イベントやライブなどの映像や効果を操作し会場を盛り上げる映像オペレーターは、オフラインイベントからオンラインイベントまで、さまざまな場面で活躍しています。
今回は、映像オペレーターが活躍している業界や、未経験でも転職できるのかどうかをはじめ、映像オペレーターに向いている人の特徴や転職にオススメの求人サイトなどを詳しく解説します。
目次
映像オペレーターとは
映像オペレーターという職業がどのような仕事内容なのかをみていきましょう。未経験でも転職できるのかどうか、資格が必要かどうかについてくわしく解説します。
映像オペレーターの仕事内容
映像オペレーターは、
- スポーツイベント
- ライブ
- 舞台
- テレビ番組
などの現場で、映像の切り替えや効果を駆使して演出を行い、場を盛り上げたり感動する演出をつくりだしたりする仕事です。
具体的には、カメラ映像や事前に準備された映像素材を使い、リアルタイムで映像をスイッチングすることで観客や視聴者に臨場感を与えます。また、現在主流になりつつあるプロジェクションマッピングや、映像を使った舞台演出も担当します。
最近では新型コロナウイルスの影響でオンライン配信のニーズが増加しており、映像オペレーターの役割は多様化しているといえるでしょう。
*参考 オペレーターとは
映像オペレーターは未経験でも転職できるのか
映像オペレーターは未経験でも転職できます。映像オペレーターで求人を検索すると、「未経験OK」の求人を多くみかけます。映像オペレーターは専門的な職種ではありますが、学校に通って得られる専門的な知識などが必要なわけではありません。
未経験で映像オペレーターに転職する際には、独学で知識を習得したり、アルバイトなどで経験を積んだりすることで、転職に成功する可能性が高まります。未経験だからと二の足を踏まず、まずは映像オペレーターになるための行動を心がけてみてください。
映像オペレーターに転職するには資格が必要か
映像オペレーターには資格は必要ありません。しかし、業界内でのキャリアアップや専門的な技術を証明するためには、映像関連の学校で知識を学んだり、資格試験を受けたりすることが有効です。
たとえば、CGクリエイター検定や映像音響処理技術者などの資格は、映像オペレーターとしてのスキルをアピールする手段として有効です。いずれも受験資格はなく、転職前に取得しておくと有利になるでしょう。
転職に有利!映像オペレーターに向いている人の特徴
映像オペレーターとして活躍する人には特徴があります。以下のような特徴をもっている人は、映像オペレーターに向いているといえるでしょう。
- 映像が好き
- 流行に敏感
- コミュニケーション能力がある
- ライブやイベントの雰囲気が好き
それぞれ詳しく解説します。
映像が好き
映像オペレーターに向いている人の条件は、何よりも映像が好きであることでしょう。映画やテレビ、YouTubeなどの映像作品をみて、よい演出方法を研究できる人が向いています。
観客や視聴者の目線をもつことで、新しい発想を生み出しやすくなります。映像が好きであることは、日々の業務を楽しみながら高いモチベーションを維持するためにも大切な要素です。
流行に敏感
最新の流行や技術に敏感であることは、映像オペレーターに必要なことです。
視聴者に満足してもらえる映像作品をつくるためには、常に新しい情報をキャッチし、トレンドを把握する必要があります。日々変化する映像技術やコンテンツに目を向け、自分のスキルとして取り込む努力も求められます。
このような姿勢は、新しい映像表現をつくりだし、会場の観客や視聴者にインパクトを与える映像演出につながるでしょう。
コミュニケーション能力がある
映像オペレーターの仕事ではさまざまな技術職のメンバーと関わるため、コミュニケーション能力があることも重要です。
イベントやライブなどの会場では、クライアントやスポンサー、制作スタッフとの円滑なやり取りが求められます。コミュニケーションに歪みがあると、全体の失敗につながることも考えられるでしょう。
また、現場では突然のスケジュール調整や進行管理の変更が行われるため、メンバー間のコミュニケーションをスムーズに行えることが成功の鍵となります。
ライブやイベントの雰囲気が好き
映像オペレーターに向いている人の中には、ライブやイベントの雰囲気が好きな人が多くいます。
イベントやライブの現場では、臨場感や一体感を与える演出が必要です。念入りなリハーサルを経て、本番では観客に感動を与える映像演出を行います。ライブやイベントの雰囲気が好きな人や盛り上げたいと思える人は、映像オペレーターの仕事に向いているといえるでしょう。
映像オペレーターが活躍している業界
映像オペレーターは、さまざまな業界でスキルが求められ活躍しています。主に活躍できる業界として以下4つをピックアップし、詳しく解説します。
- 展示会・イベント企画業界
- ライブ・フェス業界
- ホテル業界
- テレビ業界
展示会・イベント企画業界
映像オペレーターは、展示会やイベント企画業界で映像演出を手がけ、会場の質を高める重要な役割を担います。
商品やサービスの魅力を最大限に引き出すためには、映像演出が大事なポイントです。映像オペレーターは、展示ブースの演出やプレゼンテーションの映像を流すタイミングなど、多くの業務を担当します。
映像演出で来場者にインパクトを与える映像オペレーターの仕事は、展示会やイベントの成功に直結するといえます。
ライブ・フェス業界
映像オペレーターのスキルや演出の知識は、ライブやフェスの現場でも重要な役割を果たします。
リアルタイムで映像を切り替えたり、特殊効果を駆使したりするなど、アーティストとともにステージをつくっているといっても過言ではありません。
また、大規模なフェスなどでは、複数のカメラを駆使して異なる角度からの映像を提供することで臨場感ある演出をおこなうため、非常に重要な役割といえるでしょう。
ホテル業界
映像オペレーターはホテル業界でも活躍しています。ホテルでは宴会や結婚式などのイベントが開催され、その際に映像オペレーターによる映像演出が必要です。
会場内のプロジェクターやLEDスクリーンを使用して、リアルタイムで映像を切り替えたり、特別な映像効果で会場を盛り上げたりする演出を行います。
企業によっては契約を結びホテルに映像オペレーターを常駐させることもあるほど、ホテル業界では非常に重要な職業といえるでしょう。
テレビ業界
映像オペレーターと聞いて多くの方が思い浮かべるのがテレビ業界でしょう。実際に、テレビ業界で映像オペレーターは重要なポジションです。テレビ番組の制作現場では、リアルタイムでの映像切り替えや特殊効果の操作を担当し、番組のクオリティを高めることが求められます。
また、技術の進歩に伴い、新しい映像技術を駆使することも必要です。競争が激しい業界ですが、その分やりがいも大きく、技術を磨くことでキャリアアップのチャンスが広がるでしょう。
映像オペレーターへの転職にオススメな求人サイト4選
映像オペレーターは、未経験や資格なしでも転職できることをお伝えしました。
ここでは、映像オペレーターへの転職にオススメな求人サイトを4つピックアップしまし、それぞれについて詳しく解説します。
- エン転職
- 求人ボックス
- エンゲージ
- Jobmarket
エン転職
エン転職はエン・ジャパンが運営する総合転職情報サイトで、映像オペレーターの求人情報が豊富に掲載されています。
ユーザーは、自分の希望する条件で求人企業の募集情報を検索して応募できます。すべての募集情報には「取材担当者のコメント」が付いており、企業研究に役立つ客観的な情報を得られるでしょう。
会員に登録することで、求人企業からのアプローチが受けられる「気になる求人リスト」や、面接対策に役立つ「面接対策レポート」など、転職に役立つ機能を利用できます。
*参考 エン転職
求人ボックス
求人ボックスは、株式会社カカクコムが運営する求人検索エンジンです。全国の正社員やアルバイトなど、さまざまな雇用形態の求人情報を一括で検索できるサービスを提供しています。
求人ボックスの特徴として、使いやすいデザインと多様な検索機能が挙げられます。ユーザーはエリアや職種、こだわり条件などで絞り込み検索をし、より希望に合った求人を選択可能です。
*参考 求人ボックス
エンゲージ
エンゲージはエン・ジャパンが提供する転職情報アプリで、社員やアルバイトの求人情報を幅広く提供しています。
AIを活用してユーザーの希望に合った求人を表示したり、企業からのオファーメールを受けとったりできるため、効率的な仕事探しが可能です。また、求人情報が毎日更新され、新着求人をタイムリーに提供されることも特徴です。
エンゲージの主な機能には、求人マップ機能や、希望条件に合致する新着求人の紹介機能などがあります。また、企業の口コミを閲覧できるため、企業の内情を把握しながら応募先を選べるでしょう。
*参考 エンゲージ
Jobmarket
Jobmarketは、音響・映像・マスコミ業界の求人情報に特化したサービスです。イベント&コンベンションビジネスを支えるトータルプランナーとして実績を残してきた企業で、これまでに培ってきた業界との密接な連携をもとに、仕事探しのサポートを行っています。
音響・映像・マスコミ業界に特化しており、映像オペレーターははじめ、動画編集や企画、プロデューサーなど多岐にわたる職種を紹介しています。
LINE公式アカウントも開設しており、今の仕事をしながら最新情報を受け取れるため、映像関連の業界への転職活動に最適なサービスといえるでしょう。
*参考 Jobmarket
イベント業界では映像オペレーターが求められている
映像オペレーターは、アフターコロナで盛り上がりをみせている展示会やイベント業界に求められています。商品をさらに魅力的にみせるための映像演出や、感動するような演出には映像オペレーターのスキルが欠かせません。映像オペレーターへの転職先として、展示会やイベント業界は非常にやりがいのある業界といえます。
展示会・イベント業界への案件や求人を探したい場合は、展示会・イベント業界の仕事探しに特化した「職人BASE」を活用しましょう。職人BASEは、展示会・イベント業界で活躍したい職人と、スキルがある職人を求める企業とをマッチングさせるプラットフォームで、映像オペレーターの案件や求人が多数掲載されています。
簡単に求人を検索できる機能性の高さをもち、最新の情報をキャッチできる公式LINEにも登録できるため、今の仕事を続けながら効率的に案件探しや転職活動ができます。映像オペレーターとして展示会・イベント業界で活躍したい方は、「職人BASE」を利用して、効率的に案件や求人探しをしてみてください。
*参考 職人BASE
まとめ|映像オペレーターに転職して活躍しよう
映像オペレーターの仕事内容や未経験でも転職できるかどうかや、向いている人の特徴など、映像オペレーターに関して詳しく解説しました。映像オペレーターは未経験でも転職が可能で、さまざまな業界で活躍できる将来性のある職業です。この記事を読んで、映像オペレーターへの第一歩を踏み出すキッカケにしてみてください。