段取り力、機材知識、トラブル対応力は、そのまま評価の材料になります。

現場を回せる人、安心して任せられる人は重宝されやすく、過去の実績が次の案件につながりやすくなります。経験そのものが価値として伝わりやすい点は、照明経験者にとって大きな強みになります。

 

仕込み力と対応力が活かせる

イベント現場は、短期間で会場を立ち上げ、本番を迎え、撤去まで一気に進むケースがほとんどです。その流れは、照明の仕込みから本番、バラシまでを経験してきた人にとって非常に近いものがあります。

限られた時間の中で仕込む力、想定外に対応する力、全体を見ながら動く感覚は、イベントの現場でもそのまま武器になります。照明オペレーターとして培ってきた現場力は、分野が変わっても十分に通用します。

 

イベント業界への転職なら「職人BASE」がオススメ

イベント業界に可能性を感じても、「どこから仕事につながるのか分からない」「営業は正直苦手だ」と感じている人は多いのではないでしょうか。照明の現場でどれだけ経験を積んできても、仕事の入口が会社だけでは、働き方や環境を大きく変えるのは簡単ではありません。

そうした中で、イベント案件と現場経験者をつなぐ場として注目されているのが「職人BASE」です。職人BASEは、イベント・展示会などの案件を中心に、現場で動ける人材を探している企業と職人・技術者をマッチングするサービスです。

登録すると、プロフィールを見た企業からスカウトが届いたり、自分の経験に合った案件情報を受け取れる仕組みになっています。特徴的なのは、単発案件だけでなく、継続案件や社員登用を前提とした募集も掲載されている点です。まずは業務委託として現場に入り、相性が合えばそのまま企業側から声がかかる、というケースも少なくありません。

会社を辞めなくても利用できるため、いきなり転職を決断する必要はありません。「どんな企業が人材を求めているのか」「自分の経歴にどんなスカウトが来るのか」を知るだけでも、今後のキャリアの選択肢は大きく広がります。

これまで積み上げてきた現場経験を、会社の中だけで完結させる必要はありません。イベント業界への転職や新しい働き方を少しでも考えているなら、まずは職人BASEに無料登録して、自分の経験がどんな評価を受けるのかを確かめてみてはいかがでしょうか。

*参考 職人BASE|イベント業界のお仕事探し!求人/案件をご紹介

 

まとめ|照明オペレーターの年収は、腕より「環境」で変わる

照明オペレーターの年収は、技術力だけで決まるものではありません。同じ経験を積んでいても、どんな現場に関わり、どんな立場で働いているかによって収入には大きな差が生まれます。収入を伸ばしている人は、現場の種類を変えたり、単価が動く場所に行ったりと、自分が身を置く環境を意識的に選んでいます。

もし今の働き方に伸び悩みを感じているなら、環境を変えることで、これまでの経験が正しく評価される可能性があります。年収を上げる鍵は、腕だけでなく「どこで働くか」にもあります。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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