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照明スタッフへの就職に資格は必要?役立つ資格や年収、将来性まで解説

イベント業界では、多くの職人がイベント成功へ向かって協力しています。その中でも、ライブやコンサートなどのイベントでなくてはならない職業が照明スタッフです。会場の雰囲気や舞台上の演出を左右する大切な役割の照明スタッフですが、就職する、またはキャリアアップするために資格は必要なのか、気になる疑問でしょう。

この記事では、照明スタッフに資格は必要なのかを主題に、仕事の流れや年収、将来性まで詳しく解説します。

 

照明スタッフとは

 

まずは照明スタッフとはどのような職業なのかを解説します。仕事内容、そして実際の仕事の流れから詳しくみていきましょう。

 

照明スタッフの仕事内容

照明スタッフは、ライブや劇場、テレビ番組、イベントなどで照明を使い、演出を行う仕事です。具体的には、舞台監督やディレクターと打ち合わせを行い、会場の雰囲気や演者の魅力を最大限に引き出すライティングプランの作成や、機材の選定や設置、明かりの調整など、細かな技術まで求められます。

また、LED照明の普及や映像演出との融合など、技術の進化も著しいため、新しい機材やソフトウェアの知識を常にインプットする姿勢も求められるでしょう。演出面だけでなく、安全管理や電気の基礎知識も必要なため、幅広いスキルを身につけられるやりがいのある職種です。

 

照明スタッフの仕事の流れ

照明スタッフの仕事は、主に以下の4つの流れになります。

  • プランニング
    まずは舞台監督やディレクターと打ち合わせを行い、演出に最適な照明プランを決定します。プランニングではステージ構成や出演者の動きを考慮し、どのタイミングでどの照明を使うかを細かく設計することが求められます。
  • 機材選定と搬入、設置
    次に、使用する機材の選定と搬入、設置を行います。ホリゾントライトやピンスポットライト、客席照明など、用途に応じた機材を準備し、適切な位置に設置していきます。この作業は「仕込み」と呼ばれ、照明の向きや明るさを微調整しながら、本番に備える大切な工程です。
  • 本番
    本番では調光卓を操作し、演出に合わせた照明の切り替えやピンスポットライトの操作を行います。照明のタイミングが少しでもずれるとステージの雰囲気が大きく変わるため、リハーサルで動きを完全に把握し、正確な操作が求められます。
    また、安全管理も重要な役割のひとつです。多くの機材やスタッフが関わるため、事故を防ぐための定期的な確認作業も欠かせません。
  • 撤収作業
    イベント終了後は「バラし」と呼ばれる撤収作業を行います。設置した照明機材を慎重に片付け、会場を元の状態に戻す作業です。とくに高所に設置した機材は落下の危険があるため、順序を守りながら安全に撤去することが求められます。

*参考 照明スタッフとは?仕事の流れから転職に有利になる資格まで詳しくご紹介

 

照明スタッフになるには?資格は必要か

 

これから照明スタッフを目指そうと考えている方にとって気になるのが、照明スタッフになるために資格が必要なのかどうかでしょう。ここで、照明スタッフに資格が必要なのか、そして実際に照明スタッフになるための方法を詳しく解説します。

 

照明スタッフになるのに資格は必要ない

照明スタッフとして働くために、特別な資格は必要ありません。実際、多くの現場では未経験からはじめられ、仕事をしながら技術を習得できます。

照明の設置や操作は専門的な知識が求められますが、現場での経験を積むことでスキルを高められるでしょう。  ただし、電源管理や安全対策に関する知識が必要になるため、現場を任せられる立場で働くのであれば電気工事士などの資格を取得することが求められます。

 

照明スタッフになる方法

次に、実際に照明スタッフになるための方法をみていきましょう。主な方法は以下の2点です。

  • 照明関連の学校に通う
  • 未経験募集求人に応募する

 

照明関連の学校に通う

照明スタッフを目指す方法の一つとして、照明技術を学べる専門学校や大学に通うことが挙げられます。専門学校や大学では、照明機材の扱い方や演出技術、安全管理の知識を学べるため、実践的なスキルを身につけやすいでしょう。

また、業界の最新技術やLED照明の活用方法など、現場で求められる知識も学べます。卒業後は、照明会社やイベント制作会社への就職もスムーズになり、インターンや実習を通じて実務経験を積むこともできるでしょう。

 

未経験募集求人に応募する

照明スタッフとして働く方法の一つに、未経験者向けの求人へ応募する方法も挙げられます。イベント制作会社や劇場、照明会社などでは、未経験者を募集し、現場でのOJTを通じて育成するケースが多くなっていることが理由です。

現場では機材の扱い方や配線の基本、安全管理の知識などを学びながら経験を積めます。アルバイトや契約社員としてスタートすることもありますが、実績を重ねて正社員へ登用されるケースも珍しくありません。積極的に応募し、現場経験を増やすことがキャリアアップにつながるでしょう。

 

照明スタッフに関連する職業

 

照明スタッフに関連する仕事はどのようなものがあるかを解説します。どのような仕事があるかを知っておくことで、自身のキャリアの幅も広がりますので覚えておきましょう。

 

ライブスタッフ

照明スタッフの職業のひとつに、ライブスタッフが挙げられます。ライブスタッフは、コンサートやフェスなどの現場で演出に合わせた照明操作を行います。

ライブスタッフの仕事内容は主に以下の流れで行います。

  • ステージ構成に合わせた照明プランの作成
    アーティストや演出家と打ち合わせを行い、楽曲の雰囲気やステージ構成に適した照明プランを決定します。
  • 機材設置や調整
    照明機材の配置や角度を調整し、演出意図に沿ったライティングを作り上げます。また、機材のトラブルを防ぐため事前の動作確認やメンテナンスも欠かせません。
  • 本番
    本番では、音楽のリズムやパフォーマンスの動きに合わせて瞬時に照明を切り替え、ステージの盛り上がりを最大限に引き出します。

 

劇場スタッフ

照明スタッフの職業として、劇場スタッフもやりがいのある仕事のひとつです。主な仕事の内容と流れは以下になります。

  • テーマに合わせた照明プランの作成
    公演のテーマや演出家の意向に沿って舞台の雰囲気を演出するための照明プランを作成します。
  • リハーサル
    事前のリハーサルでは、シーンごとの照明の明るさや色、切り替えのタイミングを細かく調整し、本番でスムーズに操作できるよう準備を行います。
  • 舞台本番
    本番では、役者の動きや音楽の展開に合わせて照明を切り替え、視覚的な魅力を最大限に引き出します。また、機材のトラブルが発生しないよう、定期的な点検や保守作業も重要です。

 

イベント運営会社

イベント運営会社でも照明スタッフは非常に重要な人材です。企業のプロモーションイベントや展示会、フェスティバルなどの照明演出を担当します。主な仕事の内容や流れは以下になります。

  • イベントコンセプトに合わせた照明プランの作成
    イベントごとにコンセプトは異なります。そのため、各コンセプトに合わせて会場の雰囲気を引き立てる照明プランを設計することが求められます。
  • 演出の事前打ち合わせやセッティング
    事前にクライアントや演出担当者と打ち合わせを行い、照明機材の選定や配置を決定します。  設営時には、機材の搬入やセッティングを行い、照明の角度や明るさを細かく調整していきます。
  • 音響の映像スタッフと連携した演出
    本番では進行に合わせて照明を操作し、スピーカーや映像演出と連携しながら魅力的な舞台を作り上げます。イベントは短期間で行われることが多いため、スムーズな設営と撤収のスキルも必要になるでしょう。

 

照明スタッフの年収と将来性

 

照明スタッフの収入は、地域、経験、勤務形態(正社員、契約社員、フリーランスなど)、勤務先の規模などによって異なりますが、​正社員の場合、平均年齢33歳で平均年収は490万円程度とされています。

全体の平均年収より少し上くらいではありますが、スキルを高めたり照明スタッフを統括する立場に就いたりなどキャリアアップを図ることで、年収アップも期待できるでしょう。

​​将来性については、コロナ禍で減少していたライブイベント、演劇、映画、テレビ番組、音楽コンサートなどのエンターテインメント産業も以前の水準に戻り、今後も照明の仕事は増加傾向であると言われています。​

電気知識やデジタルスキルに関しての知識、スキルを高めていくことで、照明スタッフとして長く活躍できるでしょう。

*参考 照明スタッフの仕事内容って?なるには持っておきたい資格も徹底解説

 

照明スタッフの就職やキャリアアップにオススメの資格

 

照明スタッフになるのに資格が必要ないことはお伝えしましたが、取得しておくことで就職が有利に働いたり、就職後に取得してキャリアアップにつながったりする資格は存在します。その主な資格を3点ご紹介します。

  • 電気工事士
  • 舞台・テレビジョン照明技術者技能認定
  • サウンドレコーディング技術認定試験

 

電気工事士

​電気工事士は、電気工事を行うために必要な国家資格で、第一種と第二種があります。​照明スタッフとしてのキャリアアップには、第二種電気工事士の取得がとくに有効で、一般住宅や小規模な商業施設の電気工事を行うことが認められ、照明機器の設置やメンテナンス作業の幅が広がります。

​試験は筆記試験と技能試験で構成され、年2回実施されています。​資格取得によって職場での評価が上がり、責任ある仕事を任されやすくなるでしょう。​

*参考 電気工事士

 

舞台・テレビジョン照明技術者技能認定

​舞台・テレビジョン照明技術者技能認定は、公益社団法人日本照明家協会が実施する資格です。取得することで、舞台やテレビの照明技術者としての知識と技能を証明できます。

​1級と2級に分かれており、2級は照明実務経験1年以上の方が対象です。​まず2日間の講座があり、受講後に試験が行われます。​1級は2級取得後3年以上、または照明実務経験5年以上の方が対象で、3日間の講座受講後に試験が実施されます。​舞台・テレビジョン照明技術者技能認定を取得することで、照明技術者としてのスキルアップやキャリアアップに役立つでしょう。

*参考 舞台・テレビジョン照明技術者技能認定

 

サウンドレコーディング技術認定試験

​サウンドレコーディング技術認定試験は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)が実施する資格試験です。​音響理論、電気音響とスタジオシステム、レコーディング技術、音楽著作権、録音の歴史など、音楽制作に必要な幅広い知識が評価されます。

​受験資格は高校卒業以上、または同等の学力を有する者とされています。​試験は四者択一のマークシート方式で行われ、結果に応じてAからEのランクが認定されます。​この資格を取得することで、音楽制作の現場で必要とされる知識とスキルを証明でき、照明スタッフとしてのキャリアアップにも役立つでしょう。

*参考 サウンドレコーディング技術認定試験

 

照明スタッフとして活躍したいなら「職人BASE」

 

今回、照明スタッフをこれから目指す方や、照明スタッフとしてキャリアアップを目指す方に役立つ内容をお伝えしました。最後に、照明スタッフとして活躍したい方にぜひ利用して欲しい無料サービスをご紹介します。それは、照明スタッフとして案件の獲得や転職の機会を得られる「職人BASE」というサービスです。

「職人BASE」は、イベント業界に特化したマッチングプラットフォームで、スキルをもつ職人とそのスキルを求める企業をつなぐサービスです。 ​照明スタッフとしてキャリアアップを目指す際に、以下の点がメリットです。

  • 案件の獲得と収入増加
    照明スタッフを求める多くの案件が掲載されており、スキルや経験に応じた仕事を見つけられます。自身のスキルに合わせて経験を積みながらも、収入増が期待できるでしょう。
  • 企業からのスカウトと専任エージェントのサポート
    無料登録後、自身のスキルや経験をプロフィールに入力することで、適切な案件を探せるだけでなく、企業からのスカウトも期待できます。​さらに、専任エージェントのサポートがあるため、経験が浅い方でも安心して利用できるでしょう。
  • 正社員としてのオファー案件を通じて
    企業側から正社員としてのオファーが来る場合もあります。​現場を体験してから社員として入社できることで、入社後のギャップを減らせるメリットがあります。

以上のことから、「職人BASE」を活用することで、照明スタッフとしてのキャリアアップや収入増加を実現できるでしょう。​登録は無料なため、まずは気軽に活用してみてはいかがでしょうか。

*参考 職人BASE

 

まとめ|資格を取得して照明スタッフとして活躍しよう

 

この記事では、照明スタッフに資格は必要なのかを主題に、仕事の流れや年収、将来性まで詳しく解説しました。照明スタッフになるのに資格は必要ないものの、就職を有利にしたり、その後のキャリアアップを目指したりするには非常に有効なため、率先して取得することがオススメです。

資格を取得し自身の人材価値をあげ、照明スタッフとしてさらなるキャリアアップを目指しましょう。

この記事を編集した人

職人BASE ライター

職人BASE 編集部

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