「見本市と展示会の違いってなに」
「イベント業界の内装工事をやってみたいけど、受注の仕方がわからない」
そのような悩みを抱えている職人の方も多いのではないでしょうか。
見本市と展示会には大きな違いがなく、新商品やサービスを披露して商談をおこなう期間限定のイベントです。この記事では見本市の特徴や案件の獲得方法、見本市の案件を獲得するメリットについてご紹介します。
見本市などのイベント業界の内装工事を受注したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
見本市とは
見本市とは、商品や製品の見本を展示する期間限定の市場のことをいいます。見本の展示とあわせて売買の商談もおこなわれ、来場者はバイヤーやビジネス関係者が多いです。
見本市は欧米で古くから開催されていて、100年以上の歴史がある見本市も少なくありません。期間限定のイベントではありますが、単発ではなく毎年同じ会場を利用して開催される見本市も多いです。
歴史のある見本市や人気のある見本市は多くの人が参加するため、来場者が数千人から数万人に及ぶこともあります。
見本市で出展されるものとしては、企業の新商品や新サービスがメインです。商品やサービスだけではなく、企業の取り組みを紹介しているブースもあったりと、見本市のコンセプトや企業のマーケティングによって、さまざまな内容の展示が集まることも魅力のひとつです。
見本市は会場内に出展企業がブースを設置するため、内装工の方が受けられる案件があります。コロナウイルスが5類に引き下げられて、見本市などのイベントも増えていくことが予想されています。あたらしい案件を獲得したい内装工の方は、見本市での仕事でも活躍していけるでしょう。
見本市と展示会の違い
見本市と似ているイベントとして、展示会があります。違いがわからない方も多いので、それぞれ解説します。
結論からいえば、見本市と展示会に大きな違いはありません。見本市はビジネスの場で商談を目的としていて、展示会は販促や認知向上を目的とするブースが多いです。
しかし、展示会でも商談のできるイベントがほとんどですし、プレゼンテーションを禁止している見本市も少ないです。そのため展示会と見本市は、似たようなイベントとして捉えられます。
見本市での仕事を受注する方法
見本市で仕事を受注する方法は、
- ホームページやマッチングサイトを利用
- 知り合いからの紹介
- 主催企業への営業
などがあります。それぞれ解説するので、内装業の案件が欲しい方は確認しておきましょう。
ホームページやマッチングサイトを利用
インターネットを利用した方法は、見本市の案件を獲得するにはオススメの方法の一つです。企業のホームページやマッチングサイトを検索すれば、見本市に関連する案件を探すことができます。
また、自社のホームページを作成しておくと、イベント企業から検索してもらえるといったこともあります。認知度が上がり実績をみてもらえれば、イベント企業から直接依頼を受けることが可能です。ホームページとあわせてSNSを運用しておくと、さらに効率的に多くの方や企業に自社を知ってもらえます。
マッチングサイトは自身で営業活動をおこなうよりも、コストを減らせる点がメリットです。サイト上で依頼者と受注者のマッチングが完了したら調査や見積もりをして、双方が同意したら案件を獲得できます。
サイトによっては登録料や月額利用料がかかるサイトもあるため、登録前にしっかりと確認するようにしましょう。
知り合いからの紹介
普段から多くの業者と交流のある方は、そういった方から案件を紹介してもらえることもあります。紹介の多くは、ほかの内装業者の下請けとして依頼となるでしょうが、見本市のイベント主催者や出展者を紹介してもらえれば、直接仕事を受注することができるでしょう。
紹介の場合は、単発の依頼である可能性や単価が安い可能性のある点はデメリットですが、丁寧な仕事をすれば次の依頼につながりやすいというメリットもあります。内装業者として独立したばかりのときは、効果的な営業方法になるので上手に活用しましょう。
主催企業への営業
主催企業を検索して、こちらから営業をかけることも効果的です。イベントの開催情報などを確認しておき、職人の募集を見かけたら応募することで案件を獲得できます。
募集がなくてもこちらから連絡することで仕事を受注できることもあるので、イベントを主催する企業の情報をできるだけ確認しておきましょう。直接のやりとりになるので紹介料や手数料がとられないため、利益が大きくなる可能性もあります。
見本市などのイベント業界の案件を獲得するメリット
見本市などのイベント業界の案件を獲得するメリットは、
- 高収入が狙える
- 終了日の予測が可能
- ほかの内装業者とつながれる
- あたらしい技術を学べる
といった点です。それぞれ解説します。
高収入が狙える
見本市での内装工事は大規模なものが多く、高単価の案件につながりやすいです。1回の見本市で100を超えるブースが設立されることも珍しくないため、多くの作業が発生します。作業量によって単価が決まるので、作業が増えて大変ではありますが、高収入を目指していくことができます。
最近ではオフラインとオンラインをあわせたハイブリッド型の見本市も開催されていて、写真や映像としても見栄えがよくなるように内装にこだわるブースも多いです。
毎年開催されている見本市もあり、内装工事の腕前を評価されれば来年のイベントでも依頼される可能性もあります。大企業になると年に何回も見本市や展示会に出展するため、常に丁寧な仕事を心がけていきましょう。
終了日の予測が可能
見本市は開催日が決まっているため、内装工事の終了日が予測しやすいです。イベント開催前のブース設営と終了後の撤去が主な内容になるため、撤去まで依頼された場合でもイベント終了から数日の間には仕事が終わります。
スケジュールが立てやすいので、案件が終了した後に、ほかの案件をすぐにいれられることも見本市の案件のメリットです。ただし、会場によってはすぐに次のイベントが開催されることもあり、片付けの期限がタイトで深夜にまで作業が及ぶこともあるため、うまく休暇も確保してスケジュールを組むことがオススメです。
開催日が決まっている分、ブース設営の納期は決して遅れられない点には注意しましょう。
ほかの内装業者とつながれる
見本市は規模が大きいので、ほかの内装業者も数多く作業しています。限られたスペースで作業をおこなうため、業者同士でのコミュニケーションも必要です。
作業中のコミュニケーションを通じて相性のいい業者や腕のいい業者とつながれば、あたらしい案件をもらったり仕事を依頼したりできるでしょう。
自身の受けている案件の納期が厳しいときは仕事を依頼することもでき、仕事が少ない時期は相手から受注をするなど柔軟な働き方が可能になります。安定した収入を得るためにも、ほかの内装業者とのつながりを持っておくことも大切です。
あたらしい技術を学べる
見本市では、ほかの内装業者の仕事や仕上がりを確認できます。多くの内装業者が集まる見本市での案件では、自分が知らない技術やスキルを活用した内装工事がみられる可能性もあります。
相手とうまくコミュニケーションをとりながら休憩時間などに質問すれば、技術やスキルを教えてもらえる可能性も高いです。見本市の案件を通じて内装業者としてスキルアップできる可能性もあるので、案件獲得にチャレンジしてみることがオススメです。
見本市の案件を獲得するときの注意点
見本市の案件を獲得するときの注意点は、
- 短納期の案件も多い
- 顧客の求めるレベルが高いことも
- ほかの業者を気にしながらの作業が必要
といった点です。業務をおこなう前に、確認しておきましょう。
短納期の案件も多い
見本市の案件はイベント開催日が決まっているので、短納期の案件も多く仕事量の調整が難しいです。イベント主催者は開催日の2日前ぐらいから会場を抑えていることが多く、短期間で内装工事を仕上げる必要があります。
集中して作業をおこなうため、夜間や早朝に業務をおこなうことも少なくありません。ほかの案件も並行して進めている場合は、そちらの作業をストップして見本市の案件に専念する可能性もある点には注意しておきましょう。
顧客の求めるレベルが高いことも
見本市などのイベントは主催者や出展者にとって、あたらしい顧客獲得につながる重要な商談の場です。オンラインでのライブ配信や写真撮影もおこなうため、内装工事にもこだわる顧客も多くなります。
高度なスキルが必要な内装工事を求められる可能性がある点は、理解して受注することが大切です。案件に応募するときは、顧客のイメージや要望を確認しておくようにしましょう。
ほかの業者を気にしながらの作業が必要
見本市での工事をおこなう現場では、ほかの内装業者や出展者たちも作業をおこなっています。ほかの方とスペースを譲り合ったり、連携を取りながらの作業になるため、注意が必要になります。
事前に話し合い等のコミュニケーションをとってから、作業にはいることがオススメです。もちろんほかのブースの荷物や内装に、ものをぶつけないように注意して作業するようにしましょう。
職人BASEを活用してイベント業界の案件を獲得しよう
見本市などのイベント業界での案件を獲得するには、プラットフォーム「BASE」を活用することがオススメです。新型コロナウイルスによる行動制限が解除されたため、オフラインイベントの開催が増えていて見本市の案件が増えています。
イベント業界の案件は、単価が高く高収入のものが多いです。案件を獲得できれば安定した収入が見込めるため、人気を集めています。
ほかの内装業者と一緒に作業することも多いので、知識やスキルの意見交換をしたり、あたらしい案件を獲得したりすることも可能です。イベント業界の案件を通じて、あたらしい職人のつながりがうまれることもあります。
プラットフォームの「職人BASE」では、イベント業界の案件の内装業者としてのスキルが活かせる案件も掲載されています。興味がある方は無料で登録できるので、イベント業界の案件を探してみませんか。
*参考 職人BASE
まとめ|見本市・展示会産業の内装工事案件がオススメ
この記事では見本市の特徴や案件の獲得方法、見本市の案件を獲得するメリットについてご紹介しました。見本市の案件はホームページやSNSを活用した方法や知り合いからの紹介などもありますが、プラットフォーム「職人BASE」を使うことがオススメです。
イベント業界の案件を獲得することで、高収入を狙えたりほかの内装業者と交流がうまれたりもします。受注できる案件を逃さないように日頃から営業活動にも力をいれて、見本市の仕事にチャレンジしてみましょう。
ほかの内装業者のスキルや作業方法をみるいい機会にもなるため、さらなるスキルアップも期待できます。